洋楽黄金期!80年代にヒットしたオススメの夏ソング
80年代の音楽シーンといえば、ここ日本において洋楽が最も輝いていた時代と言われるほどに、記憶にも記録にも残るヒット・ソングが多く生まれた時代です。
とディスコブームやシンセの普及によるキラキラした派手なサウンド、MTVの誕生から始まったビデオクリップを使ったビジュアル戦略……歴史的な大スターも次々に登場しました。
今回の記事では、そんな80年代にヒットした夏ソングを中心に、夏っぽさのあるナンバー、夏に聴いたらはまりそうな名曲なども織り交ぜてリサーチしてみました。
世代の方には懐かしい、若い方には新鮮なヒット曲の数々を、ぜひご覧ください!
洋楽黄金期!80年代にヒットしたオススメの夏ソング(1〜10)
Summer Of ‘69Bryan Adams

カナダが生んだ大スターにして、2020年代も現役で活躍するシンガーソングライター、ブライアン・アダムスさん。
端正なルックスとハスキーボイスを武器に、天性のロックンローラーとしてここ日本においても根強い人気を誇っていますよね。
そんなアダムスさんが1984年にリリース、世界中で1,200万枚という特大ヒットを飛ばした名盤『レックレス』に収録されている人気曲がこの楽曲です。
『想い出のサマー』という邦題でも知られるこの曲は、アメリカでも定番の夏ソングとして知られており、かのテイラー・スウィフトさんも自身のコンサートでカバーしています。
爽やかでノリのいいサウンドとノスタルジックな哀愁を帯びたメロディは、時代をこえていつまで愛され続けることでしょう。
Every Breath You TakeThe Police

誰もが一度は耳にしたことのある、美しいバラードの名曲です。
ギタリスト、アンディ・サマーズさんによる歴史的なギターのリフ、シンプルながらもツボを押さえたスチュワート・コープランドさんのドラムス、哀愁を帯びたスティングさんの歌唱……文句のつけようがない、音楽史に残る大ヒット曲ですよね。
歌詞に夏が出てくるというわけではありませんが、この曲が全米チャートの1位を独走していた時期が、ちょうど夏の季節だったのですね。
リアルタイム世代であれば、この曲を聴いて1983年の夏を思い出すという方も多いのでは?
どこかノスタルジックで静かな感動を呼び起こすこの楽曲を、ぜひ遠い夏の日の風景を思い浮かべながら聴いてみてくださいね。
PanamaVan Halen

耳に飛び込んでくるパワフルなギターリフが心を躍らせる、カリフォルニア州出身のハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンの代表的な楽曲の1つです。
1984年6月に発売されたアルバム『1984』からの3枚目のシングルとして世に送り出され、全米ビルボードチャートで13位を記録した名曲ですね。
タイトルの由来はデイヴィッド・リー・ロスさんがラスベガスで目撃したレースカー「Panama Express」から着想を得たもので、スピード感あふれるサウンドに車への愛情が込められています。
本作の魅力は何といっても、エディ・ヴァン・ヘイレンさんの圧倒的なギタープレイと、楽曲のブリッジ部分で聞こえる1972年式ランボルギーニ・ミウラSの本物のエンジン音が織りなすリアルな迫力ですよ。
真夏のドライブ中や気分を上げたい時におすすめの一曲です!
Girls Just Want To Have FunCyndi Lauper

2024年にツアーからの引退を発表、2025年の4月にはラストジャパンツアーも敢行して大成功を収めたことも記憶に新しいシンディ・ローパーさん。
革新的な女性アーティストとして1980年代に大きな成功を収め、日本のファンとは固い絆で結ばれていることでも知られる彼女の代表曲といえば、やはり1983年にリリースされた大ヒット曲『Girls Just Want To Have Fun』ですよね。
圧倒的に素晴らしい女性賛歌であり、いつの時代にもポジティブなパワーを与えてくれる永遠のアンセムですから、もちろん真夏のBGMとしてもぴったりですよ。
The Boys of SummerDon Henley

ロック史に残る名バンド、イーグルスのドラマー兼シンガーにして、ソロ・アーティストとしても大きな成功を収めたドン・ヘンリーさん。
この楽曲は1984年にリリースされた大ヒット曲で、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのギタリスト、マイク・キャンベルさんとの共作でもあります。
商業的な成功はもちろん、グラミー賞のベスト・ロック・ボーカル部門の受賞も果たした評価の高い名曲です。
過ぎ去った恋の思い出や、若者たちの在りし日の夏の情景がノスタルジックに描かれた歌詞は、むしろ30代や40代を迎えた方に聴いてほしいですね。
キャディラックやデッドヘッドのステッカー、といった歌詞に注意を払いつつ、当時のアメリカの若者文化を想像しながら聴いてみるのもおもしろいですよ。
CongaMiami Sound Machine

80年代のラテン・ディスコといえば、グロリア・エステファンさんとマイアミ・サウンド・マシーンの代表曲を忘れてはいけません。
キューバ出身のエステファンさんが率いるこのアメリカのバンドが1985年にリリースしたこの楽曲は、エネルギッシュなパーカッションとブラスセクションが織りなすラテンのリズムと、ポップなメロディが見事に融合した革新的なサウンドで世界を魅了しました。
Billboard Hot 100で最高10位を記録し、ポップ、ダンス、ブラック、ラテンの各部門で同時にランクインするという快挙を達成。
本作は、ラテン音楽が主流のアメリカ市場に進出する道を切り開いた先駆的な作品として、今なお多くのアーティストに影響を与え続けています。
Hungry like the WolfDuran Duran

狼のように飢えたハンターの気分を描いた躍動感あふれるダンス・チューン、この楽曲は1982年当時のニューウェーブ・シーンを代表する一曲として、今なお色褪せない魅力を放っています。
童話『赤ずきんちゃん』からインスピレーションを得た歌詞は、恋愛における激しい欲望と本能的な衝動をエキサイティングに表現し、サイモン・ル・ボンさんの官能的なヴォーカルが楽曲全体に緊張感を与えています。
アルバム『Rio』の収録曲として世界的な成功を収め、特にスリランカで撮影された冒険映画のような革新的なミュージックビデオはMTVで話題となり、1984年のグラミー賞では最優秀短編ミュージックビデオ賞を受賞しました。
ローランドのジュピター8が奏でるキラキラしたシンセサウンドとファンキーなリズムは、夏のドライブや海辺でのパーティーにぴったりの一曲です!