90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集
1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。
ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。
本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!
これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。
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90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(41〜50)
Black Hole SunSoundgarden

1984年にシアトルで結成され、90年代のグランジ/オルタナティブロック・ブームにおける先駆的的な存在として多くのバンドからリスペクトされているのがサウンドガーデンです。
残念ながらここ日本における知名度はやや低いと言わざるを得ませんが、ニルヴァーナやパール・ジャムといったバンドの先輩格であり、1989年にはいち早くメジャー・レーベルからアルバムをリリースしていたと言えば彼らのすごさの一端が伝わるのではないでしょうか。
1970年代のハードロックやパンクなどに影響を受けながらも、重々しくうねるようなグルーヴは往年のメタルとはまた違ったサウンドであり、メタルとオルタナティブロックの間を行くような音は後続のバンドたちに多大なる影響を与えています。
カリスマティックなヴォーカリスト兼ギタリストであり、2017年に残念ながらこの世を去ってしまったクリス・コーネルさんの圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスは、多くのシンガーが憧れてやまないほどに特別なものなのですね。
そんなサウンドガーデンが大ブレイクを果たした1994年のアルバム『Superunknown』に収録された楽曲『Black Hole Sun』は、彼らの音楽性の懐の広さを顕著に示す名曲であり、クリスさんの表現力豊かな歌唱も実に素晴らしい。
90年代に残る名ロック・バラードとして、90年代の洋画国興味がある多くの人に聴いていただきたいですね。
90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(51〜60)
No SurprisesRadiohead

イギリスのオルナタティブ・ロック・バンドであるレディオヘッドによって、1998年にリリースされたトラック。
イギリスのチャートでNo.4を記録し、シルバー認定を受けています。
モーロック・ディレンマの2006年のトラック「Hass」でサンプリングされています。
DreamsThe Cranberries

2022年の7月に開催されたフジロックに来日した、ミシェル・ザウナーさんのソロ・プロジェクトであるジャパニーズ・ブレックファスト のパフォーマンスにおいて、ウォン・カーウァイ監督の名作映画『恋する惑星』をスクリーンに映し出しながら披露された楽曲を聴いて、当時を知っている人や映画のファンであれば思わず歓喜の声を上げられたのではないでしょうか。
『恋する惑星』の主題歌として知られているフェイ・ウォンさんの大ヒット曲『夢中人』の原曲である、アイルランド出身のクランベリーズの『Dreams』をカバーしたのですね。
クランベリーズはモダンなロック・サウンドにアイリッシュ・トラディショナル・フォークの要素を取り入れ、唯一無二の歌声を持つドロレス・オリオーダンさんのヴォーカルを軸として90年代を中心に活躍、アルバムのトータルセールスは4,000万枚をこえるほどの人気バンドです。
そんな彼女たちが1992年にリリースした名曲『Dreams』は、彼女たちの代表曲の1つとして知られる名曲です。
爽やかなギター・サウンドの中で、ヨーデル風の歌唱も駆使しつつどこか祈りのようにも聴こえるドロレスさんの歌声は、いつの時代であっても聴く人の胸を打ちますね。
Livin’ on the EdgeAerosmith

90年代ロックの象徴的な曲といえば、エッジの効いたギターリフと社会批判的なメッセージを融合させたエアロスミスのこの楽曲でしょう。
1993年にリリースされたアルバム『Get a Grip』からのシングルカットで、当時のアメリカ社会が抱える問題に切り込んだ歌詞が印象的です。
人種差別や環境破壊といった深刻なテーマを、キャッチーなメロディーとともに届けるその手腕は、まさにエアロスミスならでは。
本作は、グラミー賞やMTVビデオ・ミュージック・アワードを受賞するなど、批評家からも高い評価を得ました。
社会の矛盾や不条理に向き合いたい方、90年代ロックの真髄を味わいたい方にぜひオススメです。
WalkPantera

アメリカ、テキサスで結成され2003年に解散したヘヴィメタルバンド、パンテラ。
圧倒的音圧で迫るザクザクと歪んだ重いギター、フィジカルなリズム、クレイジーなシャウト、衝動性と暴力性にあふれた攻撃的サウンド。
メタルというアートフォームの雛型を作ったといっても過言ではない始祖的存在。
解散し何年も経過した今なお現在進行形で続くエクストリームメタル、ハードコアのバンドのシーンに至るまでその影響を与え続けています。
Time BombRancid

カリフォルニアのパンクバンド、ランシド。
疾走感と荒削りに攻撃性を叩きつけた初期をへて、その後レゲエディージェイのブジュさんと共演するなどレゲエ、スカを消化。
ツートーン的アプローチをおりまぜてタフ&ラフに踊らせてくれる『TIME BOMB』は、ティム・アームストロングさんの路地裏的文学性を感じる歌詞も相変わらずかっこいいです。
完全に爆音推奨盤だと思います。
パンクが苦手な方にもアッサリして聴きやすいと思います。
Kinky AfroHappy Mondays

80年代の終わりから発展していき、90年代前半に衰退していくカルチャー「マッドチェスター・ムーブメント」。
そのジャンルの特徴は当時の退廃的な文化と強く関係するサイケデリックなサウンドでした。
「マッド」と「マンチェスター」を掛け合わせた造語で、このジャンルのなかに当時のイギリスの風土や若者の価値観が詰め込まれています。
不協和音も幻想的でまったく新しい聴きごたえのあるジャンルで、それを代表するのがハッピーマンデーズ。
後のUKロック史のレジェンドたちが彼らの後に続いた、90年代ロックの始まりを告げるロックバンドです。