【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド
日本のロックバンドは聴くけど洋楽はどうも苦手で……といった話は、自宅にいながら世界中のあらゆる時代の音楽をネットを通じて簡単に聴けるようになった現代でもいまだに耳にします。
その理由はさまざまですが、日本語ではないということでハードルの高さを感じている方もいらっしゃるようですね。
そこで今回は、これから洋楽のロックを聴いてみようといった方を想定したオススメの洋楽バンドをご紹介します。
伝説的なビッグネームから、2020年代の今をときめくバンドまでをピックアップ、バラエティに富んだラインアップでお届けします!
【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド(1〜20)
Smells Like Teen SpiritNirvana

1990年代初頭のいわゆるグランジ・ブームの幕開けを告げた存在であり、フロントマンのカート・コバーンさんが自ら死を選んでその活動に終止符を打った1994年までの短い活動期間の中で、伝説となったのがニルヴァーナです。
彼らはインディーズ時代を含めてたったの3枚しかアルバムを出していないにもかかわらず、ニルヴァーナに影響を受けたと公言するバンドやアーティストは2020年代を過ぎた今も多くいることから、彼らの存在がいかに偉大であったかがわかるというものでしょう。
とはいえ、そのような伝説や歴史的な背景といった先入観で、なんとなく聴かずにいたという音楽好きもいらっしゃるはず。
静寂のパートとノイジーなギターで爆発するパートを行き来する手法から生まれた名曲の数々は、カート・コバーンさんの精神性を反映した歌詞も含めて、当時も現代も鬱屈した若者の心をとらえて離さない、というだけではありません。
耳に残るメロディがあり、印象的なリフがあり、トリオ編成ならではのシンプルながら最高にかっこいいアンサンブルがあるからこそ、色あせない魅力があるのです。
まずは1991年のメジャー・デビュー作『Nevermind』を、ぜひ聴いてみてください。
A Pearl Necklace For Her MajestyNEW!COLOUR OF FIRE

イングランドのヨークから登場したカラー・オブ・ファイアは、オルタナティヴ・ロックとポップ・ロックを基調としながら、聴く者の心に深く刻まれる音楽を紡ぎ出すバンドです。
2001年末に結成され、繊細なメロディラインとダイナミックなサウンドスケープが彼らの持ち味。
2002年より活動を本格化させ、2004年には彼らの初期の音楽世界が凝縮されたアルバム『Pearl Necklace』が発売となり、インディーシーンで注目を集めました。
大きな音楽賞の受賞歴こそありませんが、その叙情的な楽曲群は確かな評価を獲得。
Boards Of Canadaの楽曲に由来するというバンド名も、彼らの音楽性を象徴しているかのようです。
一度はシーンを離れましたが、近年「死からの復活」を掲げ、アルバム『All The Wolves I Have Known』の制作を発表し、ファンの期待を高めています。
感情の機微に触れる音楽を求める方に、ぜひ触れてほしい存在です。
Dance, DanceFall Out Boy

彼らや彼女らがいなかったら今のシーンはなかった、という評価はほんの一握りのアーティストやバンド以外には与えられないものですが、フォール・アウト・ボーイはまさにそういった評価に値するバンドであると断言しましょう。
ロックの歴史において、2000年代のいわゆるエモ・シーンの盛り上がりは賛否両論ありますが、2020年代を過ぎた今、あの頃のエモと呼ばれたジャンルの方法論を拝借したEMO TRAPなどのジャンルが人気を集めていることを鑑みれば、シーンの火付け役と呼ばれたフォール・アウト・ボーイの存在はやはり偉大なのだと言えるはず。
そもそもアンダーグラウンドのパンク~ハードコア界隈から頭角を現した彼らは、ブームに便乗したぽっと出のバンドではなく、地道かつ過酷なライブ・ツアーを重ねて人気を集め、ポップ・パンクやエモを軸としながらも、柔軟な姿勢でジャンルを横断する数々の名曲を次々とヒットさせたバンド。
個人的には、ポップ・パンク的な音にR&Bやソウルからの影響を感じさせるパワフルな歌声を乗せた、ボーカリスト兼ギタリスト兼作曲家のパトリック・スタンプさんの功績は相当大きいと考えます。
今も現役でトップ・バンドで在り続ける彼らの音楽は、これから洋楽を聴き始めたいという方にもぜひチェックしていただきたいですね。
ZITTI E BUONIMåneskin

世界的にも注目を集めているイタリア・ローマ発のバンド、マネスキンをご存じでしょうか?
イタリアで開催される音楽の祭典『サンレモ音楽祭2021』で優勝を果たすと、欧州放送連合という組織の加盟放送局によって開催される、毎年恒例の音楽コンテスト『ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021』でも優勝を飾るという若手実力派バンドです!
その一概には言いようのない音楽性は、ジャンルレスというよりも曲によってさまざま。
グラムロックな匂いを漂わせているもの、パンク色の強いもの、重くてダークな雰囲気を醸し出しているものなどいろいろなルーツを取り込んだ楽曲を幅広く、そして彼らの色に染めてリリースしています。
気になる方はこちらをぜひチェックしてみてくださいね!
WonderwallOasis

1990年代を代表する最強の英国ロック・バンドと問われたら、UKロック好きであればほとんどの方がオアシスの名前を真っ先に挙げるはず。
本国イギリスのみならず、90年代当時はグランジやオルタナティブ・ロックの旋風が吹き荒れていたアメリカにおいても成功し、世界中で鳴り響く名曲を量産したオアシスは、マンチェスター出身のギャラガー兄弟によって1991年に結成されました。
労働者階級という出自を全面に押し出して、ビッグマウス発言や兄弟同士のケンカで何度も活動が危ぶまれるなど、ウインドブレーカーやジャージに身を包んだ新しいロック・スター像を築き上げたのも特徴ですね。
そんなオアシスはビートルズから大いに影響を受けながらも、天才的なソングライティング・センスを持つ兄のノエル・ギャラガーさんと、唯一無二の歌声と不敵なスタイルでカリスマティックな存在感を放つ弟のリアム・ギャラガーさんのコンビが生み出した楽曲の素晴らしさは、日本においてもCM曲などに起用されるなど、幅広い世代に愛されています。
荒々しく分厚いギターも、繊細なアコースティック・サウンドも、どれもがオアシス印の楽曲となっており、洋楽ロック初心者でもとっつきやすいものばかりですよ。