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90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集

1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。

ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。

本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!

これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。

90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(51〜60)

AlivePearl Jam

Pearl Jam – Alive (Official Video)
AlivePearl Jam

グランジ・シーンを代表するバンド、パール・ジャムのデビュー曲は、深い個人的体験に基づいた衝撃的な歌詞が特徴です。

主人公の複雑な家族関係や葛藤が描かれ、「生きている」という事実が呪いのように感じられる心情が表現されています。

しかし、ライブでの観客の反応により、曲の意味合いが徐々に前向きなものへと変化していきました。

1991年7月にリリースされたこの楽曲は、重厚なギターリフと印象的なソロが特徴的で、バンドの代表作として長く愛され続けています。

人生の苦難や家族との関係性について深く考えたい方にぜひ聴いていただきたい一曲です。

PhilosophyBen Folds Five

1994年からたった6年だけ活動した、アメリカのスリーピースバンド、ベン・フォールズ・ファイヴ。

彼らの最大の特徴はというと、何と言ってもギターレスのピアノボーカルでのロックバンドということです。

そして彼らのサウンドはもちろん独特で、名曲『Philosophy』はピアノに寄り添ったサウンドというよりは、ゴリゴリのロックサウンドにピアノが混じっているという感じです。

このグルーヴは後にも先にも彼らだけではないかというくらい完成された見事なアンサンブル、サウンドメイキングが魅力です。

Even FlowPearl Jam

Pearl Jam – Even Flow (Official Video)
Even FlowPearl Jam

1990年アメリカ、ワシントンにて結成。

オルタナティブロックムーブメントの時代、ニルヴァーナ、サウンドガーデンと並び高い評価を受けました。

ハードで力強い王道的ロックサウンドを特徴としますが、ブルースやファンクなどの影響によるグルーヴ感も特筆するべきでしょう。

アメリカの鬱屈した若者に支持されたグランジロックの旗手としても称された存在。

現在も多数の後発ロックバンドに影響を与え続ける伝説的バンドです。

Love SpreadsThe Stone Roses

90年代ロックシーンに革命を起こしたザ・ストーン・ローゼズが放つ、魂を揺さぶる名曲。

愛の力強さと社会への問いかけが、エッジの効いたギターリフと哀愁漂うボーカルに乗せて響き渡ります。

1994年11月にリリースされたこの曲は、イギリスのシングルチャートで2位を記録。

アルバム『Second Coming』からの先行シングルとして、バンドの新境地を鮮烈に印象付けました。

ゲーム『Guitar Hero World Tour』にも収録され、世代を超えて愛され続けています。

孤独を感じる夜や、自分を見つめ直したい時に聴きたい一曲です。

The Stone Rosesさんの音楽は、まさに90年代ロックの魂そのもの。

今こそ、その魅力を再発見する時かもしれません。

90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(61〜70)

Know Your EnemyRage Against The Machine

Rage Against The Machine – Know Your Enemy (from The Battle Of Mexico City)
Know Your EnemyRage Against The Machine

ギター、ベース、ドラムス、ボーカル……ロック・バンドとして最もシンプルかつ基本的なフォーマットのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが生み出した革新的な、文字通り「オルタナティブ」なロックは多くの模倣を生み出しましたが、何十年過ぎようとも決してオリジナルを超えることはできません。

2000年に解散後、断続的に再結成を果たしてライブなどは行っておりますが、リリースしたオリジナル・アルバムはたったの3枚。

とはいえそれで十分なのではないかと思うほど、その完成度の高さは群を抜いておりますね。

変態的な技法を駆使したイントロから、一気に爆発的な展開へと雪崩れ込む瞬間のとてつもない緊張感が魂を震わせる超名曲『Know Your Enemy』を聴くだけでも、彼らの基本的な音楽性と政治的な態度、立ち位置などは掴めるはず。

1992年にリリースされたセルフタイトルの大・大傑作デビューアルバムに収録されており、ライブでも必ず演奏される代表曲の1つです。

「おまえの敵を知れ」という強烈なタイトルを叫ぶカリスマティックなフロントマン、ザック・デ・ラ・ロッチャさんの声はいつ聴いても身が引き締まる思いがしますね。

レイジの楽曲はストレートにカッコ良く、もちろん音を聴いているだけでも十二分に楽しめますが、やはり歌詞の内容を知ることでその曲がどういった意味を持っているのかが理解できますから、対訳などを駆使してぜひ現代においても色あせない彼らの言葉を読み込んでみてください。

discothequeU2

日本では一番のヒットを記録したU2の楽曲。

タイトルからもわかるようにディスコを強く意識した楽曲で彼らとしては珍しいタッチのムードです。

U2と言えばボノさんの説明不能な憂いを帯びた歌声に、ディレイの効いたギターソロ、バンドの持つ特徴的な要素は残しつつもファンクのサンプルループを用いる手法がイギリス的ダンスロックだと思います。

プロディジーやケミカル・ブラザーズなど、ビッグビートのサウンドにも通じる雰囲気ですよね。

IronicAlanis Morissette

Alanis Morissette – Ironic (Official 4K Music Video)
IronicAlanis Morissette

90年代のオルタナティブロックシーンを代表するアーティスト、アラニス・モリセットさん。

彼女の代表曲である『Ironic』は、人生の皮肉を描いた楽曲です。

予期せぬ出来事や不条理な状況を描写した歌詞が印象的で、多くのリスナーの共感を呼びました。

1996年2月にリリースされたこの曲は、アルバム『Jagged Little Pill』に収録されています。

ミュージックビデオでは4人の異なるモリセットさんが登場し、90年代を象徴する作品として高く評価されました。

皮肉な人生の瞬間を味わいたい時や、ちょっと自虐的な気分の時にぴったりの一曲です。