AORの名曲。時代をこえるオススメの人気ナンバー
若者の初期衝動の発露だったロックミュージックがさまざまな音楽と出会いながら成長していくことで、メロウで都会的なサウンドに洗練されていったアダルトオリエンテッドロック(AOR)。
みなさんが日々、生活の中で遭遇する楽しさや悲しさ、そして寂しさなどを優しく包み込んでくれるAORは、まさに大人のサウンドトラックですね。
ここでは、そんな名曲をセレクトしてみました。
コクのあるサウンドと歌詞に、みなさんの思いを重ね合わせながら聴いてみてください。
きっと、乾きがちだった心もうるおいに満ちるはずですよ。
AORの名曲。時代をこえるオススメの人気ナンバー(71〜80)
Year Of The CatAl Stewart

1976年にリリースされたアル・スチュワートさんの楽曲は、映画『カサブランカ』から着想を得たという逸話があります。
謎めいた女性との出会いから始まる冒険を描いた本作。
彼女との一夜を過ごすために旅の計画を捨てる主人公の気持ちを、ちょっとほろ苦く歌い上げています。
サックスによる印象的なソロパートも魅力のひとつ。
アルバム『Year Of The Cat』に収録されたこの曲は、スチュワートさんのキャリアに転機をもたらしました。
甘くメロウなボーカルに心地よい音色が重なり、思わず聴き入ってしまいますね。
ゆったりとした休日に聴きたい一曲です。
Keep On Loving YouREO Speed Wagon

誠実な愛の力強さが伝わってくる、心に響くパワーバラード。
1980年に発表された本作は、バンドにとって記念すべき初のビルボード1位を獲得し、商業的にも大成功を収めました。
歌詞には、ケビン・クローニンさんの個人的な経験が反映されており、困難を乗りこえて愛を貫く決意が込められています。
アルバム『Hi Infidelity』に収録され、REO Speedwagonの代表曲として長く愛され続けています。
大切な人への思いを込めたい時や、恋愛の苦しみを乗りこえたい時に聴きたくなる一曲。
心からの歌詞と感動的なメロディーが、きっとあなたの心に寄り添ってくれるはずです。
ヒムRupert Holmes

ルパート・ホルムズは「エスケイプ」という全米ナンバーワンヒット曲でも知られるAORシンガー。
本作もチャート6位を記録しました。
頬ひげと口ひげにメガネ、そして優しそうな笑顔が魅力のルパートが作る曲には、恋愛ドラマのような趣があります。
1980年リリース。
AORの名曲。時代をこえるオススメの人気ナンバー(81〜90)
ビゲスト・パート・オブ・ミーAmbrosia

1980年リリース。
アンブロージアはアメリカのバンドで、もともとはプログレッシブロックをメインに演奏していました。
しかし次第にサウンドがAOR寄りに変化。
本作はアメリカのAC(アダルト・コンテンポラリー)チャートで3位を記録しました。
Can’t Smile Without YouBarry Manilow

「Can’t Smile Without You(邦題:涙色の微笑)」は、バリー・マニロウが1978年にカバーしたヒットした曲です。
オリジナルはカーペンターズです。
1980年半ばに音楽出版社ディック・ジェームズ・ミュージックは、ワムの「ラスト・クリスマス」(1984年)は本作品の盗作だとして訴えましたが、示談となったそうです。
WHO’S CRYING NOWJourney

甘美なピアノの旋律が心に響く珠玉の楽曲です。
愛の喜びと苦悩を見事に融合させた歌詞は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。
1981年にリリースされたこの曲は、Billboard Hot 100で4位を記録。
その後も長く愛され続け、テレビ番組『Glee』でも使用されました。
Journeyのアルバム『Escape』からの先行シングルとして、バンドの代表曲の一つに数えられています。
夜の長距離ドライブのお供に最適。
心に染みる歌声と甘美なメロディに身を委ねながら、静かに過ぎ去る景色を眺めてみてはいかがでしょうか。
ウェイト・フォー・ミーDaryl Hall & John Oates

日本でも大変知名度が高く人気もあるダリル・ホール&ジョン・オーツ。
本当にたくさんのヒット曲があるのですが、AOR色の強さという意味合いからこの曲をチョイスしました。
ダリルの艶のあるボーカルと、大人の余裕を感じさせる演奏が魅力的です。