【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。
これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。
本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。
ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。
【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(31〜40)
5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5曲「樅の木」Jean Sibelius

フィンランドが誇る国民的作曲家ジャン・シベリウスさんの作品。
北欧の自然を連想させる静ひつな美しさが魅力です。
1914年に作曲された本作は、樹木をテーマにした5曲からなる組曲の最後を飾ります。
繊細なタッチで奏でられるメロディは、まるで雪景色のなかにたたずむ樅の木の姿を描き出すよう。
ピアノを習う大人の方からも人気が高く、発表会やコンサートのアンコール曲としてもよく取り上げられます。
1音1音を丁寧に演奏しながら、北欧の大自然に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
さりげない前奏曲吉松隆

ピアノ独奏曲集『プレイアデス舞曲集 III Op.35』の第1曲として、1988年当時に書かれた楽曲です。
本作は、およそ1分半というごく短い時間のなかに、透明感のある響きや軽快なリズム、そしてどこか影のある叙情が見事に凝縮されています。
大げさな自己主張をせず、場に静かに空気をなじませるような、題名どおりの控えめな美しさが魅力です。
テンポ感や和声が親しみやすく、現代作品ならではの洗練された雰囲気を楽しみながら演奏できます。
難解すぎず、かつ詩的な余韻を残せるため、ちょっとしたコンサートや人前での演奏の導入にぴったりの1曲です。
お菓子の世界 第3曲「柿の種」湯山昭

日本の身近なお菓子を題材にした、和の響きがかっこいい名作をご紹介します。
1974年5月に発売されたピアノ曲集『お菓子の世界【改訂版】』に収録されている第3曲です。
この楽曲は、誰もが知る定番のお菓子のイメージを、和の感触を帯びた色彩豊かなピアノ音楽へと見事に昇華しています。
短いフレーズの中にもポリリズムを含む鋭いリズム感覚が光り、どこか乾いた軽妙さと香ばしさを感じさせるのが本作の魅力ではないでしょうか。
アクセントを効かせた小粋な演奏は、発表会でもキラリと個性を放ちます。
洋風の曲ばかりになりがちなステージで、日本的な響きをかっこよく表現したい方にぜひ挑戦していただきたい1曲です。
目覚めのボサノバ物部一郎

爽やかな朝の空気を感じさせるボサノバのリズムが心地よい1曲です。
2021年6月に発売されたアルバム『白黒クジャクと思い出の歌』に収められており、楽譜と連動したタイアップCDも同時に展開されたことで注目を集めました。
この楽曲の魅力は、なんといっても軽やかなシンコペーションと揺れ動くようなリズム感です。
静かに体を起こしていくような躍動感が美しく表現されており、教育目的でありながら非常に洗練された響きを楽しめます。
クラシックの枠を超えて、少しおしゃれな和音やリズムに挑戦してみたい方へおすすめの作品といえるでしょう。
本作は発表会などのステージでも、軽快なメロディーで聴き手の心をぐっとひきつけることができますよ。
【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜50)
ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ発表会の定番曲、そしてヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ曲の中でも人気の高い作品として知られている『トルコ行進曲』。
もとは『ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331』の第3楽章ですが、演奏会や発表会ではソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い名曲です。
おなじみのメロディが変奏曲のようにアレンジされ、後半になるにつれて難易度が上がっていきます。
途中で軽やかさや勢いを失わず最後まで弾けるよう、細かいテクニックの練習を丁寧に行いながら仕上げていきましょう。
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

「きらきら星なんて簡単すぎない!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、侮るなかれ!
確かにシンプルなメロディと最低限の左手を合わせたアレンジは、ピアノ初級者の教則本に必ずといっていいほど掲載されていますが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの変奏曲、通称『きらきら星変奏曲』には、中級者にとっても難儀なテクニックが詰め込まれたレベルの高い作品なのです!
親しみのあるメロディが、高度なテクニックや表現力を有するアレンジに変化していく様子を楽しみながら演奏してみてくださいね!
ワルツ Op.83-1Auguste Durand

冒頭のアルペジオがインパクト大!
オーギュスト・デュランの『ワルツ Op.83-1』は、華やかな曲調でまさに発表会映えする作品です。
優雅さと軽快さ、力強さを兼ね備えたメロディと心地よいリズムは、弾いている本人はもちろん、聴いている観客をも明るい気分にさせてくれます。
弾むような3拍子のワルツのリズムを際立たせながら、右手の音の粒を立たせてクリアに演奏するのがポイント!
音がにごらないよう、ペダルを効果的に細かく使いながら演奏してみてくださいね。
ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy

日本でも人気の作曲家、クロード・ドビュッシー。
多くの名作を生み出してきた彼の作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」』。
難易度としてはツェルニーの40番が演奏できる方であれば問題なく演奏できるといったところでしょうか。
本作はスタッカートを刻みながら軽快に演奏していかなければならないため、ミスタッチがはもちろんのこと、リズムの乱れも厳禁です。
マイナーな作品ですが、技術を見せつけるには『メヌエット』よりも適任だと思います。
子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」2人のおかしなおばさんが、けんかをしましたAram Khachaturian

物語の始まりのようなタイトルからしてインパクト大!
アラム・ハチャトゥリアンの小品集『子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」』のなかに収録された楽曲です。
国内では1986年1月に全音版として発売された楽譜などでおなじみですね。
約1分20秒という短い時間のなかに、会話の応酬や感情のぶつかり合い、どこか滑稽な身振りがぎゅっと詰め込まれています。
スタッカートやアクセントを活かして、登場人物のセリフや動きを想像しながら演奏すると、よりいっそう魅力が引き立ちます。
少しユーモラスで劇的な表現を楽しみたい方に、ぜひおすすめしたいすてきな作品です。



