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【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介

ピアノ教室に通う方の大半が経験する「発表会デビュー」。

初めてのピアノ発表会には、誰もがワクワクした気持ちと同時に緊張や不安を抱えながらチャレンジするものです。

発表会の曲は先生が提案してくれる場合もありますが、「これを弾いてみたい!」と思う曲があれば、積極的に提案してみるのもアリ!

この記事では、初心者から初級者向けの発表会におすすめの作品をたっぷりご紹介します。

「メリハリのある子供向けの短い曲」「みんなが知っている発表会の定番曲」「初心者の大人向けのピアノ曲」など、発表会デビューにピッタリの曲を集めましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

もくじ

【祝!発表会デビュー】初めてのピアノ発表会におすすめの曲を紹介(101〜120)

スケルツィーノGeorg Philipp Telemann

【ピアノ発表会おすすめ】スケルツィーノ ♫ テレマン / Scherzino , Telemann
スケルツィーノGeorg Philipp Telemann

1681年生まれのゲオルク・フィリップ・テレマンは、特に18世紀前半においてドイツやフランスで絶大な人気を誇り、クラシック音楽史上において最も多くの作品を作った作曲家としても知られている偉大な存在です。

86歳と当時としては非常に長生きしたことや、ヘンデルやバッハとの交流も有名ですね。

そんなテレマンの作品は日本でも大いに親しまれていますが、今回は陽気で楽しげな雰囲気と、右手と左手がどちらも旋律を奏でることが特徴的な『スケルツィーノ』を取り上げます。

初級の方は右手と左手の独立した動きや細やかな運指などにやや戸惑うかもしれませんが、技術的に難しいことはありませんし十分対応できるはず。

中間部の同じ音を連打する際の左手の力加減には注意して、あくまで軽やかに表現するようにしましょう。

彼こそが海賊Hans Zimmer/Klaus Badelt

彼こそが海賊「パイレーツ・オブカリビアン」ピアノ楽譜/初級ピアノ
彼こそが海賊Hans Zimmer/Klaus Badelt

ディズニー作品の挿入曲のなかでも、多くの方が「かっこいい曲」として思い浮べるのが、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の劇中歌『彼こそが海賊』。

勇敢なメロディをピアノで演奏すれば、気分は広い海を支配する海賊!

リズムの刻みがやや複雑ですが、曲の雰囲気を壊さない程度に省略したり、弾きやすいようアレンジを加えてあげることで、小さなお子さまでも無理なく演奏できます。

リズムの難しさに気をとられて勢いが失われないよう、元気よく弾き切るのがポイントですよ!

ぶんぶんぶんボヘミア民謡

基本的にソロを紹介してきましたが、ここで連弾の作品を紹介したいと思います。

それが、こちらの『ぶんぶんぶん』。

日本でもおなじみのボヘミア民謡ですね。

連弾における本作のポイントは、プリモの難易度が非常に低いところ。

セコンドはやや速いアルペジオが登場するため、4歳児による演奏は難しいと思いますが、プリモに関しては非常にシンプル。

片手で演奏できるので、始めたての子どもでも取り組めます。

親子でピアノ発表会に出る方は要チェックの作品です。

きらきら星変奏曲Wolfgang Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
きらきら星変奏曲Wolfgang Mozart

発表会では定番の楽曲『きらきら星変奏曲』。

言わずとしれたヴォルフガング・モーツァルトの名曲ですね。

序盤のパートは誰でも一度は聴いたことがある非常に簡単な演奏ですが、それ以降は非常に早いパッセージが登場します。

全体の難易度は上の下に近い中の上といったところでしょうか。

指が回らないとマトモに弾けない楽曲ですが、繰り返しの多い楽曲でもあるので、慣れてしまえば早いパッセージに対する苦手意識はなくなると思います。

アレグレットCornelius Gurlitt

【ピアノ発表会おすすめ】アレグレット ♫ グルリット / Allegretto, Gurlitt
アレグレットCornelius Gurlitt

ドイツの作曲家であるコルネリウス・グルリット。

彼の作品はかわいらしく明るいものが多く、ピアノをはじめて間もない子どもたちの発表会用レパートリにはピッタリです。

この曲も、グルリットらしい上品で明るい曲です。

とても短い曲なので、小さい子供でも挑戦しやすい1曲です。

曲名の「アレグレット」は「少し速く」という意味なので、ゆっくり過ぎないテンポで引くのを心がけたいですね。

3拍子のリズムや、スラーやクレッシェンドといった音楽記号に注意しながら演奏してみてください。

おわりに

初めての発表会におすすめの作品をご紹介しました。

お気に入りの曲は見つかりましたか?

舞台に立って大勢の前で演奏する発表会は、緊張するのが当たり前!

「練習の成果を発揮するぞ」と意気込んで臨んでも、頭が真っ白になったりいつも通りの演奏ができなかったりするかもしれません。

しかし、その経験は必ず大きな肥やしになるはずです。

「この曲をみんなに聴いてほしい」と思えるすてきな1曲を選び、初舞台を思い切り楽しみましょう!