70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲
ビートルズの解散、という1960年代の終わりを告げる象徴的な出来事から幕を開けた70年代の洋楽は、従来のロックに加えてハードロック、プログレッシブ・ロック、グラム・ロックなど多種多様なジャンルが発展し、記録的なヒットを飛ばすスタジアム・バンドも多く登場。
そのカウンターとしてパンク・ロックが生まれるなど、ロック史において重要な時代であることは論を待たないところでしょう。
今回は、そんな洋楽ロック黄金期の70年代を彩った名曲やヒット曲を、王道のナンバーを中心としたラインアップにてご紹介。
70年代の洋楽ロックに興味はあるけど何を聴いていいか分からない……という若い音楽ファンにもオススメの内容です!
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もくじ
- 70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲
- Stairway to HeavenLed Zeppelin
- Bohemian RhapsodyQueen
- Hotel CaliforniaThe Eagles
- Highway to HellAC/DC
- ParanoidBlack Sabbath
- DreamsFleetwood Mac
- Ziggy StardustDavid Bowie
- Smoke on the WaterDeep Purple
- Another Brick in the WallPink Floyd
- Dream OnAerosmith
- LolaThe Kinks
- Heart of GlassBlondie
- More Than a FeelingBoston
- Won’t Get Fooled AgainThe Who
- LaylaDerek and the Dominos
- Brown SugarThe Rolling Stones
- BarracudaHeart
- This Town Ain’t Big Enough For Both Of UsSparks
- Anarchy In The U.K.SEX PISTOLS
- Highway StarDeep Purple
- Born to RunBruce Springsteen
- My LovePaul McCartney & Wings
- Mama Weer All Crazee NowSlade
- Love of My LifeQueen
- MoneyPink Floyd
- RoundaboutYES
- Walk This WayAerosmith
- ChangesDavid Bowie
- StarlessKing Crimson
- Love GunKISS
- Carry On Wayward SonKansas
- Do It AgainSteely Dan
- 20th Century BoyT-REX
- I Want You to Want MeCheap Trick
- American GirlTom Petty And The Heartbreakers
- The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY
- The Best of My LoveThe Eagles
- Take It EasyThe Eagles
- Band On The RunPaul McCartney & Wings
- TarkusEmerson Lake&Palmer
- LaylaEric Clapton
- Saturday NightBay City Rollers
- London CallingThe Clash
- Maggie MayRod Stewart
- Because the NightPatti Smith Group
- Baba O’RileyThe Who
- Easy Livin’Uriah Heep
- Locomotive BreathJethro Tull
- My SharonaThe Knack
- My Sweet LordGeorge Harrison
- Wild HorsesThe Rolling Stones
- Mr. Blue SkyE.L.O
- We Are the ChampionsQueen
- Marquee MoonTelevision
- Just What I NeededThe Cars
- We’re An American BandGrand Funk Railroad
- Sultans of SwingDire Straits
- Rock and Roll All NiteKISS
- Baby Hold OnEddie Money
- Ain’t Talkin’ ‘Bout LoveVan Halen
- All Right NowFree
- (Don’t Fear) The ReaperBlue Oyster Cult
- Fly By NightRush
- JailbreakTHIN LIZZY
- La GrangeZZ Top
- I’m Not In Love10cc
70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲(1〜20)
Ziggy StardustDavid Bowie

常に時代を見すえながら、カメレオンのように音楽性やキャラクターまでも変化させて、ミュージシャンという枠内をこえて、イギリスが生んだ世界一有名なカルト・ヒーローとして永遠にその名を残すデヴィッド・ボウイさん。
ボウイさんの一般的なイメージとして一番知られている、グラム・ロックの代表格として人気を博していた時期の1972年に発表された傑作コンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト』のタイトル曲を紹介しましょう。
『屈折する星くず』という邦題も付けられたこちらの楽曲は、70年代英国音楽の最高の名曲の1つであり、当時ボウイさんの右腕として活躍したギタリスト、ミック・ロンソンさんのプレイもまさに名演と呼ぶにふさわしい出来。
もちろん、歌詞の内容や楽曲の背景を知った上で聴けばその魅力もより深く理解できるのですが、楽曲としての素晴らしさ自体が突出しているからこそ、歴史に残る名曲となったのだと個人的には感じます。
ソングライターとしてのボウイさんの才能に、ほれぼれしてしまいますね!
Smoke on the WaterDeep Purple

ギター弾きであれば、たとえハードロックにそれほど興味がなかったとしても、なんとなく一回くらいはこの楽曲のイントロにおけるギター・リフをコピーしたことがあるのでは?
『Smoke on the Water』は、英国が生んだハードロック・バンドの最高峰の1つにして、後のヘビーメタル・バンドにも多大なる影響を及ぼしたディープ・パープルの代表曲にして70年代ハードロックの超有名な名曲です!
1972年にリリースされた名盤アルバム『Machine Head』に収録され、1973年にシングルとしてリリースされた際には、アメリカでもトップ10入りを果たすなど、まさに彼らの世界的な人気を決定付けた楽曲なのですね。
名ギタリストのリッチー・ブラックモアさんによるリフは、もはや伝説的なものといっても過言ではなく、極限までシンプルでありながらも最高にヘビーでカッコいい……というのは今さら言及するまでもないでしょう。
キーボーディストのジョン・ロードさんによるオルガンの音色も実にクールで、バンド・アンサンブルという観点からも完ぺきな楽曲と言えるのではないでしょうか。
Another Brick in the WallPink Floyd

イギリスが生んだプログレッシブ・ロックの代表的な存在であり、1970年代を象徴する巨大なスタジアム・バンドとしてすさまじい商業的な成功を収めたピンク・フロイド。
子どもたちのコーラスも印象的なこちらの『Another Brick In The Wall』は、基本的にアルバム・アーティストであり、シングルをリリースすることに懐疑的なタイプの彼らが、珍しくシングルとして1979年にリリースして大ヒットを記録した楽曲です。
コンセプチュアルなロック・オペラ作品として記録的なセールスを生んだ1979年のアルバム『The Wall』のリード曲であり、同アルバムをけん引したベーシスト兼ボーカリストのロジャー・ウォーターズさんが作詞と作曲を手掛けています。
ヘビーなディスコ風のビート、耳に残るメロディ、練り上げられた楽曲構成、どれを取っても超一級品としか言えませんね。
歌詞の世界観に合わせたMVも映像作品として興味深い内容となっていますから、合わせてチェックしましょう!
Dream OnAerosmith

1973年のデビュー以来、ハードロックを軸としながらもアメリカ出身ならではのルーツ色の強い音楽からの影響を独自に解釈、長きに渡って世界中のロック・ファンに愛され続けているのがエアロスミスです。
日本の洋楽ファンの中では、クイーンやキッスと並んで1970年代後半の「3大バンド」とも称され、高い人気を誇っていますよね。
数え切れないほどの名曲を量産しているエアロスミスのディスコグラフィの中でも、今回取り上げるのはデビュー・アルバム『野獣生誕』に収録されている哀愁のロック・バラード『Dream On』です。
アルバムのセールス自体はあまり芳しくない結果だったのですが、この楽曲がシングル・カットされて評判を呼び、数年後の1976年には全米チャートの6位にまで上昇したという経緯があるのですね。
作詞と作曲を手掛けたボーカリスト、スティーヴン・タイラーさんの熱唱はいつ聴いても心を締め付けられます。
2018年には、ティファニーのCMでこの曲が使われてファンの方々は驚いたのでは?
LolaThe Kinks

最もイギリスらしいバンド、と言われて皆さんはどういったバンドを思い浮かべるでしょうか。
UKロックを愛する音楽ファンの中で、本稿で取り上げているザ・キンクスこそが「最もイギリスらしいロックバンド」と考えている方々、実はとても多いのですよ。
「UKロック史上最も過小評価されたバンド」と呼ばれることもあり、同時代にデビューしたザ・ビートルズやローリング・ストーンズと比べると知名度では残念ながら劣るのは事実ですが、その名の通り「ひねくれた」英国的なセンスで多くの名曲を作り上げた彼らをリスペクトするアーティストは多く存在しており、同じ兄弟バンドとして知られるオアシスのギャラガー兄弟やブラーといったブリットポップ世代のバンドたちもキンクスの熱狂的なファンなのですね。
パンクやメタルといった一見畑違いのジャンルのバンドからの愛され続けているキンクスのすごさはぜひ皆さんその耳と目で確かめてほしいのですが、今回は70年代の洋楽ロックの名曲特集ということで、キンクスが1970年に発表した名曲『Lola』を紹介しましょう。
ヨーロッパのみならずアメリカでもチャート9位というヒットを記録した、彼らの代表的な楽曲の1つです。
軽快なアコースティック・ギターの音色とエレキ・ギターの絶妙な組み合わせが織り成すキャッチーでポップな楽曲でありつつ、クラブで出会った男性と女装の男性との出会いを描いたという歌詞がフロントマン、レイ・デイヴィスさんの真骨頂といった感じですね!
彼らの曲はやはり歌詞が重要ですから、曲を気に入った際にはぜひ和訳などで歌詞をチェックしてみてください。
Heart of GlassBlondie

キラキラと輝くディスコ・サウンドと、ニューウェーブの先鋭的な感性が融合した70年代ロックの傑作といえば、この曲を抜きには語れません。
Blondieの代表曲となった本作は、1979年1月にリリースされ、アメリカやイギリスを含む複数の国でチャート1位を獲得する大ヒットとなりました。
失恋の痛みを歌いながらも、どこか冷めた視線で恋愛を捉える歌詞は、都会的でクールな雰囲気を醸し出しています。
ディスコ・ブームの真っ只中にリリースされた本作は、ロック・バンドがディスコに挑戦するという斬新な試みでもあり、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。