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美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い

ピアノは、弾き手や表現方法によってさまざまな表情に変化する魅力的な楽器です。

繊細でいてダイナミックな優美さや、言葉には表せないような深みなど、その多彩な音色と豊かな響きは、ピアノ1台でオーケストラに匹敵するほどと言われています。

今回は、そんなピアノの音色を十分に堪能できる作品の中から、「美しさ」にフォーカスした曲を選びました。

ピアノを演奏するのがお好きな方も、鑑賞するのがお好きな方も、繊細な音のひと粒ひと粒を味わいながら、ピアノの魅力に浸っていただけたら幸いです。

美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い(21〜30)

18の小品 Op.72 第5曲「瞑想曲」Pyotr Tchaikovsky

黒木 雪音/チャイコフスキー:18の小品 Op.72 より 第5番 「瞑想曲」(2019ピティナ 特級セミファイナル )Tchaikovsky – “Meditation” Op.72-5
18の小品 Op.72 第5曲「瞑想曲」Pyotr Tchaikovsky

ロシアの大作曲家チャイコフスキーの最晩年に作曲された作品です。

彼自身も少しずつ迫る死を意識していた時期だったかもしれませんが、この曲はとにかく美しい作品です。

この世への未練のような気持ちも感じ取れます。

Claude Debussy

ドビュッシー「夢」羽田健太郎
夢Claude Debussy

ドビュッシーが作曲したピアノの独奏曲で日本語では「夢想」とも言います。

ピアノの独奏曲ですが海外ではこの曲をベースに歌詞をつけて演奏されています。

タイトル通り、まるで夢を見ているような心地のいい気分になれることでしょう。

ドビュッシー自身が持つ独特な感情や世界観がこの曲にとてもよく表現されており、心によく響きます。

亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

辻井伸行 / ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

テレビCMや映画の挿入歌として使用されており、モーリス・ラヴェルのピアノ作品の中で最も多く耳にする機会があるであろう『亡き王女のためのパヴァーヌ』。

パヴァーヌとは、16世紀から17世紀にかけて宮廷に普及していた舞踏の一種です。

初めて聴く人でも心地よい世界観に浸れ、印象派の美しさを感じられるこの作品は発表会曲としても人気で、それほど高難度でもありません。

しかし、優美さと繊細さを表現するためには、丁寧な練習が必要!

上品な雰囲気を出せるよう、角のないやわらかい音で演奏しましょう。

水の戯れMaurice Ravel

近代クラシックで最も有名な作曲家の1人、モーリス・ラヴェル。

彼はクラシックに多様性をもたらした人物として知られており、それまでにはなかなか存在しなかった、ジャズやブルースを取り入れたクラシックをいくつも生み出しました。

そんな彼の代表的な作品が、こちらの『水の戯れ』。

4分の4拍子を徹底した作品であるにもかかわらず、楽曲のなかでもさまざまな変化を見せる作品です。

まるで風にあおられて不規則に揺れる水面のように目まぐるしく変化していくメロディーは、美しさとともに胸をざわつかせるような感覚におちいらせてくれます。

献呈Robert Schumann=Franz Liszt

金子三勇士 – 献呈(シューマン/リスト編) S.566
献呈Robert Schumann=Franz Liszt

ベートーヴェンやシューベルトの遺伝子を色濃く受け継いでいる作曲家、ロベルト・シューマン。

ピアノ曲や歌曲集に関して、圧倒的な才能をほこる偉大なドイツの作曲家ですね。

そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『献呈』。

この曲には非常にロマンティックな背景があります。

というのもこの曲は作品として作られたわけではなく、シューマンの妻に対して結婚式の前夜に送った楽曲なのです。

そういった背景もあり、メロディーからあふれる感情が感じられますね。

歌曲集ですが、ピアノ独奏曲にアレンジされたバージョンも存在します。

ピアノ独奏曲のバージョンは、よりファンタジーな雰囲気に仕上がっているので、ぜひ聴き比べてみてください。

パガニーニ大練習曲集より第3曲「ラ・カンパネラ」Niccolò Paganini

ニコロ・パガニーニの代表的な作品の1つ、『ラ・カンパネラ』。

言わずとしれた、人類史上最高峰の演奏技術を持つバイオリニストですね。

作曲家としても偉大で、いくつもの名曲をのこしています。

この作品は悲壮感のただよう始まりから、徐々にコミカルでゴシックな雰囲気へと変わっていく構成が印象的ですね。

バイオリン協奏曲として作られた作品ですが、ピアノとも相性が良く、協奏曲よりもシュールな雰囲気に仕上がっています。

ゴルトベルク変奏曲 BWV988J.S.Bach

Lang Lang – Bach: Goldberg Variations, BWV 988: Aria
ゴルトベルク変奏曲 BWV988J.S.Bach

長きにわたって多くの人々に愛されている偉大なドイツの作曲家、J.S.バッハ。

誰でも知っている有名な作曲家ですね。

バッハはバイオリン・ソナタやピアノ・ソナタを作る才能が非常に秀でており、これまでにいくつもの名曲を残してきました。

そんなバッハのピアノソナタを紹介……、したいところですが、今回はあえてチェンバロのための変奏曲を紹介したいと思います。

それが、こちらの『ゴルトベルク変奏曲 BWV988』。

ピアノでの演奏が非常に多い作品で、演奏家によって彩りが大きく変化します。