動物を歌った童謡・民謡・わらべうた
『ぞうさん』『犬のおまわりさん』『アイアイ』など、誰もが一度は聴いたことがあるであろう童謡を集めました。
小さな子供に向けて作られているだけに、あらためて歌詞を見ると語感の良さやストーリーのわかりやすさ、そして言葉選びのうまさがよくわかりますね。
昔から歌い継がれている有名な童謡は、親子で歌うのにもぴったりです。
今回は手遊びができる歌もたくさんセレクトしたので、ぜひみんなで歌と一緒に楽しんでみてくださいね!
動物を歌った童謡・民謡・わらべうた(1〜10)
かもめの水兵さん

1937年に発表された童謡です。
分かりやすいメロディがまさに子供向け、という感じ。
白いカモメを水兵に例えて歌っています。
歌詞が訳されて、世界中で親しまれている楽曲でもあります。
音楽の教科書にも掲載されました。
アイアイ

マダガスカルに住む猿の1種、「アイアイ」について歌った歌で、1962年発表に発表されたといいますから、思ったより古い曲なんですね。
この曲の歌詞をつけた相田裕美は、かわいい動物の歌を作ってほしいというリクエストに、名前がかわいいという理由でこの動物を選んだそうです。
マダガスカルでは悪魔の使いとされているこの動物、とらえ方によってイメージはずいぶん変わるんですね。
犬のおまわりさん

『いぬのおまわりさん』は1960年から子供たちに親しまれている日本を代表する童話です。
知っている方も大勢いらっしゃると思います。
迷子の子ねこに、困ってしまういぬのおまわりさんの姿がうかびます。
ほのぼのする1曲です。
動物を歌った童謡・民謡・わらべうた(11〜20)
こぶたぬきつねこ

『こぶたぬきつねこ』は作曲家、指揮者でもある山本直純が作詞、作曲を手掛けています。
手遊び歌としても子供たちに親しまれています。
歌詞も子供たちにわかりやすく、しりとりのように、動物がつながっているのが印象的な曲ですよね。
ぞうさん

詩人のまど・みちおが作詞をした曲です。
おかあさんゾウと、子供のゾウのやりとりがゆったりとしたメロディーにのっています。
単純な曲でありながらも、体の特徴も、あかあさんといっしょよ、という親子の会話が深いですよね。
やぎさんゆうびん

『やぎさんゆうびん』は、やぎ同士のユーモラスなやりとりが思わず笑顔を誘う童謡です。
ある日、白やぎさんから黒やぎさんの元へ一通の手紙が届きます。
しかし、黒やぎさんはせっかくのその手紙を食べてしまうのですね。
それから黒やぎさんは、白やぎさんへ手紙の内容は何だったのか?と、返信を出す始末。
童謡では、このやりとりが何度か繰り返されるようですね。
想像するだけでツッコミを入れたくなりますが、かわいいやりとりに心がほっこりあたたかくもなります。
一説ではやぎは本当に紙を食べるらしいのですが、おなかを壊してしまうそうなので子供たちには紙をあげないようにお話しするのがいいですね。
やぎさんたちのある1日に想像力を膨らませながら楽しく歌いましょう。
くいしんぼゴリラ

食いしん坊のゴリラがいろいろな食べ物を食べる様子を手遊びにした歌がこちらです。
最初はバナナであることが多いのですが、自由に替え歌を作っていろいろなものを食べたことにすると、広がりが出てとても楽しい歌です。
ちなみに玉ねぎの皮を向いて食べようとしたらなくなってしまったというのがオチです。