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90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集

1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。

ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。

本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!

これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。

90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(71〜80)

Nothing Else MattersMetallica

Metallica: Nothing Else Matters (Official Music Video)
Nothing Else MattersMetallica

Metallicaによって1992年にリリースされたトラック。

James Hetfieldがギター・ソロを演奏した、数少ないトラックのひとつです。

世界各国でヒットし、4カ国でプラチナ認定を受けています。

Truthの2009年のトラック「Piange ll Cielo」でサンプリングされています。

Don’t Call Me WhiteNOFX

NOFX – “Don’t Call Me White” (Full Album Stream)
Don’t Call Me WhiteNOFX

ファット・マイクさん率いるカリフォルニアのパンクバンドNOFX。

『Don’t call me white』のタイトルが示すとおりポリティカルとまではいかないものの、かなりシリアスな内容です。

一方で楽曲自体は彼ららしく疾走するドライブ感、歪んだギター、プリミティブなリズム。

わりとシンプルな曲の中で、エモーショナルに主張しています。

ストリートパンクはこうあってほしいですね。

初夏、半パン、街をクルーズ、音楽はノーエフ……いかがでしょうか?

A Design For LifeManic Street Preachers

Manic Street Preachers – A Design for Life (Official Video)
A Design For LifeManic Street Preachers

働く階級のアイデンティティと社会の矛盾を鋭く描いた本作は、1996年4月に発表されたマニック・ストリート・プリーチャーズの代表曲です。

教育の力と労働の現実という相反する側面を描き、聴く者の心に深く刻まれる歌詞が魅力。

60万枚以上を売り上げ、イギリスのシングルチャートで2位を記録。

NMEの「50 Greatest Indie Anthems Ever」にも選出されるなど、高い評価を得ています。

社会への問いかけとロックの融合は、今なお多くの人々の共感を呼び、励ましの源となっているのではないでしょうか。

90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(81〜90)

Antichrist SuperstarMarilyn Manson

Marilyn Manson – Antichrist Superstar (From Dead To The World)
Antichrist SuperstarMarilyn Manson

アメリカの悪夢マリリン・マンソンさん。

常に妖しくスキャンダラスで変態なのに音楽も存在も超ポップ。

キリスト教をこれだけディスってもセレブとして扱われているロック界のモンスターです。

インダストリアル的硬質ビートの上、聴衆をあおり立てるようにアメリカへの呪詛を唱える白塗りの音楽家。

演出を含むアートワークのクオリティも高く、ロック界に限らず各業界にフォロワーを生み出し続けています。

Cut Your HairPavement

Pavement – Cut Your Hair (Official Video)
Cut Your HairPavement

スティーヴン・マルクマスさん率いるカリフォルニア出身のロックバンド、ペイヴメント。

中学生が組んだバンドをそのまま続けたような、ゆるさと反骨精神が共存するロックバンドです。

そんな彼らの曲から紹介するのが、1994年にリリースされた『Cut Your Hair』です。

キャッチーで、ひょうひょうとしたメロディは一緒に歌いたくなっちゃいますよね。

この曲がリリースされた時期、世界はバンドブームでした。

毎日のように新しいバンドがデビューし、生き残れない者はひっそりと業界から姿を消してゆく。

生き残るために、バンドのヴィジュアルや、イメージにこだわることは必須とされています。

ですが、マルクマスさんはそこに嫌気がさし、見かけ重視の音楽業界をけちょんけちょんに批判するためにこの曲を書きました。

ユーモラスで、皮肉たっぷりなマルクマス節がさく裂している1曲です!

VelouriaPixies

Pixies – Velouria (Official Video)
VelouriaPixies

ピクシーズが存在していなかったら、ニルヴァーナをはじめとする多くのバンドが成功することはなかったかもしれない……というのは言い過ぎでしょうか。

80年代後半から90年代初頭にかけて独創的なギター・サウンドを生み出し、ジャンルを問わず多くのミュージシャンから熱狂的な支持を受けるピクシーズは、個性的なインディーズ・バンドが地下シーンで活動していた80年代と、ニルヴァーナ以降の90年代オルタナティブロックとをつなぐ最重要バンドと個人的には解釈しております。

本国アメリカよりも先にイギリスで評価され、名門レーベル4ADから作品をリリースしていたという事実もぜひ知っておいていただきたいですね。

そんなピクシーズが生み出した多くの名曲の中で、1990年にリリースされて商業的な成功を果たしたサード・アルバム『Bossanova』に収録されている『Velouria』を紹介します。

バンドにとっても初の英国チャートにおけるトップ40にランクインを果たし、代表曲の1つとして知られる楽曲ですね。

間違いなくポップ、それでいて何かがねじれている奇妙なバランス感覚に一度はまってしまえば、もう抜け出せなくなるくらいの魅力に満ちたキラーチューンです!

D’You Know What I Mean? (2016 HD Remaster)Oasis

Oasis – D’You Know What I Mean? (Official HD Remastered Video)
D'You Know What I Mean? (2016 HD Remaster)Oasis

90年代ロックシーンに革命をもたらしたオアシスの代表曲が、2016年にリマスターされ新たな魅力を放っています。

壮大なサウンドスケープと抽象的な歌詞が織りなす本作は、バンドの急速な成功と名声への葛藤を反映しているようです。

1997年7月にリリースされ、イギリスをはじめ多くの国でチャート1位を獲得。

ポストアポカリプティックな世界観のミュージックビデオも話題を呼びました。

オアシスの音楽性が凝縮された一曲で、ロックファンならずとも聴く価値があります。

まさに90年代ロックの金字塔と呼ぶにふさわしい楽曲です。