切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ
数ある楽器の中でも一番身近にある楽器で、ピアノを弾ける方に会うと思わず憧れてしまう代表的な楽器の一つですよね。
切ない旋律の楽曲は聴いていて思わず世界に入り込んでしまいます。
今回の記事では「切なさ」をテーマとした人気のピアノ曲をご紹介します!
定番のクラシック曲はもちろん、映画やアニメにゲームなどのサウンドトラックで使われたピアノがメインの切なく美しい作品も含めたバラエティが豊かな内容となっていますから、切ないピアノ曲がお好きな方であれば要チェックです!
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切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ(1〜10)
いのちの名前「千と千尋の神隠し」より久石譲

透き通るようなピアノの音色と、どこか懐かしい旋律に心を奪われた方も多いはず!
スタジオジブリの名作映画『千と千尋の神隠し』のテーマソングは、失われた記憶や自分の本当の姿を探し求める、切なくも温かい物語を彷彿とさせますよね。
大切な何かを思い出し、自分の居場所を見つけるようなメッセージが、静かな感動とともに伝わってきます。
この楽曲は、2001年7月に木村弓さんの歌うシングルとして世に出て、映画の感動をより深いものにしました。
本作はもともとサウンドトラック収録のインスト曲が原型です。
静かで幻想的な調べは、作業や勉強に集中したい時にぴったり。
穏やかな音の波に身を委ねれば、心が落ち着き、思考がクリアになるのではないでしょうか。
高雅で感傷的なワルツ 第2ワルツ,Assez lent(十分に遅く)ト短調Maurice Ravel

心の奥深くを覗き込むような、内省的な雰囲気が魅力の作品で、モーリス・ラヴェルが手掛けた組曲『Valses nobles et sentimentales』に含まれています。
本作は1911年に、作曲者を伏せたままプライベートな演奏会で披露されたという逸話があります。
ゆったりと流れる時間の中に、感傷的でありながらも高貴な旋律が浮かび上がり、聴く人の心に静かに寄り添うかのようです。
伝統的なワルツのリズムに隠された、少々意外な響きが、言葉にならない複雑な感情を表現しているみたいですね。
繊細な音色の変化や、息の長いフレージングを学びたい方にぴったりな一曲。
神秘的な雰囲気を壊さないよう、一つ一つの音に想いを込めて、呼吸するように演奏するのがポイントです!
きみが呼ぶなまえ〜夢のつづき吉森信

人間とこの世ならざる「妖」との関係性を描き、原作の漫画作品はもちろんアニメ版も長きに渡って愛され続けている『夏目友人帳』は、作曲家の吉森信さんが手掛けるサウンドトラックもその郷愁を誘うメロディの美しさで高い評価を得ています。
『夏目友人帳』のアニメ版のサントラは全て吉森さんが手掛けたものであり、彼の音楽と作品は完全に一体化しているほどの調和を見せていますよね。
中でも作品のテーマ曲『きみが呼ぶなまえ~夢のつづき』は純然たるピアノ曲というわけではないのですが、ピアニストである吉森さんらしいピアノ主体の心が洗われるような美しく切ない旋律が特徴の名曲ですから、作品を知らないという方もぜひ聴いてみてほしいです!
切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ(11〜20)
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

日本を代表する偉大な作曲家の1人、坂本龍一さん。
YMOとして全国的な活動をした後、ソロとしていくつもの名曲を作ってきました。
そんな彼の一番の名曲といえば、こちらの『Merry Christmas Mr. Lawrence』ではないでしょうか?
日本では『戦場のメリークリスマス』として知られている作品ですね。
戦争映画の作品ということもあり、全体を通してシリアスで切ないメロディーに仕上げられています。
坂本龍一は現在、アンビエントミュージックやミニマルミュージックを中心にさまざまなジャンルに取り組まれています。
そちらの作品も非常にすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。
桜花抄天門

日本の作曲家、天門さんの手によるこの作品は、切なく美しい旋律が心に響く楽曲です。
新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』のサウンドトラックとして制作されました。
淡い初恋と、時間の経過による心の変化を繊細に表現しています。
桜の花びらが舞い散るように、儚く美しい青春の一瞬を音楽で描き出しています。
本作は、人と人との繋がりや、時間とともに変化していく関係性について深く考えさせられる曲です。
アニメや青春ドラマが好きな方、心に染みる切ないメロディーを求めている方におすすめです。
2007年に公開された本作は、多くの人々の心を捉え続けています。
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13『悲愴』第2楽章ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

あまりクラシック音楽に興味がないという前提で、ベートーヴェンはそういった方々であっても多くの人が知っているクラシック音楽家の代表的な存在ではないでしょうか。
誰もが一度は聴いたことがある作品を多く残している「楽聖」ことルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生み出したピアノソナタの中でも、『月光』や『熱情』と並び称されるのが本稿で紹介する『悲愴』です。
1798年から1799年にかけて作曲されたと言われており、発表当時から高い評価を得てベートーヴェンが作曲家としての地位を固めるきっかけとなった出世作でもあるのですね。
そんな『悲愴』の中でも特に有名な「第2楽章」は、テレビやCMなどでもアレンジを変えてBGMとしても頻繁に起用されています。
クラシックをモチーフとした大人気作品『のだめカンタービレ』で、最初に主人公ののだめが登場するシーンでも彼女が弾いていたのがこの『悲愴』でした。
他の楽章と比べるとタイトルからイメージされる悲しさは若干控えめで、穏やかでいてどこか切ない響きを心行くまで楽しめますよ。
メインのテーマから、がらりと雰囲気を変える中盤の展開も実に美しいですよね。
ロンド イ短調 K.511ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

『後宮からの誘拐』や『フィガロの結婚』といったオペラから『ジュピター』のようなオーケストラ、レクイエムに『クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581』など数え上げたらきりがないほどの音楽史に残る名作を世に送り出した偉大な作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
もちろんモーツァルトはピアノ曲という分野においても多くの名曲を生み出していますが、本稿で取り上げるのは1787年の3月、数カ月後にはあの名作『ドン・ジョヴァンニ』を書き上げることとなる重要な年に作曲された楽曲『ロンド イ短調 K.511』です。
他の著名な作品ほど有名ではないかもしれませんが、美しさ以上にメランコリックな旋律と響きは作者の感情がそのまま反映されているかのようで、聴いているだけで胸が締め付けられるような思いがしますね。