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【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介

ピアノ教室に通う方の大半が経験する「発表会デビュー」。

初めてのピアノ発表会には、誰もがワクワクした気持ちと同時に緊張や不安を抱えながらチャレンジするものです。

発表会の曲は先生が提案してくれる場合もありますが、「これを弾いてみたい!」と思う曲があれば、積極的に提案してみるのもアリ!

この記事では、初心者から初級者向けの発表会におすすめの作品をたっぷりご紹介します。

「メリハリのある子供向けの短い曲」「みんなが知っている発表会の定番曲」「初心者の大人向けのピアノ曲」など、発表会デビューにピッタリの曲を集めましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介(21〜30)

ソナチネ Op.36-1 より3楽章Muzio Clementi

M.クレメンティ/ソナチネ Op.36-1 第3楽章 演奏:中川 京子
ソナチネ Op.36-1 より3楽章Muzio Clementi

軽やかなタッチで始まり、明るく躍動感があふれる旋律が特徴の3楽章は、華やかなピアノ発表会を彩る上質な1曲です。

技巧的にも練習しやすく、生き生きとした表現力が存分に発揮できる本作は、1797年の出版以来、多くのピアニストに愛され続けています。

主題の提示から展開、再現という流れが理にかなっており、クラシック音楽の基本的な形式も学べます。

軽快でエネルギッシュな演奏を目指す方に、ぜひチャレンジしていただきたい作品です。

指の独立性を高め、速いパッセージも上手く表現できるようになることで、演奏の楽しさを実感できることでしょう。

ハウルの動く城「人生のメリーゴーランド」久石譲

「人生のメリーゴーランド」ハウルの動く城【楽譜あり】Howl’s Moving Castle – ジブリ – Ghibli – 耳コピピアノカバー – Piano Cover – CANACANA
ハウルの動く城「人生のメリーゴーランド」久石譲

スタジオジブリの名作映画『ハウルの動く城』のメインテーマとなっているワルツ調の楽曲は、オーケストラの豊かなハーモニーと幻想的な雰囲気が魅力です。

3/4拍子の優雅な旋律は、2004年11月に公開された本作品の世界観を見事に表現しています。

ピアノのイントロから始まり、オーボエやストリングスの美しい旋律が織りなす本作は、ヨーロッパのクラシック音楽の影響を感じさせる格調が高い曲調です。

2021年には歌手のクミコがカバーし、シングルとしてリリースされました。

発表会で演奏したい男の子におすすめの1曲で、聴衆を魅了する華やかさと力強さを兼ね備えています。

【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介(31〜40)

Samuel Maykapar

zen-on piano solo 「春」 マイカパル:ピアノ小品集 より 全音楽譜出版社
春Samuel Maykapar

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることの多い、ウクライナ出身の作曲家兼ピアニスト、サムイル・マイカパルの『春』。

穏やかな春の訪れを感じさせる、ゆったりとした曲調の作品です。

中間部は少し活発な印象になるため、短い中でも変化をつけやすい作品といえるでしょう。

宮廷音楽のような上品さを損なわないようなめらかにレガートで演奏し、伴奏の音量を極力抑えながら、やさしい音色で演奏できるといいですね。

ピアノソナタ 第19番 Op. 49-1 第1楽章Ludwig van Beethoven

L.V.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第19番 op.49-1 第1楽章|小林音楽教室(東京)
ピアノソナタ 第19番 Op. 49-1 第1楽章Ludwig van Beethoven

穏やかで親しみやすい楽曲で、1797年頃の作曲当時は、ベートーヴェンが弟子や友人のために書いたとされています。

2つの楽章からなる本作は、第1楽章では静かな感情を湛えながらも穏やかなメロディーが印象的。

第2楽章は明るく快活で、6/8拍子の軽快なリズムが心地よく響きます。

ピアノ演奏のテクニックにそれほどこだわらなくても楽しめ、子どもや大人、音楽ファン誰もがベートーヴェンの魅力を存分に味わえる一曲です。

音楽愛好家やピアノを学ぶ方が最初に触れるベートーヴェン作品として、ぴったりな作品といえるでしょう。

豚飼いの踊りBartók Béla

RCM Piano 2015 Grade 8 List D No.2 Bartok Swineherd’s Dance Sheet Music
豚飼いの踊りBartók Béla

アルバム『こどものために』からハンガリーの民俗舞曲をモチーフにしたこの楽曲は、男の子が弾くと格好よさが際立つ1曲です。

軽快でリズミカルな打鍵と跳ねるような旋律の組み合わせは、演奏する度に観客の心をぐっとつかみます。

本作は1908年当時にリリースされた教育用ピアノ曲でありながら、舞台映えする華やかさと躍動感を併せ持っています。

ハンガリーの農村で実際に踊られていた舞曲を基にしているため、リズムと表現力が大切。

ピアノの魅力に目覚めたばかりの男の子が、演奏を通じて音楽性を育むのにぴったりな作品といえるでしょう。

ラッパ吹きのセレナーデFlitz Spindler

小1【ラッパ吹きのセレナーデ】発表会
ラッパ吹きのセレナーデFlitz Spindler

ドイツのピアニスト・作曲家であるシュピンドラーの作品の中でも、最も有名な作品である『ラッパ吹きのセレナーデ』。

「セレナーデ」とは夕べに恋人の窓下で歌い奏でられる音楽のことで、日本では「夜曲」や「小夜曲」とも呼ばれる音楽形式の1つです。

しっとりした性格を持つことが多いセレナーデですが、この曲は「ラッパ」の明るく勢いのあるイメージも大切にしたいですね。

トランペットのような音色が出せるようにスタッカートを大切に、強弱の対比を意識しながら演奏したいです。

人生のメリーゴーランド久石譲

Joe Hisaishi – Merry-Go-Round of Life (from Howl’s Moving Castle)
人生のメリーゴーランド久石譲

ジブリ映画の楽曲は初心者向けの楽譜が多く発売されていますし、誰もが知っている曲ばかりですから初心者ピアニストも手が出しやすいですよね。

こちらで紹介している楽曲『人生のメリーゴーランド』は、2004年に公開された映画『ハウルの動く城』のテーマ曲です。

この曲は何と言ってもジャズを思わせるコード進行が特徴的で、ジャズの世界で用いられることの多い「5度進行」が多用されており、ソロピアノで弾いても実におしゃれな響きを楽しめるのですよね。

ジャズピアノとしてアレンジしたバージョンを弾けばさらにおしゃれ度は増しますが、初心者にはハードルが高いこともありますし、まずはシンプルに右手はメロディラインを、左手でコードの構成音を弾くだけでも5度進行の醍醐味は味わえるはずです。