90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集
1990年代は、既存のロックにはあてはまらないオルタナティブロックやグランジと呼ばれた一派が台頭し、ロック・シーンが大きな変革を遂げた時代です。
ポップパンクやシューゲイザー、ニューメタルにラップメタル、ダンスミュージックやテクノをロックと融合させた革新的なサウンドなど、正しく「ミクスチャー」と呼びたい感性から生まれた90年代ロックは、2020年代の今も若いミュージシャンへ多大なる影響を及ぼしていますよね。
本稿では、そんな90年代の洋楽ロックバンドの名曲を一挙ご紹介!
これから90年代ロックに触れてみたいという方にもオススメしたい、基本かつ王道の名曲を中心としたラインアップでお届けします。
90年代ロック革命!~90年代を彩った洋楽バンドの名曲集(86〜90)
There She GoesThe La’s

ザ・ラーズのフロントマン、リー・メイヴァースさんによって書かれた本作は、心地よいアコースティックギターのリフと彼のハスキーな声が印象的な、バンドの代表曲といえる1曲です。
シンプルながらも心をつかむメロディは、その後の多くのアーティストに影響を与えました。
1990年10月にリリースされた本作は、イギリスのシングルチャートで13位に輝き、オアシスのノエル・ギャラガーさんからも賞賛されるなど、多くのミュージシャンから高い評価を受けています。
さわやかな朝の散歩や、友人とのドライブなど、心が晴れやかになるようなシーンで聴きたくなる1曲。
90年代ロックの魅力を凝縮したような本作は、これから洋楽ロックを聴き始めたい方にもおすすめです。
Runaway TrainSoul Asylum

90年代を代表するオルタナティブロックバンド、ソウル・アサイラムの名曲『Runaway Train』。
鬱病や喪失感を抱えた人々の心情を描いた、心に沁みる歌詞が印象的ですね。
1992年10月にリリースされた本作は、アルバム『Grave Dancers Union』からのシングルカットで、グラミー賞最優秀ロックソング賞を受賞しました。
ミュージックビデオでは失踪児童の写真を使用し、社会問題にも一石を投じています。
落ち込んだ時や、人生に迷った時に聴くと、きっと心に響くはずです。
AlrightCast

90年代ブリットポップの波に乗って登場したCastの名曲は、爽快感あふれるサウンドとともに、聴き手の心を自由にします。
1995年1月にリリースされたこの楽曲は、デビューアルバム『All Change』からの第2シングルとして発表され、UKシングルチャートで13位を記録。
リズミカルで温かみのあるギターリフが特徴的で、ジョン・パワーさんのボーカルが心地よく響きます。
挑戦と希望をテーマに、どんな困難な状況でも最終的には全てがうまくいくという信念を歌い上げており、自己肯定と前向きな気持ちを強調しています。
本作は、新たな音楽の地平を求めるリスナーにもオススメの一曲です。
FaithLimp Bizkit

アメリカのミクスチャーロックバンド、リンプビズキット、この曲はジョージ・マイケルのヒット曲のカバー。
90年代の後半、先輩格にあたるコーンの世界的成功のすぐ後。
モダンヘヴィネスとラップ、スクラッチなどヒップホップ的要素を掛け合わせ世界のストリートロックシーンに影響を与えました。
主要メンバーのギタリスト、ウェスさんの脱退後、ピュアなヘヴィロックぽくなる等、紆余曲折を経験しますが、現在は復帰し、順調に活動をキープし続けています。
Why Does It Always Rain On Me?Travis

空気のように自然な、そしてどこか切ないメロディーに乗せて歌われるトラヴィスさんの歌声が印象的な本作。
1999年8月にリリースされた後、同年のグラストンベリーフェスティバルでの雨に濡れたパフォーマンスが契機となり、英国シングルチャートでトップ10入りを果たしました。
曲中に描かれるのは、罪悪感や恥の感情。
そんな重たい内容を、軽やかなメロディーで歌い上げる構成が魅力的です。
アルバム『The Man Who』に収録されたこの曲は、ブリットポップの金字塔として今なお多くの人々に愛され続けています。
雨の日にぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
きっと心に響くはずです。