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【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲

ある程度ピアノを長く続けてきた段階で出演する発表会。

これまで何回か参加してきた経験から、「昨年聴いたあの曲が弾きたい!」「今までゆったりとした曲が多かったけれどアップテンポの曲に挑戦してみたい!」など、自分のなかで発表会曲に対する理想が生まれてくる頃かもしれませんね。

本記事では、そんな中初級レベルをクリアし、中級レベルに差し掛かった方々にピッタリの、発表会で聴き映えするピアノ曲をご紹介します。

ご自分の理想と照らし合せながら、次の発表会曲選びにお役立ていただければ幸いです。

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(31〜40)

幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin

幻想即興曲−ショパン【Fantasie Impromptu-Chopin】ピアノ/CANACANA
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin

ショパンの作品の中でもよく知られている楽曲で、コンクールや発表会でも人気ですよね!

もともと世に出ることがなかった楽曲でしたがショパンの死後に、友人のユリアン・フォンタナの手によって出版されたことで日の目をみることになったそうです。

冒頭の速弾きと中盤の静寂のコントラストが美しい楽曲。

最初から速弾きは難易度が高いと思われますが、ゆっくりと指を動かしながら体に覚えさせましょう。

ピアノは練習あるのみです!

『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。

1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。

軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。

音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。

ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。

物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。

フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

「きらきら星なんて簡単すぎない!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、侮るなかれ!

確かにシンプルなメロディと最低限の左手を合わせたアレンジは、ピアノ初級者の教則本に必ずといっていいほど掲載されていますが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの変奏曲、通称『きらきら星変奏曲』には、中級者にとっても難儀なテクニックが詰め込まれたレベルの高い作品なのです!

親しみのあるメロディが、高度なテクニックや表現力を有するアレンジに変化していく様子を楽しみながら演奏してみてくださいね!

組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

【ピアノソロ版】 フォーレ :組曲「ドリー」 ミーアーウー Op.56-2 【コルトー編】
組曲「ドリー」Op.56 第2番 ミ-ア-ウGabriel Fauré

幼い少女への贈り物として生まれた魅力的なピアノ連弾曲です。

1894年6月に愛らしい2歳の誕生日を祝って作られた本作は、ワルツ風のリズムが心地よく、活発で生き生きとした雰囲気に満ちています。

跳ねるような明るい旋律は、子供たちの無邪気な遊び声や笑顔を思い起こさせ、聴く人の心を温かな気持ちで包み込みます。

フランス音楽ならではの優美さと繊細さを備えながらも、技巧的な難しさは抑えられており、ピアノを学ぶ方々にぴったりの作品です。

家族や友人と連弾を楽しみたい方、温かみのある音楽を演奏したい方におすすめの1曲となっています。

スラブ舞曲 第8番Antonin Dvořák

ドヴォルザーク : スラブ舞曲 第8番 【13_連弾の楽譜付きクラシック音楽のお勧めピアノ曲】
スラブ舞曲 第8番Antonin Dvořák

ピアノ発表会でクラシック音楽によるピアノ連弾曲をお探しではありませんか。

ピアノ連弾曲として作曲されたアントニン・ドヴォルザーク作曲の「スラブ舞曲 第8番 Op46-8」はおすすめです。

非常に熱情的なイントロから疾走感がある華やかな舞曲のメロディは聴いた人を虜にします。

二人の息が合わないと崩壊しそうで、互いに落ちないように練習が必要です。

目まぐるしく展開していくので、遅れないようにテンポは守って弾きましょう。

こういう曲は早くなりがちで、二人で煽り合いにならないように注意。

本曲は管弦楽版もありますが、原曲はピアノ連弾として書かれているため、ピアノ連弾オリジナル作品の演奏したい、探している方におすすめのクラシック音楽です。

【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲(41〜50)

ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンの名作の一つ。

3部構成の本作は、悲しみに満ちた激しい感情の起伏が特徴的です。

冒頭のゆったりとしたテンポから、中間部の明るい調性を経て、最後は技巧的な和音の連続で締めくくられます。

1841年に作曲されたこの曲には、ショパンの複雑な心境が映し出されているといわれています。

ピアノ発表会の舞台で演奏すれば、聴衆を魅了すること間違いなし!

ぜひ、ショパンの思いに寄り添いながら、丁寧に練習を重ねてみてください。

ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy

パスピエ(ドビュッシー)Debussy – Passepied – Suite Bergamasque – pianomaedaful
ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」Claude Debussy

日本でも人気の作曲家、クロード・ドビュッシー。

多くの名作を生み出してきた彼の作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『ベルガマスク組曲 第4曲「パスピエ」』。

難易度としてはツェルニーの40番が演奏できる方であれば問題なく演奏できるといったところでしょうか。

本作はスタッカートを刻みながら軽快に演奏していかなければならないため、ミスタッチがはもちろんのこと、リズムの乱れも厳禁です。

マイナーな作品ですが、技術を見せつけるには『メヌエット』よりも適任だと思います。