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美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い

ピアノは、弾き手や表現方法によってさまざまな表情に変化する魅力的な楽器です。

繊細でいてダイナミックな優美さや、言葉には表せないような深みなど、その多彩な音色と豊かな響きは、ピアノ1台でオーケストラに匹敵するほどと言われています。

今回は、そんなピアノの音色を十分に堪能できる作品の中から、「美しさ」にフォーカスした曲を選びました。

ピアノを演奏するのがお好きな方も、鑑賞するのがお好きな方も、繊細な音のひと粒ひと粒を味わいながら、ピアノの魅力に浸っていただけたら幸いです。

美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い(41〜50)

練習曲 作品25-1「エオリアンハープ]Frederic Chopin

Yunchan Lim – Chopin: 12 Études, Op. 25 – No. 1 in A-Flat Major “Aeolian Harp”
練習曲 作品25-1「エオリアンハープ]Frederic Chopin

ショパンがこの作品をシューマンの家で弾いた時に、シューマンが「エオリアン・ハープを思い浮かべた」と語ったことから、この愛称で親しまれるようになりました。

エオリアンハープとは、箱状の木に複数の弦が張られている弦楽器のこと。

自然の風で音が奏でられ、風の強さや方向、勢いによって、振動する弦が異なり、さまざまな音色が奏でられます。

両手が奏でる分散和音のニュアンスの微妙な変化が、まさにこのエオリアンハープを想起させますよね。

12の歌 作品21 第7曲「ここは素晴らしい場所」Sergei Rachmaninov

原曲は、ロシアの大作曲家セルゲイ・ラフマニノフが、妻のナターシャへ捧げた歌曲作品です。

ロマンティックな雰囲気とメランコリックな雰囲気が融合したとても美しい曲です。

シンプルな作品でありながら、思わず涙があふれそうになるメロディは、アンコール曲にもぴったり。

この曲には、E.ワイルドなどが華やかな編曲を施した版もあります。

ぜひ弾いてみてくださいね。

6つの小品 Op.51 第6曲「感傷的なワルツ」Pyotr Tchaikovsky

『白鳥の湖』などをはじめとする三大バレエ音楽の作曲家としておなじみのピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲した、6曲からなるピアノ小品集『6つの小品 Op.51』の第6曲。

『感傷的なワルツ』というタイトルがピッタリの切ないメロディだけでなく、楽しくワルツを踊っているような明るく軽やかなフレーズもあり、表現力を身につけるための練習曲としてもオススメです。

左手が跳躍するため、片手練習の段階で和音をしっかりつかめるよう入念に練習しておきましょう。

3つのロマンス 作品11-1Clara Schumann

クララ・シューマン : 3つのロマンス 作品11-1 【36_暗い・悲しい楽譜と解説付きクラシックピアノ曲】
3つのロマンス 作品11-1Clara Schumann

抑制された表現の中に、深い叙情性を秘めたピアノ作品です。

全3曲からなるロマンティックな小品集の冒頭を飾るこの楽曲は、1839年に作曲家が19歳の頃、婚約者ロベルト・シューマンへの想いを込めて書かれました。

長く続くアルペッジョに支えられて歌われる主題は、内に秘めた愛情や切なさを繊細に映し出すかのようです。

本作は、映画『Geliebte Clara』でもクララ・シューマンの内面を描写する重要な鍵として登場します。

静かに物思いにふけりたい夜、ピアノの歌うような音色に耳を傾けながら、じっくりと自分の心と向き合いたいときにぴったりの一曲です。

ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960Franz Schubert

★シューベルト ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 ホロヴィッツ Schubert Piano Sonata in B Flat Major
ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D.960Franz Schubert

フランツ・シューベルトが最晩年に作曲したピアノ独奏曲。

生涯最後のピアノソナタで、亡くなる2ヶ月前の1828年に書かれました。

4つの楽章からなる大作で、シューベルトの音楽性が凝縮されています。

第1楽章の広大な開放感、第2楽章の瞑想的な美しさ、第3楽章の軽快な舞曲、第4楽章の力強さが印象的。

静かな始まりや深い憂いを帯びた旋律からは、どことなく「死の予感」が漂います。

本作からは、シューベルトの内面世界や感情の深さを感じとれます。

ピアノの繊細な音色や表現力を堪能したい方にオススメの1曲です。