90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集
1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。
ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。
本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!
これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。
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90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(41〜50)
Motorcycle EmptinessManic Street Preachers

イギリスのロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ1992年の楽曲『Motorcycle Emptiness』。
彼らの活動において1995年、ギターのリッチー・エドワーズさんの失踪による活動休止が1つの節目で、こちらはまだ4人で活動していた頃の楽曲です。
彼らのサウンドはオルタナティブでありながらもどこか心地よく、UKロックの中でも唯一無二です。
95年以降活動を止めることなく進めており、今でも母国ウェールズやイギリスのみならず世界各国のファンから愛されています。
90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(51〜60)
Hunger StrikeTemple Of The Dog

アメリカ・シアトル出身のスーパーグループ、テンプル・オブ・ザ・ドッグのアルバム『Temple of the Dog』収録曲。
亡き友人を追悼するプロジェクトから生まれた本作は、富や権力を持つことへの違和感と、持たざる者の抵抗を描いているそうです。
サウンドガーデンのクリス・コーネルさんと、当時まだ無名だったパール・ジャムのエディ・ヴェダーさんの魂のデュエットは圧巻!
二人の歌声が交錯する様は、社会の不条理に対する心の叫びそのもののようです。
1991年リリースのこの作品は、後にMTVで注目を集め大ヒットしました。
内面の葛藤を赤裸々に描く、グランジの神髄に触れてみてはいかがでしょうか?
Black Hole SunSoundgarden

1984年にシアトルで結成され、90年代のグランジ/オルタナティブロック・ブームにおける先駆的的な存在として多くのバンドからリスペクトされているのがサウンドガーデンです。
残念ながらここ日本における知名度はやや低いと言わざるを得ませんが、ニルヴァーナやパール・ジャムといったバンドの先輩格であり、1989年にはいち早くメジャー・レーベルからアルバムをリリースしていたと言えば彼らのすごさの一端が伝わるのではないでしょうか。
1970年代のハードロックやパンクなどに影響を受けながらも、重々しくうねるようなグルーヴは往年のメタルとはまた違ったサウンドであり、メタルとオルタナティブロックの間を行くような音は後続のバンドたちに多大なる影響を与えています。
カリスマティックなヴォーカリスト兼ギタリストであり、2017年に残念ながらこの世を去ってしまったクリス・コーネルさんの圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスは、多くのシンガーが憧れてやまないほどに特別なものなのですね。
そんなサウンドガーデンが大ブレイクを果たした1994年のアルバム『Superunknown』に収録された楽曲『Black Hole Sun』は、彼らの音楽性の懐の広さを顕著に示す名曲であり、クリスさんの表現力豊かな歌唱も実に素晴らしい。
90年代に残る名ロック・バラードとして、90年代の洋画国興味がある多くの人に聴いていただきたいですね。
PhilosophyBen Folds Five

1994年からたった6年だけ活動した、アメリカのスリーピースバンド、ベン・フォールズ・ファイヴ。
彼らの最大の特徴はというと、何と言ってもギターレスのピアノボーカルでのロックバンドということです。
そして彼らのサウンドはもちろん独特で、名曲『Philosophy』はピアノに寄り添ったサウンドというよりは、ゴリゴリのロックサウンドにピアノが混じっているという感じです。
このグルーヴは後にも先にも彼らだけではないかというくらい完成された見事なアンサンブル、サウンドメイキングが魅力です。
Civil WarGuns N’ Roses

Guns N’ Rosesによって1993年にリリースされたトラック。
ケネディ大統領の暗殺事件やベトナム戦争などへの言及を特徴としており、Louis Lambertの1863年のトラック「When Johnny Comes Marching Home」からインスパイアされています。
All Apologies (MTV Unplugged)Nirvana

感情豊かなアコースティックサウンドに乗せて、自省と赦しを求める思いを綴った楽曲。
カート・コバーンさんの繊細な歌声と、クリス・ノヴォセリックさんの印象的なベースラインが心に響きます。
1993年11月にニューヨークで行われたMTV Unpluggedでのパフォーマンスは、ニルヴァーナの代表作の1つとなりました。
このライブ音源を収録したアルバム『MTV Unplugged in New York』は、1994年11月にリリースされ、ビルボードチャートで1位を獲得。
グラミー賞も受賞しています。
本作は、90年代ロックの象徴的な1曲として、今なお多くの人々に愛され続けているのです。
SabotageBeastie Boys

文字通り「ミクスチャー」の時代だった90年代のロック史において、DIYの精神と抜群のセンスで作品はもちろんカルチャー全般に影響を及ぼした存在といえば、やはりビースティ―ズ・ボーイズの名前は挙げざるを得ないでしょう。
80年代組ではありますが、ヒップホップとロックを巧みに融合させ、革新的なスタイルを築き上げた彼らはやはり90年代を語る上でも欠かせないグループですよね。
本稿で紹介している『Sabotage』は、日ごろはあまりヒップホップは聴かないというロック好きであっても必ず聴いてほしい名曲中の名曲です!
1994年にリリースされて高い評価を受けた大ヒット・アルバム『Ill Communication』に収録され、エフェクターを駆使した強烈なベース・ラインによる伝説的なリフを軸とした、ハードコアパンク出身らしい破壊力と生楽器を使ったヒップホップのグルーブが完ぺきな形で表現された最高にカッコいいナンバーですね。
スパイク・ジョーンズ監督によるMVも含めて、この曲に触れればいつでも濃厚に漂う90年代という時代の空気感がよみがえります。






