自由曲や演奏会の選曲に!吹奏楽の名曲・定番の人気曲を紹介
コンクールの自由曲や定期演奏会、さらには野球応援や運動会など、吹奏楽部の方は頻繁に人前で演奏する機会がありますよね!
その度に頭を悩ませるのが、選曲。
定番の吹奏楽曲や流行の邦楽作品のほかにも、コンクールの自由曲であれば自分たちの魅力を発揮できる曲選びなど、いろいろ考えるとなかなか「これだ」というものが決められないかもしれません。
そこでこの記事では、悩んでいるならきっと参考になる、オススメな吹奏楽曲をたくさんご紹介していきます!
さまざまなジャンルの華やかな曲からオシャレでかっこいい曲までたくさんピックアップしたので、ぜひ自分たちで演奏してみたいと思える作品を見つけてみてくださいね。
自由曲や演奏会の選曲に!吹奏楽の名曲・定番の人気曲を紹介(11〜20)
メルヘン酒井格

数々の吹奏楽曲を手掛けてきた酒井格さんによる、2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲。
まるでおとぎ話の世界に入り込んだようなメルヘンチックな雰囲気が魅力的。
優雅で優しい曲調の中に、テンポの変化や多彩な音色が織り交ぜられているのが特徴的ですね。
演奏には高い技術が求められますが、本作を通して、吹奏楽の楽しさと奥深さを存分に味わえるはずです。
「天国の島」2011年度課題曲(Ⅱ)NEW!佐藤博昭

雄大な自然の風景が目に浮かぶような、情景が豊かな吹奏楽曲。
作曲者の佐藤博昭さんが、かつて赴任していた北海道の離島で目にした美しい景色や生命の躍動を音にした作品です。
本作は2011年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲IIとして多くの人に演奏され、人気番組『ザ!
鉄腕!
DASH!!』の「DASH島」のテーマ曲としてもおなじみですよね。
静かな幕開けから一転、お祭りのような力強いリズムと勇壮なメロディーが展開していく様子は、聴く人の冒険心をくすぐります。
自然の厳しさと美しさ、そしてそこに宿る生命の輝きを表現したサウンドは、演奏者の情熱を存分に引き出してくれるでしょう。
「レトロ」2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲ⅢNEW!天野正道

1970年代から80年代のポップスを現代の吹奏楽に見事に蘇らせた映像音楽の巨匠、天野正道さんによる一曲。
本作は、2023年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲとして委嘱され、全国大会では99団体中35もの団体が演奏したことでも大きな話題となりました。
ブライトロック、センチメンタルバラード、クロスオーバーと次々に表情を変える構成で、聴く人を飽きさせません。
ドラムやコンガが刻む本格的なリズムと、トランペットやサックスのジャジーなソロがとにかくクール!
「本物のポップスを」という作曲者の情熱が、サウンドの隅々から伝わってくるようです。
グルーヴ感があふれる演奏で会場を沸かせたいバンドにとって、最高の見せ場を作ってくれるのではないでしょうか?
「架空の伝説のための前奏曲」2006年度課題曲(Ⅰ)NEW!堀内俊男

壮大な物語の始まりを告げるような、力強くドラマティックなサウンドが聴く人の心を揺さぶる一曲。
広島県で教壇に立ちながら、吹奏楽作品を数多く手掛ける堀内俊男さんの作品です。
静かなパートでの繊細な音の対話から、全合奏が一体となって突き進むクライマックスへの展開は圧巻で、まるで伝説の序章を音楽で体験しているかのような没入感が味わえます。
この楽曲は2006年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲として書かれ、参考演奏がアルバム『全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集2005‑2008』に収められています。
個々の技術だけでなくバンド全体の表現力が問われる本作は、仲間と一つの壮大な物語を紡ぎたい時にこそ演奏してほしい名曲です。
「天馬の道 ~吹奏楽のために」2008年度課題曲(Ⅳ)NEW!片岡寛晶

力強くも美しい吹奏楽曲といえば、多くの人がこの名曲を思い浮かべるのではないでしょうか。
打楽器奏者としても活躍する片岡寛晶さん作曲の、天空を駆けるペガサスの物語を描いた作品です。
静かな幕開けから一転、大空へ飛び立つような疾走感があふれる展開には心が躍りますよね。
落ち着いた中間部から、再びクライマックスの華やかなファンファーレへと向かう構成はまさに圧巻!
本作は、2008年度に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として多くの舞台で演奏された経歴を持ちます。
アルバム『天馬の道』では海上自衛隊横須賀音楽隊による迫力の演奏が収録されています。
物語を音で表現する楽しさと、聴衆を魅了する手応えを感じられる、演奏会の主役にふさわしい一曲です。
民衆を導く自由の女神樽屋雅徳

フランスの7月革命を音楽で描いた吹奏楽曲。
ドラクロワの絵画からインスピレーションを得た本作は、民衆の高まる革命の気運を力強く表現しています。
金管楽器の迫力ある旋律が革命の決意を、木管楽器の繊細な音色が希望と不安を伝えます。
2004年に発表されて以来、吹奏楽コンクールの定番曲として親しまれてきました。
自由を求める民衆の姿を描いた絵画のように、音楽を通じて聴く人の心に強く訴えかけてきます。
吹奏楽の魅力を存分に味わえる作品です。
自由曲や演奏会の選曲に!吹奏楽の名曲・定番の人気曲を紹介(21〜30)
行進曲「ラメセスⅡ世」NEW!阿部勇一

古代エジプトの偉大な王をテーマにした、吹奏楽作曲家の阿部勇一さんによる異国情緒があふれる作品です。
冒頭を飾る華やかなファンファーレと、それに続くホルン群の勇壮な響きが印象的なこの楽曲は、ファラオの圧倒的な威厳と壮大な歴史物語を見事に描き出します。
1995年に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として採用され、多くの奏者が挑戦したことでも知られています。
コンクール経験者の中には、この曲に特別な思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。
難易度は高いですが、それだけに演奏者の実力を存分に発揮できる一曲。
スケール感のあるドラマチックな演奏で、聴衆の心をつかみたいと考えるバンドにピッタリです。