洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】
2025年5月の洋楽リリースは、デジタル社会への内省を込めたトム・グレナンさんの深みあるサウンド、TikTokスターから音楽界へ華麗に転身したアディソン・レイさんのキラキラとしたシンセポップ、そして母への愛情をつづったベンソン・ブーンさんの心温まるバラードなど、多彩な物語が紡がれています。
それぞれのアーティストが込めた思いと革新的な音楽表現が、あなたの日常に新しい彩りを添えてくれることでしょう。
洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(181〜190)
HELLMUSTFEARMESigns of the Swarm
アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグが誇るデスコアバンド、サインズ・オブ・ザ・スウォームが2025年8月に発売予定のアルバム『To Rid Myself of Truth』から先行曲を公開しています。
本作は、過去の自殺未遂経験から着想を得たという、デイヴィッド・シモニッチさんの苦悩を昇華した楽曲です。
全開でブレーキなしのアグレッシブなサウンドにもかかわらず、絶望の中から生まれる力強さを感じさせる展開は見事としか言えません。
バンドの原点であるデスコアサウンドを基盤としながら、スラムやブラックメタルの要素も絶妙にブレンドされており、ヘヴィな音楽を愛するすべてのリスナーへと贈る渾身の一曲になっています。
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洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(191〜200)
Head Over HeelsStarset
80年代の名曲をスターセットならではのシネマティックなサウンドで大胆にリメイクしています。
宇宙や未来をテーマに壮大な音楽性を追求するオハイオ州コロンバス出身のロックバンド、スターセットによる本作は、ティアーズ・フォー・フィアーズの楽曲を原曲の40周年を記念して2025年5月にカバー。
エレクトロニックな要素とヘヴィなギターサウンドが融合した彼らならではの解釈で、まったく新しい魅力を引き出すことに成功しています。
これまでにアルバム『Transmissions』『Vessels』『DIVISIONS』『HORIZONS』と4枚のアルバムを発表し、壮大な物語世界を構築してきた彼らの真骨頂がここにも発揮されています。
音楽と科学の融合という独自のスタイルで、映画のようなスケール感のある音楽を求めるリスナーにぴったりの一曲です。
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Melodie Is A WoundStereolab
イギリス出身のポストロック界の重鎮Stereolabから、15年ぶりとなるアルバム『Instant Holograms on Metal Film』からの先行曲が公開されました。
独特のモータリックビートとサイケデリックなシンセサイザーが絶妙に絡み合い、1950~60年代のポップスやラウンジミュージックを想起させる7分超の大作。
ラエティシア・サディエールさんの透明感のある歌声と政治的メッセージを含んだ歌詞も印象的です。
Cooper CrainやBen LaMar Gayなど実力派ゲストミュージシャンも参加しており、Stereolabの音楽性を更に進化させた意欲作となっています。
本作は、実験的なサウンドとポップネスが見事に調和した一曲で、アヴァンギャルドな音楽性を好むリスナーにお勧めです。
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On This LoveSuki Waterhouse
イギリス出身のマルチな才能を持つスキ・ウォーターハウスさんは、2024年のセカンドアルバム『Memoir of a Sparklemuffin』で高い評価を得るなど、音楽シーンでの存在感を増しています。
禁断の恋愛をテーマにしたドリームポップ・ナンバーでは、官能的でメランコリックな雰囲気が漂う中、繊細なボーカルで恋愛の中毒性と危険性を表現。
姉妹のイモジェンさん、マデレーンさんがスタッフを務めた2000年代初頭を思わせるグラマラスなミュージックビデオも必見です。
2025年5月18日のソルトレイクシティでのKilby Block Partyを皮切りに、ヨーロッパツアーが予定されているとのことで、ファンならぜひライブで本作の世界観を体感してみてください。
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Spend ItSummer Walker
アメリカ・ジョージア州アトランタ出身のR&Bシンガーソングライター、サマー・ウォーカーさんが手掛けた2025年5月の新作は、優美なスロージャムに仕上がっています。
ミニマルなシンセサイザーとドラムのリズムを基調に、物質的な価値観と女性の強さを歌い上げた本作は、彼女の次なるアルバム『Finally Over It』からの第2弾シングルとなります。
洗練されたサウンドと感情豊かなヴォーカルの調和が見事な楽曲で、Lesly Lynch監督のMVではJoanne the Scammerさんをはじめとする豪華キャストが出演し、贅沢なライフスタイルを描き出しています。
現代R&Bの本質を捉えた珠玉の一曲で、これまでの彼女の作品を気に入っている方なら必聴の作品となっていますよ。
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In Fire RebornTHE HAUNTED
スウェーデンを代表するデスラッシュメタルシーンの重鎮、THE HAUNTEDによる8年ぶりの新作からのシングルカット。
母体となるアルバム『Songs of Last Resort』はCentury Media Recordsからの公開で、戦争をテーマにした壮大なコンセプトが展開されます。
本作では6/8拍子という独特のリズムパターンを採用、兵士の視点から描かれた重厚なサウンドスケープは圧巻の一言です。
バンドの代名詞とも言えるスラッシーなギターワークと攻撃的なヴォーカルは健在で、原点回帰的なアプローチも見事。
ミュージックビデオはIN FLAMESなども手掛けてきたパトリック・ウラエウス監督が担当し、強烈な映像美と相俟って唯一無二の世界観を確立しています。
ストイックなメタルファンには絶対に聴いていただきたい一枚ですよ。
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SEEIN’ STARS / BIRDSTurnstile
ボルチモア拠点のTurnstileが2025年4月に2曲同時の新曲をリリース。
1曲目は、パラモアのヘイリー・ウィリアムスさんとブラッド・オレンジのデヴ・ハインズさんをゲストに迎えて制作された80年代テイストの作品です。
ディスコ調のギターリフとリバーブがかかった印象的なボーカルが、デヴィッド・ボウイさんの名盤『Let’s Dance』を思い起こさせる仕上がりとなっています。
2曲目は、シンセサイザーのドローンから激しいギターリフへと展開する、バンドの真骨頂とも言えるハードコア・サウンド。
初期の代表作アルバム『Time & Space』を彷彿とさせる楽曲で、ライブでの盛り上がりも期待できそうです。
両曲とも6月6日リリース予定のニューアルバム『Never Enough』に収録。
ハードコアファンはもちろん、オルタナティブやニューウェーブ、インディーロックの愛好者にもおすすめの一枚となっています。
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