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【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介

ピアノ教室に通う方の大半が経験する「発表会デビュー」。

初めてのピアノ発表会には、誰もがワクワクした気持ちと同時に緊張や不安を抱えながらチャレンジするものです。

発表会の曲は先生が提案してくれる場合もありますが、「これを弾いてみたい!」と思う曲があれば、積極的に提案してみるのもアリ!

この記事では、初心者から初級者向けの発表会におすすめの作品をたっぷりご紹介します。

「メリハリのある子供向けの短い曲」「みんなが知っている発表会の定番曲」「初心者の大人向けのピアノ曲」など、発表会デビューにピッタリの曲を集めましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

もくじ

【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介(61〜80)

子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!

『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。

和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。

弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!

妖精のハープJohn S Thompson

【ピアノ発表会おすすめ】妖精のハープ ♫ トンプソン / The Fairies’ Harp, Thompson
妖精のハープJohn S Thompson

アメリカの近代音楽を作り上げた作曲家の1人、ジョン・S・トンプソン。

児童向けの作品を多く手がけており、現在でも世界中のピアノ発表会で演奏されています。

今回はそんなトンプソンの作品のなかから、こちらの『妖精のハープ』を紹介したいと思います。

非常に簡単な作品ですが、速度表記も意識しなければならないため、ある程度のセンスは必要です。

5歳児は抑揚の感覚も理解できるようになってくるので、表現力を身に着けさせたいなら、取り組んでおいて損はない作品です。

子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

【先生が弾く】シューマン:初めての悲しみ 「子供のためのアルバム」より Schumann ”Erster Verlust” Album für die Jugend Op .68
子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

静かにポロポロと涙を流すような切ないシーンが思い浮かぶ、『子供のためのアルバム』の第16曲『はじめての悲しみ』。

右手のもの悲しいメロディーを受け止めるように、左手の合いの手が入り、なめらかに進行していきます。

そして最後は、印象的な和音のフレーズで締めくくられます。

短い曲の中で、静かな悲しみと怒りの混じった悲しみ、両方を表現できれば、ワンランク上の仕上がりに!

「こんなことがあって悲しかったな」など、自分の身の回りのことと重ね合わせてみると、表現を付けやすくなりますよ!

子供のためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

【全国1位が教える】シューマン:メロディー Schumann: Melodie Op.68-1
子供のためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが子供や若い世代のために書いた43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第1曲『メロディ』。

シンプルで温かみのある旋律にシューマンらしさを感じる、美しい楽曲です。

音が少なく初心者の方でもチャレンジしやすい曲ですが、穏やかな美しさを表現するためには、左右のバランスを意識することが大切!

右手のやさしいメロディーが主役になるよう、左手の音量をなるべく抑えて、丁寧に弾いてみてくださいね。

紡ぎ歌Albert Ellmenreich

【ピアノ発表会おすすめ】紡ぎ歌 ♫ エルメンライヒ / Spinning Song, Ellmenreich
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

その生涯の詳細は不明ながら、19世紀のドイツにおいて宮廷劇場俳優にして作曲家であったというアルベルト・エルメンライヒが世に残した作品の中で唯一有名な作品が『紡ぎ歌』です。

ピアノの発表会における定番曲ですし、CM曲として起用されたこともありメロディを聴けばほとんどの方が一度は耳にしたことがあるでしょう。

そんな『紡ぎ歌』ですが、タイトル通り糸を紡ぐ、つまり糸車の動きを表現したややアップテンポで躍動的な旋律が特徴的です。

左手の伴奏は単調なパターンが続きますが、中間部のオクターブで変に力が入り過ぎないように、かつ単調になりすぎないように注意しましょう。

全体的に音の強弱をうまく表現できれば、かっこいい演奏ができますよ!

アレグレットAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第2巻」ディアベリ/アレグレット Op.125-10
アレグレットAnton Diabelli

ピアノ発表会でも頻繁に演奏される楽曲、『アレグレット』。

アントン・ディアベリの名作で『小人の踊り』とともに、ディアベリを代表する作品として知られています。

そんな本作のポイントは、強弱の変化。

スタッカートとスラーの差をはっきりと出さなければならないため、初心者にとっては良いペダルの練習になるでしょう。

短前打音も登場するので、メリハリのあるメロディーに仕上がっているのもポイントです。

かっこよさも秘めた作品なので、ぜひチェックしてみてください。