RAG MusicMusic
素敵な洋楽
search

洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】

2025年5月の洋楽リリースは、デジタル社会への内省を込めたトム・グレナンさんの深みあるサウンド、TikTokスターから音楽界へ華麗に転身したアディソン・レイさんのキラキラとしたシンセポップ、そして母への愛情をつづったベンソン・ブーンさんの心温まるバラードなど、多彩な物語が紡がれています。

それぞれのアーティストが込めた思いと革新的な音楽表現が、あなたの日常に新しい彩りを添えてくれることでしょう。

洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(141〜150)

ApologiesThree Days Grace

Three Days Grace – Apologies (Official Video)
ApologiesThree Days Grace

愛される価値のない自分への共感を呼ぶ、胸を打つバラードです。

カナダのロックバンド、スリー・デイズ・グレイスが2025年5月に発売予定のアルバム『Alienation』に収録される本作は、約11年ぶりにバンドに復帰したアダム・ゴンティエさんと、現ボーカルのマット・ウォルストさんによるツインボーカル体制初の楽曲となりました。

重厚なギターリフと緊張感に満ちたハーモニーが響くなか、愛する人からの想いを拒絶してしまう孤独な心情を綴った歌詞が胸に刺さります。

絶望の中でもどこか希望を感じさせるエモーショナルなメロディは、孤独と闘う誰もの心を癒すはずです。

2000年代初頭のハードロックを思わせるエネルギッシュなサウンドから、スリー・デイズ・グレイスの真骨頂を感じられる一曲です。

Red MoonTom Misch

Tom Misch – Red Moon (Official Lyric Video)
Red MoonTom Misch

ロンドン南部出身のマルチインストゥルメンタリスト兼プロデューサー、トム・ミッシュさんが、グラミー賞受賞プロデューサーのダニエル・タシアンさんとイアン・フィッチャックさんを迎えて、ナッシュビルで制作した新曲を2025年5月に公開しています。

本作は、彼の持ち味であるネオソウルやジャズの要素から一線を画した内省的なオルタナティブ・バラッドで、失われた愛と再生への願いを印象的に描いた名作となっていますね。

アルバム『Geography』やユセフ・デイズとのコラボレーション作品『What Kinda Music』で独自の音楽性を確立してきた彼が、より感情的な表現に踏み込んだ意欲作です。

ソウルフルな歌声とメロディアスなサウンドが心に染み入る本作は、心温まる音楽をお探しの方におすすめですよ。

BlissTyla

Tyla – BLISS (Official Music Video)
BlissTyla

南アフリカ出身のシンガーソングライター、タイラさんによる2025年5月の新作は、ポピアノやR&B、アフロビーツの要素を自在に操る洗練されたサウンドが際立つ一曲です。

アマピアノ風のオフビートなドラムと、柔らかで艶やかなボーカルが見事な調和を生み出し、2000年代のR&Bを彷彿とさせるクラシカルな魅力も感じさせます。

2024年にMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで「Best R&B」など3部門を受賞した彼女の実力が存分に発揮された本作は、米国の高級オーガニック食品チェーンErewhonとのコラボレーションも実現。

トロピカルな味わいのスムージーとして商品化され、売上の一部は南アフリカの若い女性支援に充てられています。

心地よいグルーヴと温かみのあるメロディは、リラックスしたい時にぴったりです。

HARD TRUTHSUMI & 6LACK

UMI, 6lack – HARD TRUTHS (Official Music Video)
HARD TRUTHSUMI & 6LACK

現代のR&Bシーンにおける人気シンガーソングライター、日本人の血も引くUMIさんと人気ラッパーの6LACKさんが奇跡のコラボレーション。

ネオソウルとオルタナティブR&Bを融合した本作は、自己認識や人間関係の複雑さを見事に表現しています。

UMIさんの透明感のある歌声と6LACKさんの深みのあるラップが見事な調和を生み、静謐でありながら心に響くサウンドスケープを作り出しています。

2025年5月9日にEpic Recordsからリリースされた本作は、UMIさんにとってEpic Records移籍後初のシングルとなります。

洗練されたミニマルな808ドラムと深いベースラインが印象的で、自分自身と向き合いたい時や、静かな夜のドライブのお供にぴったりな一曲となっています。

bad luckWe Came As Romans

We Came As Romans – bad luck (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
bad luckWe Came As Romans

心に刻まれる壮大な試練と再生の物語を描いた一曲です。

アメリカ・ミシガン州トロイのメタルコアバンド、ウィー・ケイム・アズ・ローマンズの2025年4月の作品は、悲痛な出来事を乗り越えた決意と信念に満ちています。

メンバーを亡くすという悲劇を経験しながらも、力強いギターリフとエレクトロニックな要素を効果的に組み込んだサウンドで、バンドの成長と進化を体現する意欲作となっています。

アルバム『Darkbloom』以来となる本作は、サポートアクトにアフター・ザ・ベリアルやカレンツを迎えた北米ツアーでも披露予定。

人生の試練に立ち向かう勇気を求めるすべての音楽ファンにお薦めの一曲です。

Bloom Baby BloomWolf Alice

Wolf Alice – Bloom Baby Bloom (Official Video)
Bloom Baby BloomWolf Alice

ボーカリストのエリー・ロウゼルさんが「Axl Roseのように歌いたかった」と語るように、ロックの力強さとエモーショナルな表現力が際立つ楽曲をイギリスの人気バンドWolf Aliceが2025年5月に公開。

4年振りのニューアルバム『The Clearing』からの先行曲として期待を集める本作は、グラミー賞受賞プロデューサーのグレッグ・カースティンと共にロサンゼルスでレコーディングを行い、70年代のクラシックロックやポップの影響を受けた新たな魅力を開花させています。

自己成長や再生をテーマにした歌詞と、オルタナティブロックを基調としながらもアートロック的な要素も取り入れた洗練されたサウンドは、現代のロックシーンに新しい風を吹き込んでくれそうです。

BBC Radio 1のBig Weekendやグラストンベリー・フェスティバルへの出演も控えており、UK音楽シーンの最前線で輝き続けるバンドの進化を感じられる意欲作といえそうですね。

Dislocated (feat. E L U C I D)billy woods

アンダーグラウンド・ヒップホップ界の重要人物として知られるアメリカのラッパー、ビリー・ウッズさん。

2025年5月にアルバム『GOLLIWOG』の一曲として、ラッパーのE L U C I Dさんをフィーチャリングに迎えた本作をリリース。

Human Error Clubのプロデュースによる重厚で不穏なサウンドスケープに、政治的、歴史的なテーマを織り込んだ深いリリックが印象的ですね。

このアルバムはヒューマン・エラー・クラブによるプロデュースで、ウッズさんが幼少期に書いた人形の物語からインスピレーションを得ています。

アルバム全体のテーマである死や時間旅行といった要素が凝縮された本作は、アンダーグラウンド・ヒップホップファンやジャズやノイズミュージックに興味のある方に強くおすすめできますよ。