【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集
子どもから大人まで楽しめる、秋の童謡・唱歌・わらべうたを紹介します。
みなさんは秋といえば、何を思い浮かべますか?
松ぼっくりやどんぐり、紅葉やお月見……考えてみるといろいろと浮かんできますよね。
この記事では、そんな秋の景色が目の前に広がるような、すてきな名曲を集めてみました。
秋特有のやさしく心に染み入るしっとりとした楽曲や、歌いながら遊べる手遊びやわらべうたなど、さまざまな秋に触れられる名曲ばかりです。
ぜひみんなで聴いて、歌いながら「秋」に触れてみてくださいね。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(41〜50)
秋の月作詞・作曲:瀧廉太郎

お月見といった行事があるように、秋は気候も良く、月をゆったり眺められる季節ですよね。
滝廉太郎が作った『秋の月』は、彼の組歌『四季』の中にある秋を描写した1曲です。
日本古来の美しい情景を思わせるような、はかなさや切なさを感じさせます。
大人な気分で秋を感じたい方は、十五夜のお月様を見ながらこの曲を聴くのがオススメです。
美しい月と、虫などの秋の音に耳をすませながら、心穏やかなひとときを過ごしてくださいね。
秋は夕暮れ作詞:清少納言/作曲:M.Sato

清少納言の有名な随筆『枕草子』の秋の部分を切り取った『秋は夕暮れ』。
平安の世からはガラッと印象が変わる、明るいポップな混声合唱曲に仕上がっています。
歌詞は『枕草子』の秋のパートに少しアレンジを加えながら歌っています。
清少納言が秋の1番ステキな光景だと感じた夕暮れをベースに、秋の情緒あふれる様子を歌っています。
夕日の中、山へ帰るカラスの様子やカリが群れで並んで飛ぶ様子。
日が暮れてから聞こえる虫や風の音。
そうした秋のすべての光景に趣を感じるという思いが歌われています。
こおろぎ作詞:関根 栄一/作曲:芥川也寸志

秋の夜にステキな鳴き声を聞かせてくるコオロギをテーマにした童謡『こおろぎ』。
いろんな場所でかわいく鳴くコオロギの様子が歌われています。
お兄さんコオロギや、弟コオロギなど、家族一緒に鳴いているんですね。
秋はコオロギ以外にもさまざまな虫がステキな鳴き声を奏でてくれます。
あれはコオロギかな?これはどの虫かな?などと、考えながら秋の夜を楽しく過ごしましょう。
コオロギの鳴き声を見つけるのは、この曲でカンペキですね!
月(出た出た月が)

まん丸の大きな月を見て楽しむ十五夜にぴったりな『月』。
しっとりとしたメロディーながら、夜の黒い雲から丸い月が顔を出す様子にはしゃぐ光景が描かれています。
その後も雲の中に隠れたり出てきたりを繰り返す、リアルな十五夜の様子が歌われています。
いつも見ているはずの月も、十五夜の大きなお月様ばかりはなぜかいつも以上にテンションが上がりますよね。
はしゃぎすぎには気をつけながら、この曲を聴いて月の美しさをあらためて目に焼き付けましょう。
りんごのひとりごと作詞:武内俊子/作曲:河村光陽

秋の味覚の一つ、りんごが主役の『りんごのひとりごと』。
収穫されたりんごが出荷され、果物屋さんに並ぶ様子を描いています。
作詞をした武内俊子が入院していたときに、お見舞いで持ってきてもらったりんごを見て作詞したそうです。
スーパーや果物屋さんに並ぶりんごも、こんなふうに運ばれてきたのかなと想像力をかきたてられる1曲です。
曲の最後にりんごは収穫してくれた方のことを思い出します。
食べるときは、作ってくれた方へ「ありがとう」という気持ちを感じながら食べましょう!
おつきさまこんばんは

こちらは、乳児さんでも親しみやすい優しいメロディーと、発表会や劇遊びにも使えそうなユニークな歌詞が印象的な楽曲。
ピアノも弾きやすく美しいナンバーで、保育園や幼稚園はもちろん、親子で一緒に歌っても楽しいですね。
小さな子供がお月さまを眺めながら考えたり、しゃべったりしているような内容で、登場する雲さんとのやりとりも微笑ましいですよね。
心が洗われるようなこの歌で、大人も童心に帰り、ホッとするひと時をお過ごしください。
まっかなもみじ作詞・作曲:藤本ちか

赤く色づいたもみじの舞い散る様子が目に浮かぶ『まっかなもみじ』。
歌詞には、もみじの葉っぱを赤ちゃんの手の形となぞらえた、かわいい描写もあります。
もみじが落ちてくる場面では、鈴などの楽器を鳴らして舞い落ちる様子を表現してみたり、もみじの形に切った画用紙をふわっと舞い上げて遊んだりするのもオススメです。
2番では、イチョウの葉っぱが登場し、今度は赤ちゃんのおしりとイチョウの葉っぱを重ねあわす様子が歌われているので、もみじとイチョウ、両方の秋の色を楽しみながら歌ってみてくださいね。