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リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽

「楽劇王」の名前で知られる19世紀のドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの名曲を集めました!

ほとんどの自作歌劇=オペラで台本を書き、作曲家だけではなく文筆家としても知られており、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした人物のひとりです。

楽劇王と言われるだけあって、非常に楽劇が多いのですが、「交響曲 ハ長調」など交響曲も残しており、ピアノ曲や歌曲も多く残っています。

また、吹奏楽になじみある方は『エルザへの大聖堂への行列』でこのワーグナーの名前を見たことがあるかと思います。

今回はそのワーグナーの名曲をセレクトしました。

ぜひご視聴ください!

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

オペラ「ローエングリン」第2幕より「エルザの大聖堂への行列」Richard Wagner

荘厳な旋律で始まり、次第に高揚感が増していくこの楽曲。

吹奏楽のレパートリーとしても人気を誇っています。

木管楽器による清らかな旋律が印象的で、コラール風の旋律が繰り返される中で、楽器編成やダイナミクスが徐々に拡大していきます。

エルザが婚礼のために大聖堂へ向かう様子を描写しており、純粋さと結婚への期待が表現されています。

1850年8月28日の初演以来、多くの人々を魅了し続けています。

オペラファンはもちろん、吹奏楽愛好家にもおすすめの一曲です。

荘厳な雰囲気や美しい旋律を味わいたい方にぜひ聴いてほしい名曲となっています。

歌劇「さまよえるオランダ人」より「ゼンタのバラード」Richard Wagner

ワーグナー《さまよえるオランダ人》「ゼンタのバラード」ジョーンズ
歌劇「さまよえるオランダ人」より「ゼンタのバラード」Richard Wagner

歌劇「さまよえるオランダ人」より「ゼンタのバラード」。

第2幕で歌われ、荒れ狂う海をさまよう船とオランダ人を表した部分と、それを救うことができる誠実な乙女のことを表現した部分。

ソプラノはスウェーデンのオペラ歌手、ニーナ・シュテンメさんです。

歌劇「ローエングリン」より「エルザの大聖堂への行列」Richard Wagner

ワルキューレの騎行など壮大でドラマチックな作品で有名なワーグナー。

この曲もその例に漏れず壮大な曲ですが、序盤の木管楽器の旋律には清楚な美しさも感じられます。

徐々に盛り上がりを見せ、クライマックスはやはり壮大です。

歌劇「ワルキューレ」Richard Wagner

ロマン派も後期にさしかかると表現が限界に達し、機能和声法という古典派以来の西洋音楽の調性自体が崩壊する直前まで進み、極度に演奏時間の長い音楽も登場します。

歌劇「ワルキューレ」の中の1曲「ワルキューレの騎行」は、ワーグナーの音楽で最も広く知られた曲のひとつです。

楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

ワーグナー「ワルキューレの騎行」ショルティ指揮/ウィーン・フィル(1957)
楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

本作は、楽劇「ニーベルングの指輪」の第一夜 楽劇「ワルキューレ」の第三幕の前奏曲です。

勇壮なイメージをかきたてる曲で、ベトナム戦争を描いた映画「地獄の黙示録」では、米軍のヘリが飛行するシーンに使われました。

このシーンでのこの曲の使われ方は、兵士たちの士気をあおり、攻撃対象のベトナム人たちに恐怖心を与えるため、映画のBGMとしてではなく、実際にヘリから大音量で流されるという設定になっていました。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲Richard Wagner

ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲Richard Wagner

華やかな音色が響き渡る、リヒャルト・ワーグナーの代表作の一つです。

荘厳な雰囲気と祝祭的な響きが特徴的で、表彰式にぴったりの一曲となっています。

1868年6月にミュンヘンで初演された本作は、16世紀のドイツを舞台に、伝統と革新の調和を描いた喜劇的な楽劇の前奏曲となっています。

20年以上の構想期間を経て完成した大作で、ワーグナーの芸術観が凝縮された名曲です。

式典や祝賀会など、晴れやかな場面で使用すると、場の雰囲気を一気に盛り上げてくれることでしょう。

エルザの大聖堂への行列Richard Wagner

ワーグナー(保科洋編曲) エルザの大聖堂への行列Wagner (Hiroshi Hoshina) Lohengrin (Elsa’s Procession to the Cathedral)
エルザの大聖堂への行列Richard Wagner

荘厳な雰囲気がただよう本作は、オペラ『ローエングリン』の中で、エルザが大聖堂へ向かう場面を描いた壮大な楽曲です。

ゆったりとした木管楽器の旋律から始まり、次第に力強さを増していく構成は、聴く人の心に深い感動を与えます。

ワーグナーが1848年に作曲したこの曲は、オペラの一場面でありながら、単独の演奏曲としても高い人気を誇っています。

映画やドラマの重要なシーンでも使用されることが多く、厳かな雰囲気を醸し出す効果があります。

結婚式や表彰式など、人生の大切な瞬間を演出する曲として、ぴったりな一曲ですね。