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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

もくじ

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(1〜20)

トルコ風ロンドJohann Burgmüller

【ピアノ発表会おすすめ】トルコ風ロンド ♫ ブルグミュラー / Rondo alla Turca, Burgmuller
トルコ風ロンドJohann Burgmüller

イ短調からイ長調への転調を伴う華やかでリズミカルな曲調が特徴的な本作は、軽快なスタッカートと流れるような16分音符のフレーズが印象的です。

異国情緒があふれる旋律とリズムに、アウフタクトを意識した自然な流れと躍動感が加わり、聴衆を魅了します。

アレグレットのテンポ指定で、全体的に活気がある表現が求められ、スタッカートとレガートの対比を明確にすることでキャラクターがより際立ちます。

滑らかな演奏技術と表現力を磨きたい方におすすめの一曲です。

リズム感や指の独立性を養いながら、多彩な音楽スタイルへの理解も深められます。

発表会やコンクールでも人気があり、技術と表現力をアピールできる絶好の機会となるでしょう。

ソナチネ 第9番 第1楽章Muzio Clementi

ソナチネ 第9番 第1楽章 / クレメンティ / ピアノ / Sonatine No.9 Mov.1 Op.36-3 / Clementi / CANACANA
ソナチネ 第9番 第1楽章Muzio Clementi

ムツィオ・クレメンティの軽快でキャッチーなピアノ曲をご紹介します。

1797年に発表されたこの曲は、明るく躍動感があふれるメロディーが特徴的。

リズミカルなテーマが展開され、聴く人を楽しい気分にさせてくれます。

ソナタ形式で書かれた本作は、初心者から中級者まで幅広い層の方におすすめ。

和音の進行も穏やかで、耳に心地よい響きを奏でます。

ピアノ学習者の方はもちろん、クラシック音楽入門にぴったりの1曲です。

発表会で演奏すれば、きっと聴衆を魅了することでしょう。

ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart

初級から中級への移行期に多くのピアノ学習者が学ぶ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545』。

発表会でも人気のこちらの曲は、素朴なメロディとわかりやすい構成で、初心者の方でも取り組みやすい作品の一つです。

途中で左手の伴奏が16分音符になるあたりから、どうしてもテンポが落ちてしまいがち。

1音1音クリアに弾けるよう、指練習などを取り入れながら歯切れがよく演奏しましょう!

ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky

【ピアノ発表会おすすめ】ソナチネOp.13-1 第1楽章 ♫ カバレフスキー / Sonatine op.13-1 mov.1, Kabalevsky
ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky

多くの優れた子供向けピアノ作品を作曲したことで知られる、ロシアの作曲家兼ピアニスト、ドミトリー・カバレフスキーさん。

なかでも『ソナチネ Op.13-1』は発表会などで演奏される機会の多い作品で、コロコロと表情を変える楽しげな曲調が、多くの子供たちの心をつかんでいます。

華やかな和音から始まる第1楽章は、変化に富んだインパクトの強い楽曲です。

歯切れのよい冒頭と、なんともいえない緩い雰囲気の中間部、再び快活さを取り戻す再現部を弾き分け、メリハリのある演奏に仕上げましょう。

ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」NEW!植松伸夫

親しみやすい中にも荘厳さを秘めた傑作ラストバトルテーマのピアノアレンジが、圧巻のクオリティで蘇ります。

ゲームのCG制作技術で制作された映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のセフィロス戦でも使用された本作は、クラシックとロックを融合させた斬新な曲調で、合唱とオーケストラの壮大なサウンドをピアノ一台で表現することに成功。

1997年に世に出た原曲の雰囲気を損なうこともなく、むしろピアノならではの繊細さと力強さを加えた素晴らしいアレンジとなっています。

演奏は決して容易ではありませんが、ダイナミックな表現力と華麗なテクニックを存分に披露できる楽曲です。

発表会でかっこよく弾きたい男の子はもちろん、技術を活かした見せ場を作りたい上手な演奏者にぴったりの一曲といえます。

演奏会用練習曲中田喜直

クラコン全国大会第5位 三宅唯月 中田喜直「演奏会用練習曲」
演奏会用練習曲中田喜直

中田喜直さんの楽曲『演奏会用練習曲』は、心を揺さぶる美しいメロディと和音が魅力的な作品です。

この曲は、手の小さな小学校低学年の子供たちでも弾きやすいように工夫されていますが、基本的なピアノのテクニックに加え、音楽への深い理解と表現力をもって演奏することがポイントです。

技術的な難しさのみにとらわれず、曲の途中で変わるハーモニーの美しさやメロディの歌心を味わいながら演奏できるよう、楽譜を細かく読み解きながら練習に取り組みましょう。