【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。
これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。
本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。
ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。
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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(31〜40)
練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが作曲した芸術性の高い練習曲の中でも知名度が高く、テレビ、CM、映画などさまざまなシーンで使われている『練習曲 Op.10-3「別れの曲」』。
美しいメロディラインと優雅なリズムで人々を魅了している癒やしの名曲です。
テーマ部分はゆったりとしていますが、中間部に入ると次第に動きが出てきて、高度なテクニックを要する和音の連続がやってきます。
練習曲といっても、指練習だけでなく表現力や音楽性を磨くのにピッタリな作品ですので、今後のステップアップを見据えてぜひ挑戦してみてください!
エチュード「30の子供の小品 Op.27」第3番Dmitri Kabalevsky

シンプルながらも魅惑的な旋律とダイナミックなリズムが織り成す小品は、1937年から1938年にかけて子供たちのために作曲された名曲『30の子供の小品 Op.27』の一曲です。
エネルギッシュな右手のメロディと力強い左手の和音が織り成す響きは、まるで心躍るようなダンスを思わせます。
本作は技巧的なエッセンスも含みながら、表情に豊かな響きを持つピアノ小品です。
保守的でありながらも革新的な和音の進行は、短い演奏時間の中で聴く人の心を鷲掴みにします。
発表会やコンクールでの演奏に最適な一曲で、ロシア民謡の要素を取り入れた親しみやすい旋律は、聴衆の心に深く響くことでしょう。
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンの代表的なピアノ作品集『無言歌集』の第5巻に収められている『春の歌』は、全48曲の中でも知名度、人気ともに高く、発表会や演奏会などで取り上げられることの多い作品です。
非常に覚えやすい優雅でやさしい曲調ですが、左手の跳躍が意外に難しく「聴くのと弾くのとでは印象が全く違う!」と感じる方も……。
それだけ挑戦しがいのある作品ですので、中級から上級へのステップアップを目指している方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin

ショパンの作品の中でもよく知られている楽曲で、コンクールや発表会でも人気ですよね!
もともと世に出ることがなかった楽曲でしたがショパンの死後に、友人のユリアン・フォンタナの手によって出版されたことで日の目をみることになったそうです。
冒頭の速弾きと中盤の静寂のコントラストが美しい楽曲。
最初から速弾きは難易度が高いと思われますが、ゆっくりと指を動かしながら体に覚えさせましょう。
ピアノは練習あるのみです!
ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:52 第1楽章Franz Joseph Haydn

古典派音楽の巨匠フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが晩年に作曲した『ピアノソナタ 変ホ長調』。
第1楽章は力強い和音で始まり、軽やかで優美な旋律が特徴的な第2主題へと展開します。
エネルギッシュで躍動感に溢れる曲調は、ハイドンの人生の喜びや充実感を反映しているようです。
1794年にロンドンで書かれたこの作品は、ハイドンの成熟した作曲技法が感じられる名曲。
音の強弱が絶えず変化し、ダイナミックな活力を与えています。
豊かな音楽性を持つ本作は、多くの演奏者や聴衆に愛され続けています。
【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜50)
5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5曲「樅の木」Jean Sibelius

フィンランドが誇る国民的作曲家ジャン・シベリウスさんの作品。
北欧の自然を連想させる静ひつな美しさが魅力です。
1914年に作曲された本作は、樹木をテーマにした5曲からなる組曲の最後を飾ります。
繊細なタッチで奏でられるメロディは、まるで雪景色のなかにたたずむ樅の木の姿を描き出すよう。
ピアノを習う大人の方からも人気が高く、発表会やコンサートのアンコール曲としてもよく取り上げられます。
1音1音を丁寧に演奏しながら、北欧の大自然に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
ワルツ エチュードWilliam Gillock

美しい3拍子のリズムが魅力的なクラシック曲で、活発で華やかなワルツのリズムの冒頭から観客を魅了します。
ト長調で始まり変ホ長調に転調する中間部では、テンポがゆったりと落ち着き、曲全体に深みのある表情を与えています。
繊細なタッチと力強い表現力が求められる本作は、1972年に公開された作品で、ピアノの表現力を存分に引き出すことが可能です。
美しい旋律と華やかさを兼ね備えた構成により、発表会での演奏に最適な1曲といえるでしょう。
技巧面での工夫が随所にちりばめられており、練習を重ねることで音楽性も高められる優れた作品です。
ワルツのリズムや転調による色彩の変化を体験できる、小学校高学年の発表会にぴったりの曲となっています。