【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集
子どもから大人まで楽しめる、秋の童謡・唱歌・わらべうたを紹介します。
みなさんは秋といえば、何を思い浮かべますか?
松ぼっくりやどんぐり、紅葉やお月見……考えてみるといろいろと浮かんできますよね。
この記事では、そんな秋の景色が目の前に広がるような、すてきな名曲を集めてみました。
秋特有のやさしく心に染み入るしっとりとした楽曲や、歌いながら遊べる手遊びやわらべうたなど、さまざまな秋に触れられる名曲ばかりです。
ぜひみんなで聴いて、歌いながら「秋」に触れてみてくださいね。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(31〜40)
浜千鳥作詞:鹿島鳴秋/作曲:弘田龍太郎

童謡『浜千鳥』は1919年発表されました。
作詞家の鹿島鳴秋さんが柏崎の友人の家を訪ねた時に、番神海岸を散歩していて海辺の小鳥たちを見てひらめきをおぼえて詩にしたそうです。
月と海と鳥……。
風情あふれる感動的な景色ですね。
さわると秋がさびしがる作詞:サトウハチロー/作曲:中田喜直

『さわると秋がさびしがる』の作曲家の中田喜直さんは、『ちいさい秋みつけた』や『夏の思い出』なども手がけています。
最初は、ジャズピアニスト志望でしたが手が小さいというこで諦めるしかなく、作曲家に転向し、私たちの心に残る名曲を数多く作りました。
栗やホウセンカなど、秋の植物が登場する歌詞に秋の香りを感じますね。
証城寺の狸囃子作詞:野口雨情/作曲:中山晋平

作詞は野口雨情、作曲は中山晋平による日本の童謡です。
この曲は、作詞家の野口が千葉県木更津市を訪れた際に聴いた、證誠寺の狸ばやし伝説をもとに作詞されました。
ちなみに、證誠寺の狸ばやし伝説は、「分福茶釜」や「八百八狸物語」と並び、日本三大狸伝説に選ばれています。
月とうさぎの組み合わせは定番ですが、月とたぬきの組み合わせもかわいらしいですね。
埴生の宿作詞:里見義/作曲:ヘンリー・ローリー・ビショップ

切ない気分になる秋の日に、故郷ののどかな光景を思い起こさせる『埴生の宿』。
もとは『Home, Sweet Home』というタイトルのイングランド民謡で、1823年に初演されたオペラ『ミラノの乙女』の中で歌われました。
どんなにきらびやかで豪華な家よりも、多少貧しさを感じても故郷の我が家が1番だという思いが歌われています。
自分の家、実家って、どんな場所よりも落ち着きますよね。
この曲をきっかけに一度帰って、あらためて故郷の良さ、自分の家の快適さを感じる秋を過ごしてみるのもオススメです!
七五三作詞:小林純一/作曲:磯部俶

七五三は数え年の7歳と5歳と3歳に神様へと成長を報告する行事です。
着物に慣れない子供たちがそわそわとしている姿も含めて、秋を感じられる風物詩かと思います。
そんな七五三がおこなわれる秋の風景や、子供たちの様子をわかりやすく描いた童謡がこの『七五三』です。
秋晴れの中でお参りにむかう子供たちの姿だけでなく、その周りに広がる植物なども印象的に描かれており、落ち着かずに周りを見渡すかわいらしい動きがイメージされますね。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(41〜50)
あのね、あきはね作詞:もりちよこ/作曲者:SHIKAMON

NHKの番組『おかあさんといっしょ』の2004年9月の月の歌です。
当時うたのおにいさん・おねえさんを務めていた、今井ゆうぞうさんとはいだしょうこさんが歌っていました。
子どもの目線で、秋の色や秋の食べ物、秋を感じる景色などが歌詞につづられています。
子ども目線での秋の面白さ、そして家族との温かい時間が描かれている歌詞は、落ち着くメロディも相まって、とても心がホッとしますね。
家族で聴いていただきたいオススメの1曲です。
小さな木の実作詞:海野洋司/作曲:ジョルジュ・ビゼー

『小さな木の実』は、作詞家の海野洋司さんが長男の誕生を記念して1969年に作った詩でした。
創作当時は発表されませんでしたが、石川皓也さんがビゼーの歌劇『美しきパースの娘』の中のセレナーデを編曲したものに『小さな木の実』の詩を使って、1971年に『みんなのうた』で発表してから人気が出て有名になった曲です。
秋の情景が描かれていますが、曲の背景にあるように、少年の背中を強く押す歌詞ですね。