【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。
これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。
本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。
ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。
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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(21〜30)
2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy

柔らかな三連符の旋律が優美に奏でられ、緩やかな流れの中で印象的な和音の響きが織りなす美しい楽曲です。
右手と左手が織りなすポリリズムが躍動感を演出し、中間部では幻想的な雰囲気に包まれます。
1888年に作曲されたこの楽曲は、軽やかなリズムと抒情性が見事に調和しており、演奏技術の向上を目指す方に格好の一曲となっています。
アンダンティーノ・コン・モートのテンポ指定による自然な流れは、発表会で聴衆を魅了することでしょう。
やや複雑な和音進行や両手の独立した動きがありますが、丁寧な練習で確実に弾きこなせる難易度となっています。
ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
幻想即興曲Frederic Chopin

嵐のような情熱的なパッセージから一転、夢見るように甘く美しいメロディが印象的な、フレデリック・ショパンの作品です。
このドラマティックな展開は、大人びた世界観に憧れる小学生や中学生のお子さんの心に響くはず!
1834年頃に作曲された本作は、中間部の甘美な旋律が映画『Impromptu』で主要なテーマとして扱われたことでも知られています。
右手と左手で異なるリズムを同時に奏でる部分は練習が必要ですが、弾きこなせた時の達成感は格別。
表現力を豊かにして、ワンランク上の演奏を目指したいお子さんにとって挑戦しがいのある一曲です。
発表会で情感を豊かに演奏できれば、聴衆の心をつかむことができるでしょう。
スラブ舞曲 第8番Antonin Dvořák

ピアノ発表会でクラシック音楽によるピアノ連弾曲をお探しではありませんか。
ピアノ連弾曲として作曲されたアントニン・ドヴォルザーク作曲の「スラブ舞曲 第8番 Op46-8」はおすすめです。
非常に熱情的なイントロから疾走感がある華やかな舞曲のメロディは聴いた人を虜にします。
二人の息が合わないと崩壊しそうで、互いに落ちないように練習が必要です。
目まぐるしく展開していくので、遅れないようにテンポは守って弾きましょう。
こういう曲は早くなりがちで、二人で煽り合いにならないように注意。
本曲は管弦楽版もありますが、原曲はピアノ連弾として書かれているため、ピアノ連弾オリジナル作品の演奏したい、探している方におすすめのクラシック音楽です。
版画 第3曲「雨の庭」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、印象派音楽の特徴がよく表れた曲として知られる1曲。
雨の降る庭園の情景を、透明感のある音色で描き出しています。
フランスの民謡を巧みに取り入れつつ、クロマチックや全音階を駆使した独特の和声進行が印象的。
1904年1月、パリで初演された際には、ピアニストのリカルド・ビニェスの演奏が絶賛を浴びたそうです。
ドビュッシーの音楽世界に触れてみたい方や、繊細なタッチと豊かな表現力を磨きたい方にピッタリの作品といえるでしょう。
ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart

古典派時代の天才が遺した優雅な旋律とリズムが心に染み入る作品です。
3つの楽章で構成され、1783年に作曲された本作は、爽やかなヘ長調の響きと緩やかな変奏が印象的です。
親しみやすい主題と洗練された対位法が織りなす美しい音楽は、聴く人の心を癒やしてくれることでしょう。
映画『不滅の恋/ベートーヴェン』でも使用された第2楽章は、繊細な装飾音と情感が豊かな旋律が特徴的。
モーツァルトらしい明るく軽やかな表現力と技巧的な面白さを兼ね備えた本作は、ピアノ演奏を楽しむ全ての人におすすめの1曲です。
組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

幼い少女への贈り物として生まれた魅力的なピアノ連弾曲です。
1894年6月に愛らしい2歳の誕生日を祝って作られた本作は、ワルツ風のリズムが心地よく、活発で生き生きとした雰囲気に満ちています。
跳ねるような明るい旋律は、子供たちの無邪気な遊び声や笑顔を思い起こさせ、聴く人の心を温かな気持ちで包み込みます。
フランス音楽ならではの優美さと繊細さを備えながらも、技巧的な難しさは抑えられており、ピアノを学ぶ方々にぴったりの作品です。
家族や友人と連弾を楽しみたい方、温かみのある音楽を演奏したい方におすすめの1曲となっています。
2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの名作『2つのラプソディー Op.79 第1番』。
中高生が出場するピアノ発表会では頻繁に耳にする楽曲ですね。
全体の難易度としては上級に相当しますが、意外にも指返しが少なく、手のポジションも安定しているので弾きやすい印象を覚えるかもしれません。
確かにそれに間違いはないのですが、展開が進むにつれ1音に対してクレシェンドとデクレシェンドが書かれていたりと基礎的なピアノの演奏技術が問われる傾向にあります。