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切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ

数ある楽器の中でも一番身近にある楽器で、ピアノを弾ける方に会うと思わず憧れてしまう代表的な楽器の一つですよね。

切ない旋律の楽曲は聴いていて思わず世界に入り込んでしまいます。

今回の記事では「切なさ」をテーマとした人気のピアノ曲をご紹介します!

定番のクラシック曲はもちろん、映画やアニメにゲームなどのサウンドトラックで使われたピアノがメインの切なく美しい作品も含めたバラエティが豊かな内容となっていますから、切ないピアノ曲がお好きな方であれば要チェックです!

切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ(21〜40)

オルゴールCharles-Henry

シャルル・アンリ: オルゴール, Charles-Henry: La boîte à zizique / Piano: 白石 准,Jun Shiraishi@SEILER Piano
オルゴールCharles-Henry

オルゴールの繊細な音色をピアノで表現した心温まる一曲です。

まるで宝石箱を開けたかのような優雅な旋律は、聴く人の心に穏やかな安らぎを与えてくれます。

アルバム『Histoires Presque Vraies』に収録された本作は、機械的でありながらも人間味が溢れる音色が見事に表現されており、懐かしい思い出が詰まったオルゴールの世界へと誘ってくれます。

優しい音色とシンプルな構成は、日々の喧騒から離れて心を癒やしたい方や、穏やかなひとときを過ごしたい方におすすめです。

また、ピアノ演奏に挑戦してみたい方にとっても、取り組みがしやすい曲になっています。

野ばらに寄す 作品51−1(森のスケッチ)Edward MacDowell

野ばらに寄す – 森のスケッチ(マクダウェル)To a Wild Rose – Woodland Sketches – MacDowell
野ばらに寄す 作品51−1(森のスケッチ)Edward MacDowell

アメリカを代表するロマン主義音楽の作曲家の作品です。

春の野原に咲く一輪の野ばらをイメージさせる、シンプルで美しい旋律が特徴的。

わずか1分30秒ほどの短い曲ですが、その中に込められた情感は深く、聴く人の心に静かな感動を与えます。

1896年に作曲されたこの曲は、ニューハンプシャー州の自然からインスピレーションを得たとされています。

フルートやオーボエなどさまざまな楽器で編曲されており、結婚式やリラックスした場面でも演奏されることが多い曲です。

クラシック音楽に興味があるけれど難しそうと感じている方にもおすすめの1曲。

ゆったりとした気分で聴いてみてはいかがでしょうか。

YELLいきものがかり

【ストリートピアノ】「YELL/いきものがかり」を弾いてみた byよみぃ
YELLいきものがかり

ピアノのイントロから始まるポップナンバーながら、何度も聴きたくなるような切ない印象が残る楽曲です。

自分という存在を探し求めながら、時に不安や迷いを感じつつも、前を向いて進もうとする少年少女の心情を優しく描写しています。

2009年9月にリリースされ、NHK全国学校音楽コンクール中学校部門の課題曲として広く親しまれました。

本作は、サヨナラという言葉に別れの悲しみだけでなく、新たな一歩を踏み出す勇気や希望を見出そうとするメッセージが込められています。

みずみずしい感性と温かな励ましの言葉に包まれた楽曲は、夢や目標に向かって頑張る全ての人の背中を、そっと押してくれることでしょう。

ファイナルファンタジーⅩ「ザナルカンドにて」(Piano collections ver.)植松伸夫

美しい旋律が印象的な切ないメロディーは、耳に心地よく響きながらも深い余韻を残します。

物語の舞台となる架空の都市を象徴する本作は、主人公の故郷への思いや、運命に翻弄されるキャラクターたちの葛藤が繊細に表現されています。

2004年7月にリリースされたアルバム『Piano Collections FINAL FANTASY X』に収録され、ピアノならではの表現力で物語性が一層引き立てられました。

本作はゲーム音楽の枠を超えて多くの場面で演奏される人気曲となり、その普遍的な魅力で聴く人の心を魅了し続けています。

ピアノを始めたばかりの方でも、美しいメロディーラインを丁寧に練習することで、深い感動を表現できる1曲です。

切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ(41〜60)

The Sacrificeマイケル・ナイマン

ピアノをテーマとした映画は多く存在しますが、1993年に公開された映画『ピアノレッスン』はまさに恋愛映画にしてピアノ映画でもある名作中の名作ですよね。

劇中で主演のホリー・ハンターさんが実際にピアノを弾くシーンを鮮明に覚えている、という方も多いでしょう。

そんな名作映画の音楽を手掛けたマイケル・ナイマンさんのサウンドトラックは高い評価を得て世界中で大ヒットを記録しましたが、その中でも今回紹介するのは作品のテーマ曲で『楽しみを希う心』という邦題でも知られる『The Heart Asks Pleasure First』をベースとした『The Sacrifice』です。

この2曲は混同されがちなのですが、個人的には後者のほうがより切なさが増していると感じますね。

どちらも聞き比べてみることをおすすめします!

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」クロード・ドビュッシー

高音質【Clair de lune−Debussy】ドビュッシー-月の光/CANACANA
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」クロード・ドビュッシー

19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーが1890年頃に作曲したと言われている作品『ベルガマスク組曲』の中でも特に有名で、多くのピアニストが好んで取り上げることでも知られているのが第3曲『月の光』です。

作品を知らない方でも、実際に曲を聴いていただければこの『月の光』が今回の記事で取り上げるには最適解の1つといっても過言ではないほどの切なさと美しさを兼ね備えた作品であることはすぐに分かるはず。

中盤のドラマチックに展開していく部分を除けば、ほぼピアニッシモで紡がれる静謐で、まさに月の光のような神秘性を持った旋律は聴くだけで涙がこぼれそうなほどに切ない曲です。

また、1940年公開のディズニー映画『ファンタジア』でこちらの『月の光』が使用される予定だったそうなのですが、製作段階でカットされたのだとか。

後に特典映像で『月の光』を使った映像も日の目を見ることとなりましたから、興味のある方はぜひチェックしてみてください。