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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

もくじ

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(61〜80)

ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」Frederic Chopin

華麗な旋律が印象的なワルツ。

ショパンが1833年に作曲したこの曲は、彼のワルツ作品のなかでも人気が高く、発表会でもよく取り上げられています。

ショパンらしい優雅さと華やかさを併せ持つ曲調は、まさに女性の繊細な感性にピッタリ。

ファンファーレのような序奏から始まり、華麗な主題が展開していく構成は、聴く人の心をつかんで離しません。

技術面では、美しい音色を出すことにこだわって練習を重ねることで、より魅力的な演奏に仕上がるでしょう。

ワルツ Op.83-1Auguste Durand

ワルツ 第1番 : デュラン作曲/Valse Op.83-1 : Durand
ワルツ Op.83-1Auguste Durand

冒頭のアルペジオがインパクト大!

オーギュスト・デュランの『ワルツ Op.83-1』は、華やかな曲調でまさに発表会映えする作品です。

優雅さと軽快さ、力強さを兼ね備えたメロディと心地よいリズムは、弾いている本人はもちろん、聴いている観客をも明るい気分にさせてくれます。

弾むような3拍子のワルツのリズムを際立たせながら、右手の音の粒を立たせてクリアに演奏するのがポイント!

音がにごらないよう、ペダルを効果的に細かく使いながら演奏してみてくださいね。

I am(『報道ステーション』テーマ曲)森田真奈美

【ピアノ】報道ステーションOP/I am/楽譜あり/弾いてみた/Manami Morita/Piano/CANACANA
I am(『報道ステーション』テーマ曲)森田真奈美

日本人なら誰でも一度は耳にするであろう名曲『I am』。

有名なニュース番組『報道ステーション』のテーマソングとして知られている楽曲ですね。

そんな本作の難易度は、中級のなかでも上位のレベルで、ツェルニーでは50番から60番あたりといったところでしょうか。

ジャンルとしてはジャズで、難所は序盤の激しい高音部のパッセージ。

クラシックではなかなか味わえない、ジャズ特有の難しさがある作品なので、繰り返しの練習は必要です。

ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin

ノクターン第20番「遺作」嬰ハ短調 – ショパン – Chopin:Nocturne in C-sharp minor(No.20) – クラシックピアノ- CANACANA
ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin

映画『戦場のピアニスト』での演奏シーンで話題となった、フレデリック・ショパンの『ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」』。

実は作曲されたのは晩年ではなく、ショパンが20歳の頃。

没後の1875年に出版されたため「遺作」と添えられています。

一度聴いたら忘れられないもの悲しいメロディが、多くの人の心をとらえて離さないクラシックの名曲です。

発表会の舞台で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうでしょう。

幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔Robert Schumann

Schumann:Fantasiestucke op.12,Aufschwung/シューマン:幻想小曲集 op.12「飛翔」-Tomomi Okumura 奥村友美
幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名曲『幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔』。

ピアノ発表会などでも頻繁に耳にする楽曲なので、ご存じの方も多いと思います。

そんなこの楽曲のポイントは、なんといっても左手の存在感ではないでしょうか?

この楽曲は流した伴奏ではなく、しっかりとしたペダル操作で音が濁らないように低音部を演奏しなければなりません。

加えて17小節目からは右手も手の小さい人にとって難しい演奏が登場します。

難易度としては中級程度ですが、聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、特にポピュラーな楽曲『ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」』。

道化師の普段は見せない悲しみや苦しみを描いた、情緒あふれる作品です。

難易度としてはツェルニー40番以上といったところでしょうか。

中学生が取り組むにはやや難易度が高いかもしれません。

ただ、ツェルニー30番が簡単に感じるという方なら、意外にも演奏しやすい楽曲だと思います。

27小節目の左手が難所ですが、音を分解して体に覚え込ませることで粒のそろった演奏を実現しやすくなります。

ぜひ参考にしてみてください。