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リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽

「楽劇王」の名前で知られる19世紀のドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの名曲を集めました!

ほとんどの自作歌劇=オペラで台本を書き、作曲家だけではなく文筆家としても知られており、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした人物のひとりです。

楽劇王と言われるだけあって、非常に楽劇が多いのですが、「交響曲 ハ長調」など交響曲も残しており、ピアノ曲や歌曲も多く残っています。

また、吹奏楽になじみある方は『エルザへの大聖堂への行列』でこのワーグナーの名前を見たことがあるかと思います。

今回はそのワーグナーの名曲をセレクトしました。

ぜひご視聴ください!

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)

演奏会用序曲第1番 ニ短調 WWV 20Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの才能が開花し始めた初期の管弦楽作品です。

ニ短調の調性が醸し出す劇的な雰囲気と、繊細なメロディーラインが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了します。

若き日のワーグナーの創作意欲と情熱が感じられる一曲で、後の壮大なオペラ作品への布石とも言えるでしょう。

ロマン派音楽の影響を強く受けており、ベートーヴェンやウェーバーへの敬意が垣間見れます。

1831年、18歳のワーグナーが手掛けたこの序曲は、ワーグナーの音楽的探求心を如実に表しています。

ワーグナーの音楽に興味がある方や、クラシック音楽の歴史をたどりたい方におすすめの一曲です。

演奏会用序曲第2番 ハ長調 WWV 27(1832年)Richard Wagner

激しくも美しい交響曲の傑作がここにあります。

1832年に作曲されたこの序曲は、若き日のリヒャルト・ワーグナーの才能が光る作品です。

ハ長調の明るい調性と、力強さと繊細さが絶妙に調和した音楽は、聴く者の心をつかんで離しません。

伝統的な形式に従いながらも、ワーグナーによる独自の個性が感じられる本作は、ワーグナーの音楽的成長を垣間見る貴重な1曲。

クラシック音楽ファンはもちろん、ワーグナーの壮大なオペラに触れる前の入門編としてもおすすめです。

若き天才の情熱と探求心が詰まった、19世紀音楽の魅力を存分に味わえる作品といえるでしょう。

歌劇「ローエングリン」より「結婚行進曲」Richard Wagner

ひたちオペラ合唱団(ローエングリン)より「婚礼の合唱」R.ワーグナー作
歌劇「ローエングリン」より「結婚行進曲」Richard Wagner

歌劇「ローエングリン」より「結婚行進曲」です。

第3幕第1場で演奏され、フェリックス・メンデルスゾーンの「結婚行進曲」と並んで有名であり、結婚式ではオルガンなどで演奏されることが多い曲です。

『婚礼の合唱』とも知られる曲ですが、オペラで結婚した二人は最後では別れてしまうのでドイツでは結婚式にこの曲をオルガンで演奏することを禁止する教会もあるほど。

2大結婚行進曲といわれる2曲ですが、リヒャルト・ワーグナーもメンデルスゾーンと同じ時代、ドイツで活躍していたため仲間であり、ライバルな存在です。

メンデルスゾーンはテンポが速く、快活で華やかですが、ワーグナーの方はゆっくりしていてどちらかといえば荘厳な雰囲気です。

結婚式で流す場合はぜひ聞き比べて背景も知ってから聞くと選曲意識も変わると思います。

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

歌劇「タンホイザー」より「夕星の歌」Richard Wagner

#ヴァグナー作曲「#タンホイザー」より #夕星の歌 #オペラ #ドイツリート #ベルカント で活躍する #声楽家 秋山隆典 #東京音楽大学 出身
歌劇「タンホイザー」より「夕星の歌」Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの『タンホイザー』から一つの美しいアリアをご紹介します。

バリトン歌手が歌うこの曲は、深い感情と美しい旋律で聴く人の心を捉えます。

夕暮れ時の情景描写から始まり、夕星に祈りを捧げる様子が歌われています。

友人の魂の安らかな旅立ちを願う歌詞には、純粋な愛と自己犠牲のテーマが込められています。

1845年10月にドレスデンで初演されて以来、多くの人々に愛され続けてきた本作。

その叙情的な旋律と深い感動は、クラシック音楽ファンだけでなく、心に響く音楽を求める全ての人におすすめです。

交響曲 ハ長調 WWV 29(1832年)Richard Wagner

「楽劇王」の異名として知られるリヒャルト・ワーグナーですが、交響曲の名曲も残しています。

数は多くはないのですが、この交響曲はハ長調で明るく、4楽章まであり、演奏時間も40分で比較的交響曲らしい楽曲です。

2楽章だけはイ短調で、暗めな雰囲気が出ていますが、他の楽章は全部ハ長調で書かれており、ワーグナー唯一の交響曲となっています。

楽劇のイメージが強いのかなかなか演奏されることはないのですが、ワーグナーの隠れた名曲ですので学生オーケストラや社会人オーケストラに所属している方はレパートリーの候補としていかがでしょうか。

序曲『ポーランド』ハ長調 WWV 39(1836年)Richard Wagner

ポーランドの独立運動に共感した作曲家の思いが込められた序曲です。

ハ長調の明るく力強い旋律が特徴的で、ポロネーズのリズムを取り入れた民族的な色彩が豊かな音楽となっています。

豊かな和声とオーケストレーションが、音楽に深みと壮大さを与えています。

1836年3月29日にマクデブルクで初演された本作は、ポーランドの民族的情熱や独立への渇望を象徴的に表現しています。

政治的・社会的なテーマに関心を持つ音楽ファンや、19世紀ヨーロッパの歴史に興味がある方におすすめの1曲です。

楽劇「ワルキューレ」第1幕よりRichard Wagner

ワーグナー音楽祭「あらかわバイロイト」楽劇「ワルキューレ」第1幕
楽劇「ワルキューレ」第1幕よりRichard Wagner

楽劇『ワルキューレ』第1幕は、双子の兄妹ジークムントとジークリンデの出会いと愛を描いた名場面です。

嵐の夜、傷ついたジークムントがフンディングの館に逃げ込み、ジークリンデと出会う様子が描かれています。

二人は互いに強く惹かれ合い、双子の兄妹だと知りながらも愛を選びます。

ワーグナーの特徴であるライトモティーフが巧みに使用され、登場人物の感情や状況が音楽的に表現されています。

愛と運命、禁断の関係をテーマにした本作は、ドラマチックな展開と豊かな音楽表現が融合した傑作です。

クラシック音楽や物語性のある作品を楽しみたい方におすすめの1曲です。