【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。
これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。
本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。
ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。
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もくじ
- 【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
- こどものピアノ曲 エチュードアレグロ中田喜直
- ソナチネ 第12番 第1楽章Muzio Clementi
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin
- 決戦-ファイナルファンタジーX Piano collectionsより植松伸夫
- タランテラ Op.77-6Moritz Moszkowski
- ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi
- インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach
- 闘う者たち植松伸夫
- 乙女の祈りTekla Bądarzewska-Baranowska
- おどりとうたと中田喜直
- 木馬Aram Khachaturian
- ピアノ・ソナタ第20番 ト長調Ludwig van Beethoven
- トルコ風ロンドJohann Burgmüller
- ソナチネ 第9番 第1楽章Muzio Clementi
- ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart
- ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky
- ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫
- 演奏会用練習曲中田喜直
- 子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲「エチュード」Aram Khachaturian
- ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart
- 2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy
- 『蝶々』作品2 第10曲「仮面を脱ぐ」Robert Schumann
- 『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- 4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky
- エチュード「30の子供の小品 Op.27」第3番Dmitri Kabalevsky
- 組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré
- 子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy
- シンフォニア No.1ハ長調J.S.Bach
- 華やかなワルツGlenda Austin
- ワルツ エチュードWilliam Gillock
- 版画 第3曲「雨の庭」Claude Debussy
- 練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin
- 2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms
- 5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5曲「樅の木」Jean Sibelius
- ワルツ 第6番 Op.64-1「小犬のワルツ」Frederic Chopin
- ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:52 第1楽章Franz Joseph Haydn
- ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1Frederic Chopin
- 幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann
- 幻想的小品集 Op.3 第1曲「悲歌(エレジー)」Sergei Rachmaninov
- 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin
- コンソレーション(慰め)第3番Franz Liszt
- 無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌Felix Mendelssohn
- フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- ホルベルク組曲 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg
- 抒情小曲集 第8集 Op.65 第6曲トロールハウゲンの婚礼の日Edvard Grieg
- 抒情小曲集 第8集 Op.65 第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」Edvard Hagerup Grieg
- 水の戯れMaurice Ravel
- ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin
- ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann
- ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy
- 6つの小品 Op.51 第6曲「感傷的なワルツ」Pyotr Tchaikovsky
- 即興曲 Op.90-4Franz Schubert
- 幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rakhmaninov
- 即興曲 Op.90-2Franz Schubert
- ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms
- ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven
- シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré
- ピアノソナタ 第16番 イ短調 Op.42 D845 第1楽章Franz Schubert
- 2つのラプソディー Op.79 第2番Johannes Brahms
- 即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc
- 幻想曲「さくらさくら」平井康三郎
- 前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rakhmaninov
- 8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák
- アラベスクハ長調作品18Robert Schumann
- ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」Frederic Chopin
- ワルツ Op.83-1Auguste Durand
- I am(『報道ステーション』テーマ曲)森田真奈美
- ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin
- 幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔Robert Schumann
- ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy
- ルーマニア民俗舞曲 Sz.56Bartók Béla
- トッカータAram Khachaturian
- 2つのアラベスク 第1番Claude Debussy
- 即興曲 第1番 変イ長調 Op.29Frederic Chopin
- 組曲「仮面舞踏会」第1曲「ワルツ」Aram Khachaturian
- 18の性格的な練習曲 Op.109 第13番「大雷雨」Johann Burgmüller
- 愛の夢 第3番Franz Liszt
- 即興曲Op.90-3Franz Schubert
- ワルツ 第2番(セカンドワルツ)Dmitri Shostakovich
- ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章Ludwig van Beethoven
- ベルガマスク組曲 第3曲 月の光Claude Debussy
【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜60)
幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rakhmaninov

1890年代に大活躍したロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
こちらの『幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」』はラフマニノフの作品のなかでも、特に有名な作品です。
この楽曲の難易度は中級のなかでも上位のレベルといったところなのですが、人によっては上級に相当する難易度になることも。
ラフマニノフは非常に手が大きく、この作品も余裕を持って10度を演奏できなければなりません。
鐘の音をピアノで表現するところも難しいのですが、とにかくオクターブが多く難しい作品なので、ピアノに詳しい人にとっては大いに聴き映えする楽曲と言えるでしょう。
即興曲 Op.90-2Franz Schubert

フランツ・シューベルトの魅力あふれる作品の一つが『即興曲 Op.90-2』。
3連符の流れるような音階が印象的な、美しい旋律の曲です。
長調と短調の対比がドラマチックで、聴き手の心をひきつけます。
1827年に作曲されたこの曲は、優雅さと表現力を兼ね備えた発表会の舞台で輝く1曲。
テクニックの向上を実感できる曲なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。
中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。
ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲ですね。
本作の難易度はツェルニーで言うところの40~50番あたりでしょうか。
前後が難しいと言われる本作ですが、中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりもディティールに注意を払わなければいけません。
ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの初期の代表作として知られる『ピアノソナタ 第8番 悲愴』。
なかでも第2楽章は、ベートーヴェンが書いたメロディのうちでもっとも美しいといわれ、多くの映画やドラマの挿入曲として使用されています。
1797年から1798年頃に作曲された本作は、シンプルなメロディで音域もそれほど広くありませんが、それ以外のパートの音に厚みがあるため、バランスを注意深く聴きながら演奏しないとメロディラインが埋もれてしまいがち。
聴く者の心を温かく包み込んでくれるゆったりと流れる優雅なメロディと、それを支える重厚な和音を意識しながら、穏やかに演奏してみましょう。
シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレが1893年に作曲した、短く優美な作品。
もともとは劇場用のオーケストラ曲として書かれましたが、後にチェロとピアノ用に編曲されています。
シシリアーナと呼ばれるダンス形式に基づいて作曲された本作は、緩やかで流れるような美しいメロディが特徴的。
優雅な雰囲気を大切に、音のない瞬間も意識しながら演奏することで、舞台映えする繊細さと情感の深さを兼ね備えた演奏に仕上がるでしょう。
ピアノソナタ 第16番 イ短調 Op.42 D845 第1楽章Franz Schubert

ロマン派音楽の巨匠、フランツ・シューベルトが生前に出版した数少ないソナタの一つとして知られるピアノ曲。
不安定なハーモニーと大胆な転調が特徴で、シューベルト特有の「変容する悲しみ」を表現しています。
陰鬱で感情豊かな旋律が印象的な第1楽章は、ソナタ形式で構成され、イ短調の力強くも哀感に満ちたテーマが展開されます。
「問いと答え」の形式で、音楽的な対話を創り出している冒頭の主題も印象的。
複雑な感情表現と緊張感が魅力の本作は、ピアノの技術を磨きたい方にピッタリの1曲です。