90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集
1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。
ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。
本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!
これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。
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90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(71〜80)
DriveR.E.M.

R.E.M.によって1992年にリリースされたトラック。
David Essexの1973年のトラック「Rock On」からインスパイアされています。
コンサートではトラックの雰囲気を再現するのが難しいため、ファンク・ロック・バージョンがパフォーマンスされることでも知られています。
Only Happy When It RainsGarbage

アメリカのオルタナティヴ・ロック・バンドであるガービッジによって、1995年にリリースされたトラック。
ビデオ・ゲーム「Guitar Hero 5」などで使用され、メタリカなどによってカバーされています。
ミュージック・ビデオはサミュエル・ベイヤー監督によるものです。
VelouriaPixies

ピクシーズが存在していなかったら、ニルヴァーナをはじめとする多くのバンドが成功することはなかったかもしれない……というのは言い過ぎでしょうか。
80年代後半から90年代初頭にかけて独創的なギター・サウンドを生み出し、ジャンルを問わず多くのミュージシャンから熱狂的な支持を受けるピクシーズは、個性的なインディーズ・バンドが地下シーンで活動していた80年代と、ニルヴァーナ以降の90年代オルタナティブロックとをつなぐ最重要バンドと個人的には解釈しております。
本国アメリカよりも先にイギリスで評価され、名門レーベル4ADから作品をリリースしていたという事実もぜひ知っておいていただきたいですね。
そんなピクシーズが生み出した多くの名曲の中で、1990年にリリースされて商業的な成功を果たしたサード・アルバム『Bossanova』に収録されている『Velouria』を紹介します。
バンドにとっても初の英国チャートにおけるトップ40にランクインを果たし、代表曲の1つとして知られる楽曲ですね。
間違いなくポップ、それでいて何かがねじれている奇妙なバランス感覚に一度はまってしまえば、もう抜け出せなくなるくらいの魅力に満ちたキラーチューンです!
90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(81〜90)
Common PeoplePulp

1990年代の洋楽ロックといえば、イギリスで巻き起こった「ブリットポップ」は欠かすことのできないムーブメントの1つですよね。
オアシスやブラーといったような、2020年代の今も多くのファンに愛されているバンドはもちろん、アルバム1枚で消えてしまったようなバンドやアーティストも含めて、あの時代をリアルタイムで生きた人にとっては懐かしく、後追い世代にとっても興味深い作品が多数リリースされました。
そんなブリットポップを象徴するバンドと言われて、相当熱心なUKロック好きであれば、オアシスやブラーではなくパルプを真っ先に挙げられる方、実はかなり多いのですよ。
1980年代から活動を続けていたパルプは、90年代半ばにようやくブレイクした苦労人であり、ブラーとはまた違ったアプローチで何処をどう切り取っても「英国」なスタイルを持った彼らは、本国では国民的なバンドとして愛されていました。
そんなパルプを頂点へと押し上げた大名曲が、こちらの『Common People』です。
ブリットポップの盛り上がりが最高潮に達した1995年にリリースされた名盤5TH『Different Class』に収録されたリード・シングルで、1995年のグラストンベリーにおいてストーン・ローゼズの代役としてパルプがヘッドライナーを務めた際にこの楽曲を披露、その時のすさまじい盛り上がりは語り草となっているほどです。
ちなみにこの楽曲の曲名は直訳すれば「普通の人々」となるのですが、これがどういった意味を持つのかはぜひ対訳を片手に歌詞をチェックしてほしいですね。
Dammitblink-182

アメリカのロック・バンドであるBlink-182によって、1997年にリリースされたトラック。
ベーシストのMark Hoppusが、約5分で書いたトラックと言われています。
1998年のティーン映画「Can’t Hardly Wait」をはじめ多くのメディアで使用されています。
A Design For LifeManic Street Preachers

働く階級のアイデンティティと社会の矛盾を鋭く描いた本作は、1996年4月に発表されたマニック・ストリート・プリーチャーズの代表曲です。
教育の力と労働の現実という相反する側面を描き、聴く者の心に深く刻まれる歌詞が魅力。
60万枚以上を売り上げ、イギリスのシングルチャートで2位を記録。
NMEの「50 Greatest Indie Anthems Ever」にも選出されるなど、高い評価を得ています。
社会への問いかけとロックの融合は、今なお多くの人々の共感を呼び、励ましの源となっているのではないでしょうか。
Bitter Sweet SymphonyThe Verve

緊張感あるストリングスのループとドラマチックなサウンドが印象的な本作は、90年代オルタナティブシーンを象徴する1曲です。
青春の甘く切ない感情を見事に表現し、ザ・ヴァーヴの持つイギリスらしい雰囲気が詰まった楽曲は、今聴いても色褪せない魅力を放ち続けています。
1997年9月にリリースされたアルバム『Urban Hymns』に収録され、チャートの頂点を極めるほどの大成功を収めました。
人生の矛盾や複雑さ、そして人間存在の儚さを象徴的に描いた歌詞は、多くの聴衆の心に響きます。
仕事に追われる日々や社会の圧力に押しつぶされそうな時、心に寄り添ってくれる1曲としてオススメです。






