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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(36〜40)

2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ブラームス: 2つのラプソディ,Op.79 第1番 ロ短調 Brahms, Johannes / 2 Rhapsodien Op.79 h moll Pf.萬谷衣里:Mantani,Eri
2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの名作『2つのラプソディー Op.79 第1番』。

中高生が出場するピアノ発表会では頻繁に耳にする楽曲ですね。

全体の難易度としては上級に相当しますが、意外にも指返しが少なく、手のポジションも安定しているので弾きやすい印象を覚えるかもしれません。

確かにそれに間違いはないのですが、展開が進むにつれ1音に対してクレシェンドとデクレシェンドが書かれていたりと基礎的なピアノの演奏技術が問われる傾向にあります。

練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

別れの曲 エチュード Op.10-3/ショパン/Chopin Etude Op.10 No.3/ピアノ/クラシック/Piano/classic/CANACANA
練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが作曲した芸術性の高い練習曲の中でも知名度が高く、テレビ、CM、映画などさまざまなシーンで使われている『練習曲 Op.10-3「別れの曲」』。

美しいメロディラインと優雅なリズムで人々を魅了している癒やしの名曲です。

テーマ部分はゆったりとしていますが、中間部に入ると次第に動きが出てきて、高度なテクニックを要する和音の連続がやってきます。

練習曲といっても、指練習だけでなく表現力や音楽性を磨くのにピッタリな作品ですので、今後のステップアップを見据えてぜひ挑戦してみてください!

5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5曲「樅の木」Jean Sibelius

フィンランドが誇る国民的作曲家ジャン・シベリウスさんの作品。

北欧の自然を連想させる静ひつな美しさが魅力です。

1914年に作曲された本作は、樹木をテーマにした5曲からなる組曲の最後を飾ります。

繊細なタッチで奏でられるメロディは、まるで雪景色のなかにたたずむ樅の木の姿を描き出すよう。

ピアノを習う大人の方からも人気が高く、発表会やコンサートのアンコール曲としてもよく取り上げられます。

1音1音を丁寧に演奏しながら、北欧の大自然に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

コンソレーション(慰め)第3番Franz Liszt

リスト「慰め 第3番」/ クリスティアン・アガピエ: Liszt “Consolations No.3”by Cristian Agapie
コンソレーション(慰め)第3番Franz Liszt

ピアノの魔術師フランツ・リストが作曲したピアノ曲集『コンソレーション(慰め)』の中の1曲。

この作品集には、リストの特徴ともいえる「超絶技巧」を要する他の作品たちと異なる落ち着いた曲想の曲が収録されており、リスト作品の中でも比較的難易度が低いことで知られています。

第3番は特に有名で、発表会曲としても人気の高い1曲!

左手の伴奏の粒をそろえ、優雅なメロディを十分に歌いながら、情感を込めて演奏しましょう。

幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann

PTNA2013コンペ全国決勝/E級 銅賞 道川ゆりは シューマン:幻想小曲集より 飛翔 Op.12-2
幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名作『幻想小曲集 飛翔 Op.12-2』。

ピアノ発表会で頻繁に演奏されるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

難易度としてはショパンの『子犬のワルツ』よりはやや難しいといったところで、中級者の課題曲として人気を集めています。

そんなこの楽曲のポイントは17小節目からの右手。

1番上の声部をハッキリ演奏することに注力しすぎると音が固くなってしまうので、横の流れを意識しながら演奏するようにしましょう。