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リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽

「楽劇王」の名前で知られる19世紀のドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの名曲を集めました!

ほとんどの自作歌劇=オペラで台本を書き、作曲家だけではなく文筆家としても知られており、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした人物のひとりです。

楽劇王と言われるだけあって、非常に楽劇が多いのですが、「交響曲 ハ長調」など交響曲も残しており、ピアノ曲や歌曲も多く残っています。

また、吹奏楽になじみある方は『エルザへの大聖堂への行列』でこのワーグナーの名前を見たことがあるかと思います。

今回はそのワーグナーの名曲をセレクトしました。

ぜひご視聴ください!

もくじ

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜20)

演奏会用序曲第2番 ハ長調 WWV 27(1832年)Richard Wagner

激しくも美しい交響曲の傑作がここにあります。

1832年に作曲されたこの序曲は、若き日のリヒャルト・ワーグナーの才能が光る作品です。

ハ長調の明るい調性と、力強さと繊細さが絶妙に調和した音楽は、聴く者の心をつかんで離しません。

伝統的な形式に従いながらも、ワーグナーによる独自の個性が感じられる本作は、ワーグナーの音楽的成長を垣間見る貴重な1曲。

クラシック音楽ファンはもちろん、ワーグナーの壮大なオペラに触れる前の入門編としてもおすすめです。

若き天才の情熱と探求心が詰まった、19世紀音楽の魅力を存分に味わえる作品といえるでしょう。

ジークフリート牧歌 ホ長調 WWV 103(1870年)Richard Wagner

「ジークフリート牧歌」は、リヒャルト・ワーグナーが妻コジマへの誕生日とクリスマスの贈り物として作曲されました。

ジークフリートとはワーグナーの息子ジークフリート・ワーグナーのことで、産んでくれたコジマに、ねぎらいと感謝を示す音楽として作曲されました。

私的な団欒の音楽として作曲されたため、もともとは公に出るような曲ではありませんでしたが、1878年に出版されると人気を呼び、ワーグナー家の家計を潤した家族のためにあるような曲でした。

牧歌ということもあって、激しい部分はなくとても楽器の音色の美しさが出る名曲です。

弦楽器のアンサンブルと時折見せる管楽器のロングトーンとソロの掛け合いに涙するでしょう。

心を穏やかにして聞けるワーグナーの名曲です。

歌劇「ローエングリン」第2幕より「エルザの大聖堂への行列」Richard Wagner

歌劇「ローエングリン」第2幕より「エルザの大聖堂への行列」。

エルザが婚礼の式のために礼拝堂へ向かう場面の音楽で、美しく魅力的な旋律に胸が高鳴ります。

オーケストラが原曲ですが、吹奏楽で編曲されたバージョンで演奏されることが多く、吹奏楽出身者にもなじみがあるリヒャルト・ワーグナーの傑作です。

日本テレビ「笑ってコラえて!」で企画された吹奏楽の旅2010にて、吹奏楽の神様といわれた屋比久勲先生が部活の練習の最後に毎回この「エルザの大聖堂への行列」を演奏することが話題となりました。

スローなテンポで歌い上げ、最後は壮大な雰囲気で終わります。

シンバルがとてもいい味を出しています。

す。

心の痛みを音楽で表現したい方や、マーラーの音楽世界に触れてみたい方にぴったりの曲ではないでしょうか。

楽劇「ワルキューレ」第3幕への前奏曲「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

【300万回再生】ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)
楽劇「ワルキューレ」第3幕への前奏曲「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

かっこよく、映画音楽のようなクラシック作品として知られるリヒャルト・ワーグナーが作曲した楽劇「ワルキューレ」第3幕への前奏曲「ワルキューレの騎行」です。

「ワルキューレ」とは、北欧神話に登場する複数の半神を指し「戦死者を選ぶ者」という意味を持っていて、映画『地獄の黙示録』劇中でも使われたり、CMなどでも使用される曲ですので楽劇「ワルキューレ」自体を見たことはなくてもこの曲は知っているという方も多いのではないでしょうか。

木管のトレモロとストリングスの駆け上がり、ホルンが吹き始めるとテンションが上がってきますね!

金管の迫力がこの曲の命です!

序曲『ポーランド』ハ長調 WWV 39(1836年)Richard Wagner

ポーランドの独立運動に共感した作曲家の思いが込められた序曲です。

ハ長調の明るく力強い旋律が特徴的で、ポロネーズのリズムを取り入れた民族的な色彩が豊かな音楽となっています。

豊かな和声とオーケストレーションが、音楽に深みと壮大さを与えています。

1836年3月29日にマクデブルクで初演された本作は、ポーランドの民族的情熱や独立への渇望を象徴的に表現しています。

政治的・社会的なテーマに関心を持つ音楽ファンや、19世紀ヨーロッパの歴史に興味がある方におすすめの1曲です。

序曲『ルール・ブリタニア』ニ長調 WWV 42(1837年)Richard Wagner

壮大な序曲が響き渡ります。

1837年に完成したこの曲は、イギリスの愛国歌「ルール・ブリタニア」を主題に、24歳のリヒャルト・ワーグナーが才能を発揮した作品です。

約12分の演奏時間で、華やかなオーケストレーションが特徴的。

ニ長調の明るい調性と、ロマン派的な管弦楽法が見事に融合しています。

1838年3月、リガでワーグナー本人の指揮により初演されました。

本作は、ワーグナーの若き日の情熱と創造性を感じさせます。

クラシック音楽に興味のある方はもちろん、壮大な音楽を楽しみたい方にもおすすめです。