美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
ピアノは、弾き手や表現方法によってさまざまな表情に変化する魅力的な楽器です。
繊細でいてダイナミックな優美さや、言葉には表せないような深みなど、その多彩な音色と豊かな響きは、ピアノ1台でオーケストラに匹敵するほどと言われています。
今回は、そんなピアノの音色を十分に堪能できる作品の中から、「美しさ」にフォーカスした曲を選びました。
ピアノを演奏するのがお好きな方も、鑑賞するのがお好きな方も、繊細な音のひと粒ひと粒を味わいながら、ピアノの魅力に浸っていただけたら幸いです。
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美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い(61〜70)
オブリヴィオンAstor Piazzolla

ピアソラはクラシックとジャズを融合した独自の道を貫いた特殊な作曲家です。
「リベルタンゴ」に次いで有名な「オブリヴィオン」は”忘却”という意味を持ちます。
ドラマティックで豊かな音楽を短い時間に詰め込んだ名作です。
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

フリッツ・クライスラーの名作『愛の悲しみ』。
本作はヴァイオリンとピアノのための楽曲で、『愛の喜び』という作品と対をなす存在として作曲されました。
難易度の高い作品というわけではありませんが、演奏効果の高さをほこることで知られており、多くの演奏家によって、現在でも頻繁に演奏されています。
本作と『愛の喜び』『美しきロスマリン』は3部作ですので、合わせて聴いてみてください。
5つの小品(樹木の組曲) Op.75 第1曲 ピヒラヤの花咲くときJean Sibelius

フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス作曲『5つの小品(樹木の組曲) Op.75』の第1曲目。
小さくかわいらしい花を想像させる軽やかで繊細なメロディが印象的な作品です。
タイトルにあるピヒラヤはフィンランドで「神の木」と呼ばれており、北欧生まれのキャラクター、ムーミンの絵皿にも描かれているのだそう。
そんなお花の様子を表す作品では、音の粒をそろえることと繊細なタッチで演奏することが大切!
部分的に取り出してリズムを変えて練習するなど練習方法を工夫しつつ、自分が奏でる音をよく聴きながら練習してみてくださいね。
こどものための3つのソナタ 作品11 第2番「3.夕べの歌」 Op.118b-3Robert Schumann

夕べの穏やかな時間をピアノの旋律で包み込むような優しさを持つこの曲。
1853年にシューマンが自らの子どもたちのために作曲した教育的な作品です。
技術的には比較的取り組みがしやすく、初心者の方でも挑戦しやすい難易度となっています。
ゆったりとしたテンポで進む旋律は、心地よい安らぎを感じさせてくれます。
繊細な表現力を養うのにぴったりで、音の美しさを大切にしたい方におすすめ。
家庭での演奏を想定して作られた温かみのある作品なので、リラックスした雰囲気の中で練習したい方にも最適です。
シューマンの詩的な感性に触れられる入門曲として、ぜひチャレンジしてみてください。
「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

うつうつとした気分、壁にぶつかった時に聴きたい曲。
仕事や学業、家庭など、生活上いろいろな問題に出会います。
解決の手を打たなければいけませんが、何より気持ちがきゅうしてしまいますね。
忙しい中でひと息つくひまもなく、いつの間にかエネルギーを消耗していたことに気付きます。
そんな時、この曲のせつなく悲しい旋律が手を止めて休むきっかけになります。
考えるのは必要です。
でもひとまずはこの曲の世界に身をゆだねて落ち着きませんか。
幸福 作品292-6Gustav Lange

優雅な旋律とリズミカルな演奏が印象的な本作は、上品さと華やかさを兼ね備えた美しいピアノ曲です。
19世紀のヨーロッパで人気を博したサロン音楽の魅力を存分に味わえる作品で、穏やかで優美な旋律が聴く人の心を癒やしてくれます。
和声の豊かな響きと、シンプルながらも情感が豊かなメロディーラインが絶妙なバランスで織り込まれており、表現力を活かした演奏を楽しめます。
家庭や小規模な集まりでの演奏に最適で、グスタフ・ランゲの代表作品として多くの人々に愛され続けてきました。
音楽を通じて幸福感を共有したい方や、優雅な雰囲気の曲を探している方におすすめの1曲です。
アルゼンチン舞曲 第2番A.E.Ginastera

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のヒナステラは、わかりやすい音楽を書くことで知られています。
この「アルゼンチン舞曲第2番」は、とてもメランコリックな雰囲気を持っており、楽譜上もシンプルで見やすいのが特徴です。