AORの名曲。時代をこえるオススメの人気ナンバー
若者の初期衝動の発露だったロックミュージックがさまざまな音楽と出会いながら成長していくことで、メロウで都会的なサウンドに洗練されていったアダルトオリエンテッドロック(AOR)。
みなさんが日々、生活の中で遭遇する楽しさや悲しさ、そして寂しさなどを優しく包み込んでくれるAORは、まさに大人のサウンドトラックですね。
ここでは、そんな名曲をセレクトしてみました。
コクのあるサウンドと歌詞に、みなさんの思いを重ね合わせながら聴いてみてください。
きっと、乾きがちだった心もうるおいに満ちるはずですよ。
AORの名曲。時代をこえるオススメの人気ナンバー(21〜30)
SaraFleetwood Mac

「Sara」は、1979年にフリートウッド・マックが発表した2枚組のアルバム「牙(タスク)」に収録された、女性ボーカルのスティービー・ニックスの作品です。
フリートウッド・マックのアレンジの素晴らしさと、スティービー・ニックスの美しい容姿とワイルドな声のギャップにはまると思います。
恋をしましょうCarole Bayer Sager

1978年発売のアルバム「TOO」に収録されていた曲。
マイケル・ジャクソンがこの曲をカバーしたことでも知られています。
(マイケルバージョンの邦題は「それが恋だから」)バックコーラスにマイケル・マクドナルドがいたり、ギターをスティーヴ・ルカサーが弾いているという豪華さにも注目。
Jo JoBoz Scaggs

1980年発売のアルバム『ミドル・マン』に収録されていた曲です。
簿図・スッキャッグスさんはヒット曲が多く、ベストソングを選ぶには苦労しますが、超有名なバラード曲『ウィア・オール・アローン』より、こちらの方が一層、大人の色気が際立って感じられます。
ミドルテンポで歯切れが良く、バランスのとれた作品ですね。
アイ・ゴー・クレイジーPaul Davis

1977年リリース。
日本では「なんとなくクリスタル」という映画の中で使われて大ヒットしました。
日本でのAORブームの火付け役となった曲としても知られています。
抑えた情熱と寂しさが同時に感じられるような、繊細さがある曲です。
彼にとっては初めてビルボードチャートトップ10入りした作品になりました。
アイ・ジャスト・ワナ・ストップGino Vannelli

1978年リリース。
日本ではあまり知名度が高くありませんが、カナダ出身の実力派シンガーとしてAORでははずすことのできないアーティストです。
アーティスト仲間からリスペクトされる「ミュージシャンズ・ミュージシャン」としても知られています。
本作はロマンチシズムにあふれた名作。
Hard to Say I’m SorryCHICAGO

「Hard to Say I’m Sorry(素直になれなくて)」は、アメリカのロックバンド、シカゴが1982年に発表した楽曲です。
全米シングルチャートで2週間1位に輝きました。
アルバム「シカゴ16」収録されています。
ミニット・バイ・ミニットThe Doobie Brothers

初期のドゥービーブラザーズは泥臭さを感じさせるロック色の強いバンドでした。
しかし、1970年代末頃にマイケル・マクドナルドさんが加入したころからサウンドの傾向がぐっとAOR寄りになっていきます。
本作は1978年のアルバム『ミニット・バイ・ミニット』のタイトル曲で、さわやかなコーラスとキーボード主体のサウンドが都会的ですね。