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【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介

ピアノ教室に通う方の大半が経験する「発表会デビュー」。

初めてのピアノ発表会には、誰もがワクワクした気持ちと同時に緊張や不安を抱えながらチャレンジするものです。

発表会の曲は先生が提案してくれる場合もありますが、「これを弾いてみたい!」と思う曲があれば、積極的に提案してみるのもアリ!

この記事では、初心者から初級者向けの発表会におすすめの作品をたっぷりご紹介します。

「メリハリのある子供向けの短い曲」「みんなが知っている発表会の定番曲」「初心者の大人向けのピアノ曲」など、発表会デビューにピッタリの曲を集めましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

もくじ

【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介(1〜20)

フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

『きらきら星変奏曲』として親しまれているヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲』は、1778年当時流行していた恋の歌の旋律をモチーフとして作られた作品です。

テーマは多くの子供たちが発表会で演奏している定番のメロディですが、後半に向かうにつれて複雑な変奏になり、技術的にも難しさが増していきます。

最終的にはすべての変奏を弾けるようになるのがベストですが、初めての発表会であれば、弾きやすい変奏のみを抜粋で演奏するのもオススメですよ!

スクランブル交差点NEW!橋本晃一

都会の喧騒をダイナミックに表現した楽曲で、リズミカルで躍動感があふれるメロディが印象的な1曲です。

8分の6拍子や変拍子を取り入れた構成で、交差点を行き交う人々の様子が音楽で巧みに描写されています。

アルバム『やっぱりピアノがすき!

<下巻>』に収録された本作は、渋谷のスクランブル交差点をイメージして作られており、メロディと伴奏のバランスが絶妙です。

テンポのある楽曲ながら、表情が豊かな演奏が可能で、発表会での演奏にぴったり。

クラシックとポップスの要素を融合させた現代的な雰囲気が、舞台で映える作品に仕上がっています。

かっこよい曲を探している男の子の発表会用レパートリーとしてもおすすめです。

ボーイズ・メリーゴーランドNEW!Niels Wilhelm Gade

Gade : Boy’s Merry-Go-Round / ゲーデ:ボーイズ・メリーゴーランド
ボーイズ・メリーゴーランドNEW!Niels Wilhelm Gade

明るく軽快なリズムが魅力的なこども向けのピアノ曲です。

シンプルながらも美しいメロディーが印象的で、こどもたちが輪になって踊る様子を生き生きと描写しています。

アルバム『こどものクリスマス』に収録された本作は、遊び心に満ちた楽しい雰囲気を持ち、男の子らしい活発さが表現されています。

教育的配慮と芸術性を兼ね備えており、ヨーロッパの伝統的なこどもの遊びの情景が目に浮かぶような一曲です。

イギリス王立音楽検定のピアノ課題曲としても取り上げられ、舞台映えする演奏曲として世界中で親しまれています。

発表会で華やかに演奏したい方におすすめの作品です。

豚飼いの踊りNEW!Bartók Béla

RCM Piano 2015 Grade 8 List D No.2 Bartok Swineherd’s Dance Sheet Music
豚飼いの踊りNEW!Bartók Béla

アルバム『こどものために』からハンガリーの民俗舞曲をモチーフにしたこの楽曲は、男の子が弾くと格好よさが際立つ1曲です。

軽快でリズミカルな打鍵と跳ねるような旋律の組み合わせは、演奏する度に観客の心をぐっとつかみます。

本作は1908年当時にリリースされた教育用ピアノ曲でありながら、舞台映えする華やかさと躍動感を併せ持っています。

ハンガリーの農村で実際に踊られていた舞曲を基にしているため、リズムと表現力が大切。

ピアノの魅力に目覚めたばかりの男の子が、演奏を通じて音楽性を育むのにぴったりな作品といえるでしょう。

さんぽ久石穣

さんぽ /久石穣 ☆ソロピアノ初級
さんぽ久石穣

1988年に公開されたアニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマである『さんぽ』は、映画の公開から数十年経過しているにもかかわらず、発表会の定番曲として不動の人気を誇る一曲です。

生徒さんから聞こえる「トトロが弾きたい!」の声は、ピアノの先生たちにとってもはやお決まりのフレーズ。

さまざまなアレンジの楽譜が販売されているため、それぞれのレベルに合った楽譜を探しやすいのも、人気の理由の一つかもしれませんね。

組曲「スペイン」より前奏曲Isaac Albeniz

アルベニス 組曲スペインより「前奏曲」作品165-1 /Albéniz España “Prelude”
組曲「スペイン」より前奏曲Isaac Albeniz

スペインの作曲家・ピアニストであるアルベニスの作品。

この『スペイン』という曲集は「6つのアルブムブラット」という副題をもち、6つの小曲からなっています。

簡素な書法でかかれていながらも、スペイン音楽の要素がふんだんに使われています。

第1曲である『前奏曲』は、冒頭からユニゾンで奏され、こぶしをきかせた魅惑的な音の動きに心がひきこまれていくような作品です。

フラメンコなどで使われているスペイン音楽の「ミの旋法」が使用されており、イスラムの香りが艶やかにたちこめます。