リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽
「楽劇王」の名前で知られる19世紀のドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの名曲を集めました!
ほとんどの自作歌劇=オペラで台本を書き、作曲家だけではなく文筆家としても知られており、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした人物のひとりです。
楽劇王と言われるだけあって、非常に楽劇が多いのですが、「交響曲 ハ長調」など交響曲も残しており、ピアノ曲や歌曲も多く残っています。
また、吹奏楽になじみある方は『エルザへの大聖堂への行列』でこのワーグナーの名前を見たことがあるかと思います。
今回はそのワーグナーの名曲をセレクトしました。
ぜひご視聴ください!
リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(51〜60)
ポロネーズ ニ長調 Op.2 WWV 23bRichard Wagner

若きリヒャルト・ワーグナーが1831年に作曲した『ポロネーズ ニ長調 Op.2 WWV 23b』は、彼の初期作品の魅力を凝縮した秀作。
この曲は、伝統的なポロネーズの形式を受け継ぎながらも、ワーグナー独自の音楽的表現が光るピアノ4手のための作品です。
オペラ作品で知られるワーグナーですが、このピアノ曲を通じて彼の音楽的多様性とクラシカルな美が感じられます。
動きのあるリズムと華麗な旋律は、ともに演奏する仲間や観客を魅了するでしょう。
ピアノが好きな方、そしてワーグナーの新しい一面を発見したい方にオススメです!
ポロネーズ ニ長調 WWV 23aRichard Wagner

リヒャルト・ワーグナー、その名を聞くとほとんどの人が壮大なオペラや楽劇を思い浮かべるでしょう。
しかし、彼の作品には『ポロネーズ ニ長調 WWV 23a』のような、意外と穏やかで親しみやすいピアノ曲も存在します。
1831年に若きワーグナーが手掛けたこの作品は、ピアノ独奏のために書かれ、約3分という短さながらも、彼の音楽の才能をしっかりと感じ取ることができます。
ポロネーズという舞曲の形式を採用しており、華やかさの中にも彼ならではの繊細さや優雅さが垣間見えます。
ピアノを始めたばかりの方から上級者まで、幅広い層の人々に楽しんでもらえる作品です。
ワルキューレの騎行Richard Wagner

ほとんどの自作歌劇で台本を単独執筆していたことから理論家や文筆家としても知られ、「楽劇王」の別名を持つリヒャルト・ワーグナーの楽劇『ヴァルキューレ』に使用されている楽曲。
第三幕の序奏として流される楽曲で、これから何かが始まる予感を感じさせる始まりから壮大な曲調へ変化していくアレンジなど、オーケストラならではのドラマチックなダイナミクスを楽しめるナンバーです。
日本でもCMをはじめ数多くのテレビ番組やイベントでも使用されていますよね。
交響曲が好きな方でもクラシック初心者でも心を揺さぶられる、定番のクラシックナンバーの一つです。
大ソナタ イ長調 Op.4 WWV 26Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーが若き日に作曲した『大ソナタ イ長調 Op.4 WWV 26』は、彼がまだ20歳のときの作品であり、後の楽劇で用いる表現力や音楽的な探求心の芽生えが感じられます。
特に第2楽章では、ワーグナー特有の感情の深さと表現の豊かさが、この初期作品にもすでに現れていることが分かります。
もちろん、この作品を聴くだけでなく、自分で演奏してみることで、若きワーグナーの音楽的冒険と彼の作曲の旅路をさらに深く理解することができるでしょう。
ピアノを弾く方々はもちろん、クラシック音楽のファンにもオススメです!
リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(61〜70)
歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲Richard Wagner

CMはCygames『GRANBLUEFANTASY』、McDonalds『ハッピーセット』、セブン-イレブン・ジャパン『セブンゴールド 金のビール』などのBGMとして使われました。
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は音楽のお芝居です。
喜劇の色が強いですが、ワーグナーの天才性がしっかりと表現されています。
喜劇らしく、明るくアップテンポなメロディーが特ちょうです。
はなやかな中にもあるものへの批判がこめられていて、聴き手はいろいろと考えさせられるでしょう。
結婚行進曲Richard Wagner

ワーグナーの結婚行進曲は、オルガンメインの音楽といえば、わかりやすいでしょうか?
こちらは、厳かな雰囲気の、小さなチャペルで行なう結婚式をイメージできる音楽だと思います。
オルガンの音は、気持ちを引き締めますね。
黒鳥館への到着(アルバムの綴り)WWV 95Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの『黒鳥館への到着 WWV 95』は、どこか神秘的でロマンティックな情景を思い起こさせます。
1861年に作曲されたこの作品は、ワーグナーの大規模なオペラとは一線を画す、穏やかで優雅な一面を見せてくれますが、その根底には彼の音楽に通底する情熱やドラマチックな要素が垣間見えます。
クラシック音楽愛好家はもちろん、ピアノ曲の魅力をこれから探していく方にもオススメしたい、寂しげながらも、どこか温もりを感じさせる美しい1曲です。