【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集
子どもから大人まで楽しめる、秋の童謡・唱歌・わらべうたを紹介します。
みなさんは秋といえば、何を思い浮かべますか?
松ぼっくりやどんぐり、紅葉やお月見……考えてみるといろいろと浮かんできますよね。
この記事では、そんな秋の景色が目の前に広がるような、すてきな名曲を集めてみました。
秋特有のやさしく心に染み入るしっとりとした楽曲や、歌いながら遊べる手遊びやわらべうたなど、さまざまな秋に触れられる名曲ばかりです。
ぜひみんなで聴いて、歌いながら「秋」に触れてみてくださいね。
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【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(21〜30)
とんびNEW!作詞:葛原しげる/作曲:梁田貞

秋の高い空を、鳥が気持ちよさそうに輪を描いて飛んでいるのを見かけると、なんだか心がすっとしますよね。
作詞家の葛原しげるさんと作曲家の梁田貞さんによるこの楽曲は、そんな空を舞う鳥の様子を歌った、とても伸びやかな童謡です。
鳥の鳴き声をまねした楽しいフレーズが印象的で、子どもたちが声を上げて喜んで歌えるように、という作者のやさしい思いが伝わってきます。
本作は1918年5月に楽集『大正少年唱歌』で公開された作品で、今もアルバム『いっしょに歌いたい 日本の唱歌 ベスト』などで聴けます。
秋晴れの日に、親子で両手を広げて鳥のまねをしながら歌うと、もっと楽しくなりますよ。
故郷を離るる歌NEW!作詞:吉丸一昌/作曲:ドイツ民謡

秋風が心に染みる季節に、遠く離れた故郷の情景を思い起こさせる名曲です。
もとは恋人との別れを歌ったドイツ民謡ですが、作詞家の吉丸一昌さんの手によって、故郷との惜別を歌う情緒豊かな作品へと生まれ変わりました。
小川のせせらぎや季節の花々といった美しい自然を通して、去りゆく者の寂しさと故郷への愛しさが胸に迫ります。
この作品は1913年7月に唱歌集で公開され、後年ペギー葉山さんにも歌い継がれました。
故郷を離れていると、ふと昔の光景が恋しくなることがありますよね。
秋の夜長に、懐かしい日々を思い浮かべながら聴いてみるのもオススメです。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(31〜40)
リンゴ村だよりNEW!作詞:山川啓介/作曲:渋谷毅

秋の実りにあふれた村から、幸せのおすそ分けが届いたような心温まる楽曲です。
リンゴが赤く色づく風景や、日々の暮らしの中にある穏やかな幸せが、目に浮かぶように歌われています。
どこか懐かしい情景が広がる歌詞は、聴く人の心を優しく包み込んでくれますね。
本作は、2018年9月に由紀さおりさん・安田祥子さんの歌唱で発売された作品で、松倉如子さんと渋谷毅さんの共作アルバム『松倉如子と渋谷毅』にも収められています。
西荻窪のジャズバーで録音されたというエピソードも、本作の持つ温かな雰囲気を物語っています。
秋の午後に、紅茶でも飲みながらゆったりと聴いてみてください。
家族みんなで過ごす穏やかな時間にもぴったりの1曲ですよ。
げんこつやまのたぬきさんNEW!作詞:香山美子/作曲:小森昭宏

みなさんご存じ、手遊び歌の定番ですよね。
児童文学作家の香山美子さんが物語豊かな詩を、作曲家の小森昭宏さんが親しみやすい曲をつけた遊び歌です。
この楽曲は、たぬきのかわいらしい姿だけでなく、歌詞に描かれる白いちょうちょや赤い花といった、のどかでやさしい秋の風景が目に浮かびます。
歌と物語が一体となり、聴く人の想像力を豊かにしてくれます。
1973年にテレビ番組『とべとべパンポロリン』で紹介されたのを機に、日本中に広まりました。
にぎった両手を重ね合わせる動きや、歌詞に合わせた軽快な振り付けもまた、楽しいです。
親子でたぬきになりきって、一緒に遊んでみてくださいね。
故郷NEW!作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

秋の夜長、ふと故郷を思い出して少し寂しくなることはありませんか?
この楽曲は、そんな心にそっと寄り添ってくれるような、温かいメロディが魅力ですよね。
歌詞には、うさぎを追いかけた山や小鮒を釣った川など、誰もが心に持つ故郷の原風景が描かれています。
1914年に文部省唱歌として世に出た本作は、1998年の長野冬季オリンピック閉会式で演奏され、世界中の人々の心を打ちました。
IL DIVOのような海外のグループにも日本語で歌い継がれている名曲です。
故郷を離れて頑張っている方が、秋の虫の音を聴きながら自分のルーツを静かに思う、そんなひとときにぴったりの1曲ではないでしょうか。
夕方のおかあさんNEW!作詞:サトウハチロー/作曲:中田喜直

『かわいいかくれんぼ』や『ちいさい秋みつけた』を手がけた、作詞家サトウハチローさんと作曲家の中田喜直さんによる、もう一つの秋の名曲です。
この楽曲で描かれるのは、秋の夕暮れのどこか寂しい風景と、その中で感じる母親の温かさ。
中田喜直さんならではの、やさしく心に染み入るようなメロディが、聴く人の胸に深く響きます。
本作は1950年代にラジオなどを通じて広まった作品で、アルバム『中田喜直 童謡名選集~かわいいかくれんぼ・めだかのがっこう~』などでも聴けます。
1973年、サトウハチローさんの葬儀で中田さん自身のピアノに合わせて参列者全員で合唱されたというエピソードは、二人の絆の深さと、この歌が持つ特別な力を感じさせますね。
秋の夕暮れ、家族を思うひとときにぴったりの、包み込むような優しさを持った1曲です。
もみじ作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一
秋の童謡を代表する『もみじ』は明治44年に発表された唱歌です。
高野辰之さんが群馬県と長野県の境にある碓氷峠周辺の紅葉に構想を得て作詞したと言われています。
このあたりは秋になると燃えるような紅葉が日に照られて、その美しさは飽きることがないとか。
昭和20年代から小学校の音楽の教科書にも採用されるなどして歌い継がれ、平成19年には文化庁と日本PTA全国協議会によって「日本の歌百選」に選ばれました。