【1980年代】伝説の洋楽ロックバンドの名曲・ヒット曲
1980年代といえば、洋楽ロックにおいて「黄金期」と呼ばれる時代です。
ロック・バンドという観点で見ると、今も活躍するベテランのロック・バンド勢が多くデビューを果たし、歴史に残る世界的なヒット曲が多く生まれた時期でもありますよね。
今回は、そんな1980年代の洋楽ロック・バンドにフォーカスしたヒット曲、名曲の数々をご紹介!
80年代らしいエネルギッシュなロック・ナンバーやスタジアム映えするバラード曲はもちろん、既存のロックにとらわれないニューウェーブと呼ばれる存在や、90年代へとつながるオルタナティブ・ロックが生まれた時代でもある、という点も踏まえたバラエティに富んだラインアップとなっておりますよ。
【1980年代】伝説の洋楽ロックバンドの名曲・ヒット曲(101〜110)
Just Like HoneyThe Jesus and Mary Chain

甘美な愛の世界を描き出す1985年11月リリースの楽曲。
The Jesus And Mary Chainのデビューアルバム『Psychocandy』収録の本作は、フィードバックノイズと美しいメロディの融合が印象的です。
Phil Spectorの影響を感じさせる壮大なサウンドの中に、恋愛の甘さと苦悩が見事に表現されています。
Jim Reidさんの感情豊かなヴォーカルが心に響きますね。
映画『Lost in Translation』のエンディングで使用されたことでも知られる本作は、ノイズポップの金字塔として今もなお多くの音楽ファンを魅了し続けているのです。
EpicFaith No More

ファンクメタルやミクスチャー的な音楽性でジャンルに縛られないサウンドを提示、1980年代後半から1990年代にかけて人気を博したアメリカのバンド、フェイス・ノー・モア。
奇人とも称されるマイク・パットンさんがヴォーカルとして加入後、1989年にリリースされて大ヒットを記録したサード・アルバム『The Real Thing』の収録曲である『Epic』は、ラップ風のAメロとメロディアスなサビ、ファンキーなサウンドが抜群にカッコいい名曲です!
後にシングルカットされてビルボードチャートでも9位にまで上昇、1990年代のオルタナティブロックへの架け橋のような立ち位置でもある曲ですから、未聴の方はぜひチェックしてみてください。
You Made Me RealiseMy Bloody Valentine

爆音の中に美しいメロディが浮かび上がる、「シューゲイザー」というジャンルを彼らが確立するのが1990年代初頭。
こちらの楽曲『You Made Me Realise』は1988年ですが、まさにシューゲイザーナンバーで、彼らがブレイクするきっかけとなった曲でもあります。
この音の洪水と、肩の力の抜けたボーカル、この落差が心地よいロック史に残る最高の名曲です。
Teen Age RiotSonic youth

1980年代のロックバンドとして外せないのが、ソニック・ユース。
彼らの音楽性、アートワーク、思想も90年代のロックバンドブームに多大なる影響をおよぼしました。
オルタナティブロックに分類されるバンドですが、そのオルタナシーンをひっくり返そうという新年で実験的な楽曲もたくさんリリースしています。
しかしそれがいつまでたっても色あせない理由の一つでもあるのではないでしょうか。
This Charming ManThe Smiths

5年程度という短い活動期間でありながら、1980年代のイギリスにおいて最も重要なバンドの1つと評され、熱狂的なファンを多く持つバンドがザ・スミスです。
記録的な成功を収めたというわけではありませんが、彼らの影響を受けたミュージシャンは数知れず、ここ日本でもイギリスのロックを愛する音楽ファンの間でカルト的な人気を誇っているのですね。
フロントマンのモリッシーさん、ギタリストのジョニー・マーさんによるソングライター・コンビが生んだ素晴らしい名曲の数々の中でも、代表的なナンバーの1つである『This Charming Man』を紹介しましょう。
1983年にリリースされた2枚目のシングル曲で、アルバム未収録ながらチャート25位を記録した出世作と言える楽曲です。
モリッシーさんの端正な歌声、単純なパワーコードとは一線を画したマーさんの独創的なギターワークの素晴らしさは今さら言及するまでもありませんが、歌うようなベース・ラインと軽やかなドラムスも実に良いですよ。
ストーリ性を持った歌詞は文学青年らしいモリッシーさんらしい内容で、示唆的でありさまざまな解釈が成されています。
【1980年代】伝説の洋楽ロックバンドの名曲・ヒット曲(111〜120)
InnuendoQueen

14枚目のアルバムの表題曲にもなっているのがこちら『Innuendo』。
このアルバムは1991年リリースですが、1989年に製作さています。
Queenの原点回帰とも言われた複雑かつ、曲をつなぎ合わせた手法で作られたナンバーです。
まさかのフラメンコソロやその直後の三拍子など、聴きごたえのある楽曲ですよ!
80年代の大スター、Queenのラストアルバムでもあります。
Karma ChameleonCulture Club

ボーイ・ジョージが率いるイギリスノバンド、カルチャークラブの代表曲です。
1983年のアルバム『Colour by Numbers』に収録されてシングルカットされました。
日本ではボーイ・ジョージのビジュアルとゲイであることに加えての歌詞の「カーマ、カーマカマカマ」というのがあいまって、完全に「おかま」の曲になっています。