【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集
子どもから大人まで楽しめる、秋の童謡・唱歌・わらべうたを紹介します。
みなさんは秋といえば、何を思い浮かべますか?
松ぼっくりやどんぐり、紅葉やお月見……考えてみるといろいろと浮かんできますよね。
この記事では、そんな秋の景色が目の前に広がるような、すてきな名曲を集めてみました。
秋特有のやさしく心に染み入るしっとりとした楽曲や、歌いながら遊べる手遊びやわらべうたなど、さまざまな秋に触れられる名曲ばかりです。
ぜひみんなで聴いて、歌いながら「秋」に触れてみてくださいね。
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【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(31〜40)
まちぼうけNEW!作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰

日本近代詩を代表する北原白秋さんと、作曲家・山田耕筰さんの名コンビが手がけた作品です。
中国の古い童話をもとに、偶然の幸運に味をしめて働かなくなった農民の姿が歌われています。
軽快なリズムで楽しげに始まりますが、物語が進むにつれて豊かな畑は荒れ果て、最後には寒々しい冬の景色が広がる展開が特徴。
どこか物悲しいメロディが、秋から冬へと移ろう季節の心とマッチしますね。
本作は1924年に唱歌として公開され、後にはNHK『みんなのうた』でも1973年8月から放送されました。
物語に深く入り込めるので、秋の夜長にじっくりと歌詞の世界を味わってみるのもいいですね。
里の秋作詞:斎藤信夫/作曲:海沼実
戦争が終わった秋の日に、戦地へ向かった父親の帰りを待つ様子を描いた『里の秋』。
終戦後、もう戦争は終わったにもかかわらず混乱の中なかなか故郷へ帰れない方が多くいました。
この曲に登場する家族のように、お父さんや息子の帰りを今かいまかと何カ月も何年も待った方もいたそうです。
終戦した暑い夏から秋へ移ろいでゆく季節の中、家族の無事を願い待つ、切なく胸がしめつけられるような光景が描かれています。
一緒に過ごした楽しかったあの秋の日を思い出しながら、この家族は父親の帰りをずっと待っています。
村祭作詞・作曲:不詳

秋はたくさんのお祭りも開催される季節ですよね。
そんな楽しい秋祭りの様子が目に浮かぶ童謡『村祭』。
この曲では、ある村の神様をお祝いする村祭りの様子が描かれています。
豊作や平和を届けてくれる神様へ、さまざまな楽器を鳴らしながら盛大にお祝いします。
軽快で楽しげな様子を感じるメロディは、あなたの街のお祭りも盛り上げてくれるでしょう!
夏とはまた違った秋ならではの楽しいお祭りに、この曲を聴けばあなたも出かけたくなるのではないでしょうか。
となりのごんべえさん作詞:キンダーサークル/作曲:キンダーサークル

わらべうたの魅力がぎゅっと詰まった楽曲です。
子供たちが輪になって歌いながら遊ぶ、楽しい歌になっています。
食べ物をテーマにしたコミカルな歌詞で、ごんべえさんたちが協力してお花見やお月見を楽しむ様子が歌われています。
リズミカルで覚えやすいメロディは、子供たちの心をすぐにつかみますね。
保育園や幼稚園での集団遊びにぴったりの曲で、友達との協力やコミュニケーションの大切さも自然と学べます。
体を動かしながら歌うので、楽しく体操もできちゃいます。
季節のイベントにも取り入れやすいので、みんなで歌って踊って、楽しい思い出をたくさん作れそうですね!
秋の夜半作詞:佐々木信綱/作曲:カール・マリア・フリードリヒ・エルンスト・フォン・ウェーバー

子どもたちの合唱コンクールでもよく歌われる秋の美しい曲です。
小学校でこの曲を習った人も多いですよね。
クラシックに興味を持つきっかけにもなったのではないでしょうか。
ウェーバーさん作曲の『魔弾の射手』に佐々木信綱さんが詞を付けたもので、唱歌として古くから親しまれてきました。
秋の物悲しさを子どもたちのキレイな歌声にのせて、この季節には聴きたい名曲ですね。
【秋の童謡】秋のうた・唱歌・わらべうた。秋に歌いたい名曲集(41〜50)
落葉松作詞:野上彰/作曲:小林秀雄

80年代に「全日本合唱コンクール」「NHK全国学校音楽コンクール高等学校部門」の課題曲になった有名な合唱曲のひとつです。
「落葉松」は「からまつ」と読みます。
目を閉じて聴いていても情景が浮かんでくる、心にうったえかけてくるような1曲。
この曲はもともとあった野上彰さんの詩に小林秀雄さんが曲をつけました。
詩に感銘を受けた小林さんはこの詩を歌曲にしたいと野上さんに連絡を取りましたが、その頃には野上さんがお亡くなりになっていたそう。
野上さんも聴きたかったでしょうね……。
雁作詞・作曲:滝廉太郎

秋から冬にかけて日本にやってくるガンという鳥をテーマにした、滝廉太郎の楽曲『雁』。
月が輝く夜空に、群れで動くガンの様子を情緒豊かに描いています。
十五夜がある秋の季節にぴったりな、風情あふれる1曲ですね。
この曲は滝廉太郎が富山で過ごしていた頃に、夜空を飛ぶガンの様子を見て作られたと言われています。
ほんの短い楽曲の中に、日本の美しい月夜の光景が存分に詰め込まれています。
朝晩に暑さがなくなる秋に、この曲に耳を傾けながら今一度日本独特の風情に触れてみてはいかがでしょうか。