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リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽
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「楽劇王」の名前で知られる19世紀のドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの名曲を集めました!

ほとんどの自作歌劇=オペラで台本を書き、作曲家だけではなく文筆家としても知られており、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした人物のひとりです。

楽劇王と言われるだけあって、非常に楽劇が多いのですが、「交響曲 ハ長調」など交響曲も残しており、ピアノ曲や歌曲も多く残っています。

また、吹奏楽になじみある方は『エルザへの大聖堂への行列』でこのワーグナーの名前を見たことがあるかと思います。

今回はそのワーグナーの名曲をセレクトしました。

ぜひご視聴ください!

もくじ

リヒャルト・ワーグナーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜20)

ファウスト序曲 ニ短調 WWV 59(1839/40年)Richard Wagner

ドイツの名詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの『ファウスト』に触発された演奏会用序曲です。

緩やかな序奏から始まり、チューバの重厚なモティーフと弦楽器の応答が印象的。

主部では半音階のような第1主題と明るい第2主題が展開され、ドラマチックな音楽が繰り広げられます。

ニ短調からニ長調への転調は、暗闇から光への移行を象徴し、ファウストの内面的葛藤や魂の探求を音楽で描写しています。

1844年7月にドレスデンで初演されましたが、1852年にリストが再演するまでしばらく忘れられていました。

本作は、リヒャルト・ワーグナーの劇的表現力と巧みなオーケストレーションを示す重要な作品です。

ゲーテ文学に興味がある方や、ワーグナーの音楽的発展を理解したい方におすすめの1曲です。

楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」Richard Wagner

ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》「愛の死」ニルソン (1)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの代表的作品である楽劇『トリスタンとイゾルデ』の終幕を飾る名場面です。

トリスタンの亡骸の傍らでイゾルデが歌う、愛と死の融合を描いた曲として知られています。

半音階の和声進行や豊かなオーケストレーションにより、登場人物の深い感情が見事に表現されています。

1865年6月にミュンヘンで初演された本作は、その革新的な音楽語法で後世に大きな影響を与えました。

愛と死、そして救済をテーマにした壮大な物語と、それを見事に音楽で描き切った作曲技法に魅了される方におすすめの一曲です。

楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「第1幕への前奏曲」Richard Wagner

ドイツを代表する作曲家リヒャルト・ワーグナーの傑作、壮大な物語を描いた音楽劇の前奏曲です。

1862年に作曲されたこの作品は、ギルドの主題、マイスタージンガーの行進曲、愛のテーマが特徴的です。

約10分の演奏時間で、オーケストラの豊かな音色が織りなす美しい旋律が聴く人を魅了します。

本作は、音楽と詩の伝統、そして新しい才能の台頭という普遍的なテーマを探求しています。

愛と芸術、伝統と革新の葛藤を描いた物語は、聴衆の心に深く響きます。

クラシック音楽愛好家はもちろん、人間ドラマに興味がある方にもおすすめの一曲です。

歌劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲Richard Wagner

Wagner : “Lohengrin” Vorspiel 1. Aufzug (Abbado / Wiener Staatsoper Orchester)
歌劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲Richard Wagner

聖杯の輝きを音楽で表現した壮大な前奏曲です。

繊細な弦楽器の和音から始まり、次第に高揚していく音楽の流れは、天上から降臨し再び天に戻る聖杯の様子を見事に描き出しています。

特に金管楽器による力強いコラールは、聴く者の心に深い感動を与えます。

神秘的で崇高な雰囲気を持つこの曲は、多くの作曲家や芸術家に影響を与え、ロシアの作曲家チャイコフスキーからも高い評価を受けました。

映画『独裁者』でも使用され、その壮大さと神秘性が印象的な場面を演出しています。

クラシック音楽の魅力を存分に味わいたい方におすすめの一曲です。

歌劇「タンホイザー」より「夕星の歌」Richard Wagner

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歌劇「タンホイザー」より「夕星の歌」Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの『タンホイザー』から一つの美しいアリアをご紹介します。

バリトン歌手が歌うこの曲は、深い感情と美しい旋律で聴く人の心を捉えます。

夕暮れ時の情景描写から始まり、夕星に祈りを捧げる様子が歌われています。

友人の魂の安らかな旅立ちを願う歌詞には、純粋な愛と自己犠牲のテーマが込められています。

1845年10月にドレスデンで初演されて以来、多くの人々に愛され続けてきた本作。

その叙情的な旋律と深い感動は、クラシック音楽ファンだけでなく、心に響く音楽を求める全ての人におすすめです。

演奏会用序曲第1番 ニ短調 WWV 20Richard Wagner

リヒャルト・ワーグナーの才能が開花し始めた初期の管弦楽作品です。

ニ短調の調性が醸し出す劇的な雰囲気と、繊細なメロディーラインが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了します。

若き日のワーグナーの創作意欲と情熱が感じられる一曲で、後の壮大なオペラ作品への布石とも言えるでしょう。

ロマン派音楽の影響を強く受けており、ベートーヴェンやウェーバーへの敬意が垣間見れます。

1831年、18歳のワーグナーが手掛けたこの序曲は、ワーグナーの音楽的探求心を如実に表しています。

ワーグナーの音楽に興味がある方や、クラシック音楽の歴史をたどりたい方におすすめの一曲です。