【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。
これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。
本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。
ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。
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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜50)
水の戯れMaurice Ravel

フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルがパリ音楽院在学中の1901年に完成させた『水の戯れ』。
師匠であったガブリエル・フォーレに献呈されたことでも知られる本作は、ラヴェルの代表曲『亡き女王のためのパヴァーヌ』とともに、1902年に初演されました。
当時はその複雑な響きが「不協和音」と酷評されることもありましたが、現在では水の粒がきらめくような美しいメロディで多くの人を魅了しています。
繊細な作品が好きな方や、ラヴェルの不思議な世界観を体感したい方にピッタリの1曲です。
【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(51〜60)
アラベスクハ長調作品18Robert Schumann

ロマン派音楽の巨匠ロベルト・シューマンが1839年に作曲したピアノ小品。
優雅で女性的なスタイルが特徴的で、淑女たちのためのデリケートな作品として知られています。
主要テーマが再現されるロンド形式を採用し、優しく叙情的な主セクションと、より激しいエピソードが交互に現れる構成が魅力的。
冒頭の軽快で優美なメロディから、途中のやや陰鬱な部分を経て、最後は夢見るような静かな雰囲気で締めくくられます。
シューマンの内面的な感情や芸術的な思索が色濃く反映された本作は、優雅さと表情の豊かさを兼ね備えた、聴き映えする発表会曲としてオススメです。
即興曲 Op.90-2Franz Schubert

フランツ・シューベルトの魅力あふれる作品の一つが『即興曲 Op.90-2』。
3連符の流れるような音階が印象的な、美しい旋律の曲です。
長調と短調の対比がドラマチックで、聴き手の心をひきつけます。
1827年に作曲されたこの曲は、優雅さと表現力を兼ね備えた発表会の舞台で輝く1曲。
テクニックの向上を実感できる曲なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名曲『幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔』。
ピアノ発表会などでも頻繁に耳にする楽曲なので、ご存じの方も多いと思います。
そんなこの楽曲のポイントは、なんといっても左手の存在感ではないでしょうか?
この楽曲は流した伴奏ではなく、しっかりとしたペダル操作で音が濁らないように低音部を演奏しなければなりません。
加えて17小節目からは右手も手の小さい人にとって難しい演奏が登場します。
難易度としては中級程度ですが、聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。
8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák

ゆったりとした優しいメロディーが印象的なアントニン・ドヴォルザークの名作『8つのユモレスク』。
今回はその中でも、こちらの『8つのユモレスク Op.101 第7曲』を紹介したいと思います。
この作品のポイントは譜読みと転調パートにあります。
譜読みに関しては、初心者にとってはなかなかの難易度をほこります。
そして、転調パート。
いきなりオクターブが登場するので、しっかりと指の体操をして取り組んでみてください。
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。
中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。
ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲ですね。
本作の難易度はツェルニーで言うところの40~50番あたりでしょうか。
前後が難しいと言われる本作ですが、中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりもディティールに注意を払わなければいけません。
シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré

フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレが1893年に作曲した、短く優美な作品。
もともとは劇場用のオーケストラ曲として書かれましたが、後にチェロとピアノ用に編曲されています。
シシリアーナと呼ばれるダンス形式に基づいて作曲された本作は、緩やかで流れるような美しいメロディが特徴的。
優雅な雰囲気を大切に、音のない瞬間も意識しながら演奏することで、舞台映えする繊細さと情感の深さを兼ね備えた演奏に仕上がるでしょう。






