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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

もくじ

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜60)

水の戯れMaurice Ravel

辻井伸行 / ラヴェル:水の戯れ
水の戯れMaurice Ravel

フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルがパリ音楽院在学中の1901年に完成させた『水の戯れ』。

師匠であったガブリエル・フォーレに献呈されたことでも知られる本作は、ラヴェルの代表曲『亡き女王のためのパヴァーヌ』とともに、1902年に初演されました。

当時はその複雑な響きが「不協和音」と酷評されることもありましたが、現在では水の粒がきらめくような美しいメロディで多くの人を魅了しています。

繊細な作品が好きな方や、ラヴェルの不思議な世界観を体感したい方にピッタリの1曲です。

ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

美しい旋律に心洗われるフレデリック・ショパンの名曲『ノクターン 第2番 Op.9-2』。

緩やかなリズムと緻密に計算されたメロディの変化が魅力的な、表現力を磨いてさらなるステップアップをはかりたいピアノ中級者の方にオススメの作品です。

メロディや表情の変化を際立たせるには、左手の伴奏を穏やかに演奏することが大切。

左右のバランスに気を配りながらも、機械的な音楽にならないよう、やわらかく温かい雰囲気の演奏に仕上げましょう!

ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann

シューマン/ ウィーンの謝肉祭の道化 第1楽章 アレグロ /菅佐知子 Schumann, Faschingsschwank aus Wien Op.26-1 /Sachiko Suga
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann

19世紀ドイツのロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1839年にウィーンで作曲した、ピアノのための独奏曲『ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26』。

全5楽章からなるこの作品の第1曲『アレグロ』は、革新的なリズムと意外性のあるメロディが魅力的です。

ウィーンの謝肉祭の賑わいや華やかさを、シューマンならではの詩的な表現で描き出しているんですよ。

テクニックと感情表現の幅が試されるこの曲は、発表会でも聴き映えすること間違いなし!

ピアノの音色で謝肉祭の雰囲気を表現してみたい方にピッタリの1曲です。

ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy

パスピエ(ドビュッシー)Debussy – Passepied – Suite Bergamasque – pianomaedaful
ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy

日本でも人気の作曲家、クロード・ドビュッシー。

多くの名作を生み出してきた彼の作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」』。

難易度としてはツェルニーの40番が演奏できる方であれば問題なく演奏できるといったところでしょうか。

本作はスタッカートを刻みながら軽快に演奏していかなければならないため、ミスタッチがはもちろんのこと、リズムの乱れも厳禁です。

マイナーな作品ですが、技術を見せつけるには『メヌエット』よりも適任だと思います。

6つの小品 Op.51 第6曲「感傷的なワルツ」Pyotr Tchaikovsky

クラシック音楽の巨匠、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲した、6曲からなるピアノ小品集『6つの小品 Op.51』の第6曲。

感傷的なワルツという名にふさわしい、切ないメロディが特徴的です。

ゆったりとしたテンポで始まり、中間部では楽しげなフレーズも登場。

表現力豊かな演奏が求められる1曲です。

左手の跳躍は、和音をしっかりつかめるよう丁寧に練習しましょう。

チャイコフスキーの繊細な感情表現が随所に感じられる名作を、発表会の舞台で披露してみてはいかがでしょうか。

即興曲 Op.90-4Franz Schubert

即興曲 変イ長調 作品90−4(シューベルト)Schubert – Impromptu in A flat major, Op. 90 No. 4 – pianomaedful
即興曲 Op.90-4Franz Schubert

優雅な旋律と情感豊かなハーモニーが魅力の、フランツ・シューベルトの即興曲。

1827年に作曲されたこの作品は、シューベルトの円熟期を象徴する名曲として知られています。

アルペジオから始まり、中間部では調性が変化していくなど、聴き手を幻想的な音楽の旅へと誘います。

はかなくも力強い旋律が、演奏者の表現力をさらに引き上げてくれるでしょう。

ピアノの技術を磨きたい方にもオススメの1曲です。