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70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲

ビートルズの解散、という1960年代の終わりを告げる象徴的な出来事から幕を開けた70年代の洋楽は、従来のロックに加えてハードロック、プログレッシブ・ロック、グラム・ロックなど多種多様なジャンルが発展し、記録的なヒットを飛ばすスタジアム・バンドも多く登場。

そのカウンターとしてパンク・ロックが生まれるなど、ロック史において重要な時代であることは論を待たないところでしょう。

今回は、そんな洋楽ロック黄金期の70年代を彩った名曲やヒット曲を、王道のナンバーを中心としたラインアップにてご紹介。

70年代の洋楽ロックに興味はあるけど何を聴いていいか分からない……という若い音楽ファンにもオススメの内容です!

70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲(1〜10)

DreamsFleetwood Mac

Fleetwood Mac – Dreams (Official Music Video) [4K]
DreamsFleetwood Mac

70年代ロック・シーンに大きな影響を与えたFleetwood Macの代表曲を紹介します。

失われた愛と自己発見の旅を描いたこの曲は、メンバー間の複雑な関係性を背景に生まれました。

ソフトロックの要素を取り入れた心地よいサウンドと、スティービー・ニックスさんの魅惑的なボーカルが特徴です。

1977年3月にリリースされ、Billboard Hot 100で1位を獲得。

アルバム『Rumours』に収録され、同作は全米チャートで31週連続1位を記録しました。

恋愛関係の終わりや人間関係の移ろいやすさを歌った歌詞は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。

失恋を経験した人や、自分を見つめ直したい人におすすめの1曲です。

Smoke on the WaterDeep Purple

Deep Purple – Smoke On The Water (Live from Montreux 2007)
Smoke on the WaterDeep Purple

ギター弾きであれば、たとえハードロックにそれほど興味がなかったとしても、なんとなく一回くらいはこの楽曲のイントロにおけるギター・リフをコピーしたことがあるのでは?

『Smoke on the Water』は、英国が生んだハードロック・バンドの最高峰の1つにして、後のヘビーメタル・バンドにも多大なる影響を及ぼしたディープ・パープルの代表曲にして70年代ハードロックの超有名な名曲です!

1972年にリリースされた名盤アルバム『Machine Head』に収録され、1973年にシングルとしてリリースされた際には、アメリカでもトップ10入りを果たすなど、まさに彼らの世界的な人気を決定付けた楽曲なのですね。

名ギタリストのリッチー・ブラックモアさんによるリフは、もはや伝説的なものといっても過言ではなく、極限までシンプルでありながらも最高にヘビーでカッコいい……というのは今さら言及するまでもないでしょう。

キーボーディストのジョン・ロードさんによるオルガンの音色も実にクールで、バンド・アンサンブルという観点からも完ぺきな楽曲と言えるのではないでしょうか。

Dream OnAerosmith

Aerosmith – Dream On (Live At Capitol Center, Largo, MD / November 9, 1978)
Dream OnAerosmith

1973年のデビュー以来、ハードロックを軸としながらもアメリカ出身ならではのルーツ色の強い音楽からの影響を独自に解釈、長きに渡って世界中のロック・ファンに愛され続けているのがエアロスミスです。

日本の洋楽ファンの中では、クイーンやキッスと並んで1970年代後半の「3大バンド」とも称され、高い人気を誇っていますよね。

数え切れないほどの名曲を量産しているエアロスミスのディスコグラフィの中でも、今回取り上げるのはデビュー・アルバム『野獣生誕』に収録されている哀愁のロック・バラード『Dream On』です。

アルバムのセールス自体はあまり芳しくない結果だったのですが、この楽曲がシングル・カットされて評判を呼び、数年後の1976年には全米チャートの6位にまで上昇したという経緯があるのですね。

作詞と作曲を手掛けたボーカリスト、スティーヴン・タイラーさんの熱唱はいつ聴いても心を締め付けられます。

2018年には、ティファニーのCMでこの曲が使われてファンの方々は驚いたのでは?

70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲(11〜20)

More Than a FeelingBoston

Boston – More Than a Feeling (Official HD Video)
More Than a FeelingBoston

『幻想飛行』の邦題でも知られる、1976年のデビュー・アルバム『Boston』がいきなり全米チャート3位を記録、世界中で2,500万枚をこえる驚異的な売上となったアメリカン・プログレ・ハードの雄、ボストン。

『幻想飛行』のオープニングを飾る『More Than a Feeling』は、ボストンにとっての代表曲の1つであり、いつ聴いてもその圧巻の完成度に驚かされる名曲中の名曲です。

美しいアコースティック・ギターのアルペジオに導かれ、ダイナミックなハードロック・サウンドへと移行する楽曲展開、あまりにも美しいハイトーン・ボーカルと重厚なコーラス・ワークが織り成すメロディの素晴らしさは永遠に色あせるものではないでしょう。

中心人物にして、ボーカル以外のほとんどのパートを担当したトム・ショルツさんは、マサチューセッツ工科大学を首席で卒業したというインテリで、もともとはクラシック音楽ファンでのちにポップスやロックに興味を持ち、21歳でギターを始めたそうです。

そんな異色の経歴を持ったショルツさんだからこそ、何年経っても色あせない素晴らしい音楽作品を作れたのかもしれませんね。

LolaThe Kinks

The Kinks – Lola (Official Audio)
LolaThe Kinks

最もイギリスらしいバンド、と言われて皆さんはどういったバンドを思い浮かべるでしょうか。

UKロックを愛する音楽ファンの中で、本稿で取り上げているザ・キンクスこそが「最もイギリスらしいロックバンド」と考えている方々、実はとても多いのですよ。

「UKロック史上最も過小評価されたバンド」と呼ばれることもあり、同時代にデビューしたザ・ビートルズやローリング・ストーンズと比べると知名度では残念ながら劣るのは事実ですが、その名の通り「ひねくれた」英国的なセンスで多くの名曲を作り上げた彼らをリスペクトするアーティストは多く存在しており、同じ兄弟バンドとして知られるオアシスのギャラガー兄弟やブラーといったブリットポップ世代のバンドたちもキンクスの熱狂的なファンなのですね。

パンクやメタルといった一見畑違いのジャンルのバンドからの愛され続けているキンクスのすごさはぜひ皆さんその耳と目で確かめてほしいのですが、今回は70年代の洋楽ロックの名曲特集ということで、キンクスが1970年に発表した名曲『Lola』を紹介しましょう。

ヨーロッパのみならずアメリカでもチャート9位というヒットを記録した、彼らの代表的な楽曲の1つです。

軽快なアコースティック・ギターの音色とエレキ・ギターの絶妙な組み合わせが織り成すキャッチーでポップな楽曲でありつつ、クラブで出会った男性と女装の男性との出会いを描いたという歌詞がフロントマン、レイ・デイヴィスさんの真骨頂といった感じですね!

彼らの曲はやはり歌詞が重要ですから、曲を気に入った際にはぜひ和訳などで歌詞をチェックしてみてください。

LaylaDerek and the Dominos

『いとしのレイラ』という邦題でも有名な、70年代を代表する最高に情熱的なラブソングです!

世界三大ギタリストにして、ソングライターとしても世界的に有名なイギリス出身のエリック・クラプトンさんにとっての代表曲であり、日本でも高い知名度を誇る名曲ですが、クラプトンさんがアメリカのミュージシャンたちとともに結成したデレク・アンド・ザ・ドミノスが1970年にリリースした、唯一のアルバムである『Layla and Other Assorted Love Songs』に収録されたタイトル・トラックなのですね。

イントロのあまりにも有名な泣きのギター・フレーズを聴けば、聴いたことがあると感じる方は多くいらっしゃることでしょう。

その反面、実はオリジナル・バージョンは7分をこえる長尺曲であり、後半以降のピアノを主体としたメロウなインストゥルメンタル・パートを知らない人も多いかもしれませんね。

ゲストとして参加したギタリスト、デュアン・オールマンさんの流麗なスライド・ギターも素晴らしく、聴けば聴くほど新たな発見のある名曲中の名曲ですよ!

Heart of GlassBlondie

キラキラと輝くディスコ・サウンドと、ニューウェーブの先鋭的な感性が融合した70年代ロックの傑作といえば、この曲を抜きには語れません。

Blondieの代表曲となった本作は、1979年1月にリリースされ、アメリカやイギリスを含む複数の国でチャート1位を獲得する大ヒットとなりました。

失恋の痛みを歌いながらも、どこか冷めた視線で恋愛を捉える歌詞は、都会的でクールな雰囲気を醸し出しています。

ディスコ・ブームの真っ只中にリリースされた本作は、ロック・バンドがディスコに挑戦するという斬新な試みでもあり、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。