【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集
子どもから大人まで楽しめる、秋の童謡・唱歌・わらべうたを紹介します。
みなさんは秋といえば、何を思い浮かべますか?
松ぼっくりやどんぐり、紅葉やお月見……考えてみるといろいろと浮かんできますよね。
この記事では、そんな秋の景色が目の前に広がるような、すてきな名曲を集めてみました。
秋特有のやさしく心に染み入るしっとりとした楽曲や、歌いながら遊べる手遊びやわらべうたなど、さまざまな秋に触れられる名曲ばかりです。
ぜひみんなで聴いて、歌いながら「秋」に触れてみてくださいね。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(41〜50)
故郷の空作詞:大和田建樹/作曲:スコットランド民謡
スコットランド民謡『ライ麦畑で出会ったら』の和訳曲です。
原曲の作詞は『蛍の光』で知られるスコットランド詩人のロバートバーンズさん、訳詞したのは大和田建樹さんです。
この曲が日本語に訳されて紹介されたのは、1888年の『明治唱歌 第一集』。
曲のはじまりから、一面のライ麦畑が広がる映像が浮かんできます。
曲中は、夕暮れどきの秋空を見上げて、自分のふるさとに思いをはせます。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(51〜60)
かやの木山の作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰

炒って食べたり、実から採れる油を灯火用や頭髪用の油として使うカヤの実は、秋の味覚の一つです。
この『かやの木山の』は、そんなカヤの実をいろりで炒るおばあさんの様子が描かれています。
少しずつ寒くなってくる秋に、いろりを囲んで秋の味覚を楽しむってとてもステキですよね。
実際に実家や祖父母のおうちにいろりがあった方には懐かしく、いろりを見たことがないという方には新鮮に感じられる曲かもしれません。
歌詞やメロディーからの懐かしさを感じる光景は、秋のしんみり切ない光景にぴったりですね。
わらいんぼコスモス作詞:まどみちお/作曲:磯部俶

作曲家、合唱指揮者として活躍した磯部俶さんが作曲した童謡です。
秋といえばコスモスが浮かぶ方も多いですよね。
この『わらいんぼコスモス』は、いつもニコニコしているコスモスが景色や人に笑いかける様子が描かれています。
ゆらゆらと揺れるコスモスを「笑っている」と表現しているのかもしれないですね!
歌っている方まで笑顔になれる、とてもかわいい曲です。
保育園や幼稚園などで、ぜひ子どもたちと一緒に歌ってみてくださいね!
野菊作詞:石森延男/作曲:下総皖一

秋から冬の初め頃に花をつける、野菊を主役にしたこちらの曲。
1番では薄紫色の小さくかわいい野菊の花から、良い香りが漂う様子に秋の季節を感じさせます。
2番ではその野菊の花に止まる虫の様子、そして3番では秋からさらに寒くなる冬でも負けずに咲いてねという野菊への温かな思いが歌われています。
野菊には薄紫色のもの以外にもたくさんの種類があるので、この曲を聴いたら身の回りにどんな野菊が咲いているか探してみてくださいね。
里ごころ作詞:北原白秋/作曲:中山晋平

秋祭りに参加して、ちょっぴり切ない気持ちにさせられる『里ごころ』。
にぎやかなお祭りの音色を聴いて遊びに来たけれど、お祭りの様子に故郷を思い出し恋しくなってしまった様子が描かれています。
子供の頃に地元で行ったお祭りは、大きな印象に残っている方も多いのではないでしょうか?
今は故郷を離れてまた別のところでお祭りに参加しても、子供の頃のあの地元のお祭りを思い出すとちょっとセンチメンタルな気持ちになってきますね。
聴くと故郷に帰りたい気持ちが増す1曲です。
案山子作詞:武笠三/作曲:不詳

田んぼや畑の中に立って、大切な農作物を鳥や動物から守ってくれるカカシ。
そんなカカシを主役にしたのがこちらの曲です。
どんな天気でも、何が起きてもその場でじっと農作物を見守るカカシの姿を少しからかうような歌詞が描かれています。
多くのカカシは木の棒に服と帽子を着せただけのものですが、時代とともにさまざまな趣向をこらしたものが登場し、本当に人がいるかのように見えるカカシもあります。
この曲を歌いながら、あなたの家の周りにあるカカシはどんな姿をしているのか探しに行くのもいいですね!
おわりに
秋の童謡・民謡・わらべうたをご紹介しました。
いかがでしたか?
秋の風景が浮かんでくる、すばらしい歌がたくさんありましたね。
大人の方は、幼少期に聴いていたという曲も多かったのではないでしょうか。
新しい歌には新しい歌のよさがあり、わらべうたや古き良き楽曲もぜひ、歌い継いでいきたいですね。