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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(51〜60)

ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart

古典派時代の天才が遺した優雅な旋律とリズムが心に染み入る作品です。

3つの楽章で構成され、1783年に作曲された本作は、爽やかなヘ長調の響きと緩やかな変奏が印象的です。

親しみやすい主題と洗練された対位法が織りなす美しい音楽は、聴く人の心を癒やしてくれることでしょう。

映画『不滅の恋/ベートーヴェン』でも使用された第2楽章は、繊細な装飾音と情感が豊かな旋律が特徴的。

モーツァルトらしい明るく軽やかな表現力と技巧的な面白さを兼ね備えた本作は、ピアノ演奏を楽しむ全ての人におすすめの1曲です。

18の性格的な練習曲 Op.109 第13番「大雷雨」Johann Burgmüller

【ピアノ発表会おすすめ】大雷雨 ♫ ブルグミュラー / Orage, Burgmuller
18の性格的な練習曲 Op.109 第13番「大雷雨」Johann Burgmüller

『18の性格的な練習曲 Op.109』の1曲として知られる本作。

ヨハン・ブルクミュラーが描く嵐の情景が聴き手の心を捉えます。

ニ短調で書かれたこの曲は、大荒れの様子から始まり、次第に強まる風と雨、14小節目で光る稲妻など、自然のドラマを音で表現。

拍頭の16分休符や雷鳴を表すオクターヴのトレモロなど、技術的な要素も満載です。

1874年にパリで亡くなったブルクミュラーの遺した名曲を、ぜひ発表会の舞台で。

聴く人の心に強烈な印象を残すこと間違いなしですよ。

前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rakhmaninov

セルゲイ・ラフマニノフさんが1903年に発表した『10の前奏曲』のなかの1曲。

1901年に作曲されたこの曲は、「プレリュード・マーチ」という愛称でも親しまれています。

ロシアの民族的な情緒にあふれる濃厚な作品で、行進曲風のテンポで始まり、次第に雄々しさを増していきます。

中間部では、ラフマニノフ特有のロマンチックな旋律が特徴的。

技術的には、大きな和音や広範囲のアルペジオ、急速なオクターブ連打などが含まれるため、手の小さなピアニストにとっては難しい作品とされています。

6つの小品 Op.51 第6曲「感傷的なワルツ」Pyotr Tchaikovsky

クラシック音楽の巨匠、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲した、6曲からなるピアノ小品集『6つの小品 Op.51』の第6曲。

感傷的なワルツという名にふさわしい、切ないメロディが特徴的です。

ゆったりとしたテンポで始まり、中間部では楽しげなフレーズも登場。

表現力豊かな演奏が求められる1曲です。

左手の跳躍は、和音をしっかりつかめるよう丁寧に練習しましょう。

チャイコフスキーの繊細な感情表現が随所に感じられる名作を、発表会の舞台で披露してみてはいかがでしょうか。

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(61〜70)

幻想即興曲Frederic Chopin

幻想即興曲 ショパン 13歳発表会 Chopin Fantaisie Impromptu
幻想即興曲Frederic Chopin

嵐のような情熱的なパッセージから一転、夢見るように甘く美しいメロディが印象的な、フレデリック・ショパンの作品です。

このドラマティックな展開は、大人びた世界観に憧れる小学生や中学生のお子さんの心に響くはず!

1834年頃に作曲された本作は、中間部の甘美な旋律が映画『Impromptu』で主要なテーマとして扱われたことでも知られています。

右手と左手で異なるリズムを同時に奏でる部分は練習が必要ですが、弾きこなせた時の達成感は格別。

表現力を豊かにして、ワンランク上の演奏を目指したいお子さんにとって挑戦しがいのある一曲です。

発表会で情感を豊かに演奏できれば、聴衆の心をつかむことができるでしょう。

『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。

1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。

軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。

音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。

ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。

物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。

トッカータAram Khachaturian

Mariam Kharatyan: Toccata by Khachaturian in Grieg Competition 2016
トッカータAram Khachaturian

アラム・ハチャトゥリアンは、『剣の舞』や『ガイーヌ』でおなじみのアルメニア出身の作曲家です。

1932年、モスクワ音楽院在学中に書かれた本作は、アルメニア民謡のリズムや現代音楽の技法を盛り込んだ躍動的な楽曲。

パワフルでありながら繊細さも兼ね備えたダイナミックな楽曲は、チャレンジ心を刺激し、ピアノへの意欲をかき立ててくれるはずです。

力強い指の動きと柔軟な手首を駆使して、独自の音楽表現を追求してみてはいかがでしょうか。