【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド
日本のロックバンドは聴くけど洋楽はどうも苦手で……といった話は、自宅にいながら世界中のあらゆる時代の音楽をネットを通じて簡単に聴けるようになった現代でもいまだに耳にします。
その理由はさまざまですが、日本語ではないということでハードルの高さを感じている方もいらっしゃるようですね。
そこで今回は、これから洋楽のロックを聴いてみようといった方を想定したオススメの洋楽バンドをご紹介します。
伝説的なビッグネームから、2020年代の今をときめくバンドまでをピックアップ、バラエティに富んだラインアップでお届けします!
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【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド(11〜20)
American IdiotGreen Day

ギター、ベース、ドラムという最小限の編成によるポップ・パンクという基本的なフォーマットを守りながら、ロック史に残る記録的な成功を収め、パンク・バンドとしてグラミー賞の「最優秀レコード賞」を初めて受賞するなど輝かしい経歴を持つ最強のトリオ、グリーンデイ。
メジャー・デビュー作にして世界中で1,500万枚という驚異的な売上となった『ドゥーキー』を皮切りに、日本においてもいわゆるメロコア・ブームの火付け役となった彼らですが、彼らは作品をリリースするごとに幅広い音楽性となっていきます。
極め付きの1枚が、2004年にリリースされた7作目となるアルバム『アメリカン・イディオット』でしょう。
コンセプチュアルなアルバムであり、楽曲の素晴らしさはもちろん作品全体的な完成度が極めて高く、世界中で大ヒットを記録してグリーンデイは新たな黄金期を迎えることとなりました。
今からグリーンデイを聴こう、と思われた方はどの時期の彼らを聴けばいいのかと迷われるかもしれませんが、どの作品でも彼らの楽曲にはキャッチーでポップなメロディがあり、一筋縄ではいかない歌詞の素晴らしさが魅力です。
個人的には、本稿で挙げた2枚のアルバムのどちらかをまずは聴いてみることをオススメします。
I Was Made For Lovin’ YouKISS

誰もが一度は見たことがあるであろう強烈なインパクトのメイクが有名な、アメリカンハードロック草創期から活動するロックバンド。
コープス・ペイントという顔を白と黒に塗るメイクを早くからロック界に取り入れ、その奇抜な衣装と炎やパイロテクニクスを多用したド派手なライブパフォーマンスが多くのロックファンを熱狂させました。
そのイメージからハードルの高い楽曲をイメージしてしまいがちですが、音楽性はストレートなロックンロールやハードロックのため聴きやすく、ルックスとのギャップも楽しめるバンドです。
メイクをしたバンドに抵抗がある洋楽ロック初心者の方も、ぜひ一度そのポップな音楽に触れてみてはいかがでしょうか。
UnsaintedSlipknot

正直なところ、洋楽ロックをあまり聴いたことがないという方に突然スリップノットを聴かせるという行為は、トラウマさえ植えつけかねない所業かもしれません。
全員がおそろいのツナギ、おどろおどろしい被り物を着用するスタイルのスリップノットは、1995年に母体となるバンドが結成され、メンバーの入れ替わりなども経て、1999年に本格的にアルバム・デビューを果たしました。
当時はキワモノ扱いすらされていたことも懐かしく思い出されますが、あらゆる音楽をカオティックなまでに融合させた徹底的にヘビーなサウンドの革新性、衝撃度は、ニューメタルやラップメタルといったジャンルが人気を集めていた当時においても、時代を変えるほどのすさまじさがあったのです。
壮絶なライブ・パフォーマンスも彼らの魅力の1つで、ライブハウス公演だった2000年の初来日や、1年後にいきなり大舞台となったサマーソニック01におけるライブは、もはや伝説として語り継がれているほど。
そんなスリップノットの音楽は、混沌としていた初期と比べて中期以降はメロディの分量も増え、聴きやすくなったとは言えますが、やはりラウドな音に慣れていないとつらいかもしれません。
邦楽のラウドなロック・バンドが好きで、より過激な音に触れてみたい、という方であればぜひ挑戦していただきたいですね。
Hello, GoodbyeThe Beatles

洋楽ロックどころかあまり音楽を積極的に聴かないという人でも名前くらいは知っているであろうビートルズは、1960年から1970年までの10年程度という長いとは言えない活動期間にもかかわらず、20世紀が生んだ最大の音楽グループであり、存在そのものがロックの基本にして古典です。
あまりにも偉大すぎる彼らについてここで詳細に説明するようなことはできませんが、たとえば「現代のビートルズ」という呼称は最大級の褒め言葉として今も使われるという事実だけ見ても、ビートルズの存在の大きさというものがわかるはず。
そういった音楽史的な、文化的な評価はもちろんですが、ビートルズの絶大な人気や評価を保証しているのは、言うまでもなく彼らが残した音楽です。
日本でも音楽の教科書に載るくらいに有名な楽曲ばかりですが、楽曲単位では知っていてもオリジナル・アルバムまでは聴いたことがないという方も意外に多いのではないでしょうか。
幸いなことに、ビートルズの音源はサブスクリプションで手軽に聴けますから、気に入った楽曲が収録されているアルバムをチェックしてみれば、新たな発見があるかもしれませんよ!
Sympathy For The DevilThe Rolling Stones

1960年代前半から現在まで、1度も解散することなく第一線で活躍を続けるロック界の最高峰と言われているロックバンド。
数々の世界的なバンドやアーティストに多大な影響を与え、1989年にはロックの殿堂入りを果たしています。
2021年にドラムのチャーリー・ワッツさんが亡くなったニュースが世界中に衝撃を与えたため、あまり洋楽に詳しくない方でもその名前を見たことがあるかもしれませんね。
ブルースをルーツとしたロックンロールという古き良きサウンドは世代を問わずリスナーを魅了しており、洋楽ロック初心者であっても自然と聴き入ってしまうのではないでしょうか。
ロックの歴史そのものを感じられる大御所バンドです。
VertigoU2

1976年に活動を開始したアイルランド出身のロック・バンドU2は、2020年代の現在まで一度も解散せず、メンバーの脱退もなく、世界的なトップ・バンドとしてシーンに君臨し続ける現在進行形の伝説的な存在です。
とくにギタリストのエッジさんの空間系のエフェクターを多用したプレイは、日本のアーティストやバンドにも多大なる影響を及ぼしていると個人的には感じます。
そんなU2は1980年代初頭のポスト・パンクやニューウェーブとされるシーンの中から頭角を現しましたが、明確な政治的メッセージや宗教的な価値観なども積極的に打ち出しながらも、力強く美しいメロディとサウンドが織り成す名曲の数々を生み出し、ヨーロッパのみならずアメリカでも人気を集めます。
1990年代以降もテクノやダンス・ミュージックなど最先端の音楽も積極的に取り入れ、時代を見すえながらも独自の活動を展開。
スタジアムを満杯にするバンドであり、みずみずしい感性も忘れない先鋭的なロック・バンドとしての地位を確立していくのです。
多くのアルバムの中から1つを選ぶのは難しいですが、1980年から1990年まで、そして1990年から2000年までの彼らの軌跡をまとめた2枚のベスト盤辺りをまずはチェックしていただいて、そこからオリジナル・アルバムへと足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド(21〜30)
CreepRadiohead

邦楽のロック・バンドを聴いていて、この「レディオヘッド」の名前をそのアーティストが口にしているインタビュー記事などを読まれたことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
1991年に始動したレディオヘッドは、90年代のイギリスが生んだ世界で最も重要なロック・バンドの1つであり、2020年代が過ぎても圧倒的な影響力を誇る存在です。
初期はアメリカのグランジをイギリス流儀で解釈したようなギター・サウンドを鳴らしていましたが、1997年の『OK コンピューター』では圧倒的なオリジナリティと情報量が詰め込まれた革新的なサウンドを鳴らし、その衝撃度は当時を振り返ってもすさまじいものがありましたね。
彼らのすごいところは音楽的にも商業的にも1つの頂点に達しただけで満足することはなく、2001年の『キッド A』では大胆にエレクトロニカや現代音楽を取り入れて、通常のロック・バンドとしてのフォーマットから外れた音楽を追求していったことでしょう。
ある程度雑多なジャンルを聴いていないと理解できない音も鳴らしている彼らですが、カリスマティックな存在感を放つフロントマン、トム・ヨークさんの歌声とメロディは日本人の心をくすぐる魅力がありますし、冒頭で触れたようにご自身のお好きな邦楽アーティストが口にしていたアルバムなどを、まずは聴いてみるというのも1つの手ですよ。