【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド
日本のロックバンドは聴くけど洋楽はどうも苦手で……といった話は、自宅にいながら世界中のあらゆる時代の音楽をネットを通じて簡単に聴けるようになった現代でもいまだに耳にします。
その理由はさまざまですが、日本語ではないということでハードルの高さを感じている方もいらっしゃるようですね。
そこで今回は、これから洋楽のロックを聴いてみようといった方を想定したオススメの洋楽バンドをご紹介します。
伝説的なビッグネームから、2020年代の今をときめくバンドまでをピックアップ、バラエティに富んだラインアップでお届けします!
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【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド(1〜10)
Dance, DanceFall Out Boy

彼らや彼女らがいなかったら今のシーンはなかった、という評価はほんの一握りのアーティストやバンド以外には与えられないものですが、フォール・アウト・ボーイはまさにそういった評価に値するバンドであると断言しましょう。
ロックの歴史において、2000年代のいわゆるエモ・シーンの盛り上がりは賛否両論ありますが、2020年代を過ぎた今、あの頃のエモと呼ばれたジャンルの方法論を拝借したEMO TRAPなどのジャンルが人気を集めていることを鑑みれば、シーンの火付け役と呼ばれたフォール・アウト・ボーイの存在はやはり偉大なのだと言えるはず。
そもそもアンダーグラウンドのパンク~ハードコア界隈から頭角を現した彼らは、ブームに便乗したぽっと出のバンドではなく、地道かつ過酷なライブ・ツアーを重ねて人気を集め、ポップ・パンクやエモを軸としながらも、柔軟な姿勢でジャンルを横断する数々の名曲を次々とヒットさせたバンド。
個人的には、ポップ・パンク的な音にR&Bやソウルからの影響を感じさせるパワフルな歌声を乗せた、ボーカリスト兼ギタリスト兼作曲家のパトリック・スタンプさんの功績は相当大きいと考えます。
今も現役でトップ・バンドで在り続ける彼らの音楽は、これから洋楽を聴き始めたいという方にもぜひチェックしていただきたいですね。
NumbLinkin Park

21世紀以降のロック・バンドで最も売れたバンドの一つであり、ヘビーなギター・サウンドを軸としてヒップホップやエレクトロニカのエッセンスを巧みに取り入れて、世界的な成功を果たしたのがリンキン・パークです。
デビュー当時は1990年代後半辺りからブームとなったラップメタルやニューメタル、日本ではミクスチャーと呼ばれるジャンルの若き注目株として話題を集めておりましたが、そのような狭い枠内では到底収まりきらないポテンシャルは、デビュー・アルバムにして世界中で3,000万枚以上を売り上げた『Hybrid Theory』の時点で十分感じ取れましたね。
ダイブやモッシュを発生させるラウドなサウンドも、心を震わせるメロディが突き刺さるロック・バラードも、すべてが理屈抜きで「素晴らしい曲」だったからこそ、ここまで彼らは売れたのでしょう。
激しいロックに苦手意識があったとしても、すんなり入り込める魅力が彼らにはあるのです。
残念ながら、人生の悲哀や痛みを痛切に歌い上げる圧倒的なカリスマ、ボーカリストのチェスター・ベニントンさんが2017年に突如この世を去ってしまったことは、ロックの歴史において大いなる損失となってしまいました。
MiseryMaroon 5

「洋楽ロックに興味はあるけど、どうせならオシャレでかっこいいバンドが聴きたい」、そんな方の期待に確実に応えてくれるのが、アメリカはカリフォルニア州ロサンゼルス出身のマルーン5です。
2002年リリースのデビュー・アルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』が驚異的なロング・セラーを記録して以来、ロックやポップス、R&Bからファンク~ソウルなど多様なジャンルを自在に行き来し、時代のトレンドを柔軟な姿勢で取り入れながら2020年代の今もトップ・バンドとして活躍している彼ら。
ここ日本でもマルーン5はテレビ出演やCM曲などの起用で、非常に知名度の高い洋楽ロック・バンドの筆頭と言えるでしょう。
ロック界を代表する色男、アダム・レヴィーンさんのソウルフルな美声も聴く人を選びませんし、優秀なポップソングを量産する彼らの音楽は洋楽ロック初心者の方であっても楽しめるはず。
ちなみに、彼らは高校生の頃にKara’s Flowersというバンドでデビューしているのですよ。
10代らしいポップなオルタナといった趣で、興味がある方はそちらもぜひ!
【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド(11〜20)
WonderwallOasis

1990年代を代表する最強の英国ロック・バンドと問われたら、UKロック好きであればほとんどの方がオアシスの名前を真っ先に挙げるはず。
本国イギリスのみならず、90年代当時はグランジやオルタナティブ・ロックの旋風が吹き荒れていたアメリカにおいても成功し、世界中で鳴り響く名曲を量産したオアシスは、マンチェスター出身のギャラガー兄弟によって1991年に結成されました。
労働者階級という出自を全面に押し出して、ビッグマウス発言や兄弟同士のケンカで何度も活動が危ぶまれるなど、ウインドブレーカーやジャージに身を包んだ新しいロック・スター像を築き上げたのも特徴ですね。
そんなオアシスはビートルズから大いに影響を受けながらも、天才的なソングライティング・センスを持つ兄のノエル・ギャラガーさんと、唯一無二の歌声と不敵なスタイルでカリスマティックな存在感を放つ弟のリアム・ギャラガーさんのコンビが生み出した楽曲の素晴らしさは、日本においてもCM曲などに起用されるなど、幅広い世代に愛されています。
荒々しく分厚いギターも、繊細なアコースティック・サウンドも、どれもがオアシス印の楽曲となっており、洋楽ロック初心者でもとっつきやすいものばかりですよ。
Paradise CityGuns N’ Roses

お行儀の良いロックではなく、不良の香りがするかっこいいハードなロックが聴きたい、という方はガンズ・アンド・ローゼズを聴くべきです。
1980年代後半を代表するバンドであり、全世界で1億枚以上という記録的な売上を誇る大人気バンドです。
バッドボーイを地でいくようなスタイルは決してほめられたものではありませんが、生真面目なロックばかりが増えた現代の音楽シーンに慣れている方であれば、非常に新鮮に映るのではないでしょうか。
もちろん、破天荒な活動スタイルだけではなく、高度な音楽性とロック史に残る名曲を多く生み出したからこそ、彼らは2020年代の今も世界中の音楽ファンを熱狂させ続けているのでしょう。
80年代ハードロックの金字塔にして、世界中で2,800万枚以上を売り上げた素晴らしいデビュー・アルバム『Appetite for Destruction』には、そんな彼らの危険な魅力がすべて詰まっている名盤中の名盤ですから、ベスト盤などを聴くよりもまずはこの1枚をオススメします!
American IdiotGreen Day

ギター、ベース、ドラムという最小限の編成によるポップ・パンクという基本的なフォーマットを守りながら、ロック史に残る記録的な成功を収め、パンク・バンドとしてグラミー賞の「最優秀レコード賞」を初めて受賞するなど輝かしい経歴を持つ最強のトリオ、グリーンデイ。
メジャー・デビュー作にして世界中で1,500万枚という驚異的な売上となった『ドゥーキー』を皮切りに、日本においてもいわゆるメロコア・ブームの火付け役となった彼らですが、彼らは作品をリリースするごとに幅広い音楽性となっていきます。
極め付きの1枚が、2004年にリリースされた7作目となるアルバム『アメリカン・イディオット』でしょう。
コンセプチュアルなアルバムであり、楽曲の素晴らしさはもちろん作品全体的な完成度が極めて高く、世界中で大ヒットを記録してグリーンデイは新たな黄金期を迎えることとなりました。
今からグリーンデイを聴こう、と思われた方はどの時期の彼らを聴けばいいのかと迷われるかもしれませんが、どの作品でも彼らの楽曲にはキャッチーでポップなメロディがあり、一筋縄ではいかない歌詞の素晴らしさが魅力です。
個人的には、本稿で挙げた2枚のアルバムのどちらかをまずは聴いてみることをオススメします。
UnsaintedSlipknot

正直なところ、洋楽ロックをあまり聴いたことがないという方に突然スリップノットを聴かせるという行為は、トラウマさえ植えつけかねない所業かもしれません。
全員がおそろいのツナギ、おどろおどろしい被り物を着用するスタイルのスリップノットは、1995年に母体となるバンドが結成され、メンバーの入れ替わりなども経て、1999年に本格的にアルバム・デビューを果たしました。
当時はキワモノ扱いすらされていたことも懐かしく思い出されますが、あらゆる音楽をカオティックなまでに融合させた徹底的にヘビーなサウンドの革新性、衝撃度は、ニューメタルやラップメタルといったジャンルが人気を集めていた当時においても、時代を変えるほどのすさまじさがあったのです。
壮絶なライブ・パフォーマンスも彼らの魅力の1つで、ライブハウス公演だった2000年の初来日や、1年後にいきなり大舞台となったサマーソニック01におけるライブは、もはや伝説として語り継がれているほど。
そんなスリップノットの音楽は、混沌としていた初期と比べて中期以降はメロディの分量も増え、聴きやすくなったとは言えますが、やはりラウドな音に慣れていないとつらいかもしれません。
邦楽のラウドなロック・バンドが好きで、より過激な音に触れてみたい、という方であればぜひ挑戦していただきたいですね。






