美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
ピアノは、弾き手や表現方法によってさまざまな表情に変化する魅力的な楽器です。
繊細でいてダイナミックな優美さや、言葉には表せないような深みなど、その多彩な音色と豊かな響きは、ピアノ1台でオーケストラに匹敵するほどと言われています。
今回は、そんなピアノの音色を十分に堪能できる作品の中から、「美しさ」にフォーカスした曲を選びました。
ピアノを演奏するのがお好きな方も、鑑賞するのがお好きな方も、繊細な音のひと粒ひと粒を味わいながら、ピアノの魅力に浸っていただけたら幸いです。
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美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い(61〜80)
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

フリッツ・クライスラーの名作『愛の悲しみ』。
本作はヴァイオリンとピアノのための楽曲で、『愛の喜び』という作品と対をなす存在として作曲されました。
難易度の高い作品というわけではありませんが、演奏効果の高さをほこることで知られており、多くの演奏家によって、現在でも頻繁に演奏されています。
本作と『愛の喜び』『美しきロスマリン』は3部作ですので、合わせて聴いてみてください。
「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

うつうつとした気分、壁にぶつかった時に聴きたい曲。
仕事や学業、家庭など、生活上いろいろな問題に出会います。
解決の手を打たなければいけませんが、何より気持ちがきゅうしてしまいますね。
忙しい中でひと息つくひまもなく、いつの間にかエネルギーを消耗していたことに気付きます。
そんな時、この曲のせつなく悲しい旋律が手を止めて休むきっかけになります。
考えるのは必要です。
でもひとまずはこの曲の世界に身をゆだねて落ち着きませんか。
6つの小品 Op.51 第6曲「感傷的なワルツ」Pyotr Tchaikovsky

『白鳥の湖』などをはじめとする三大バレエ音楽の作曲家としておなじみのピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲した、6曲からなるピアノ小品集『6つの小品 Op.51』の第6曲。
『感傷的なワルツ』というタイトルがピッタリの切ないメロディだけでなく、楽しくワルツを踊っているような明るく軽やかなフレーズもあり、表現力を身につけるための練習曲としてもオススメです。
左手が跳躍するため、片手練習の段階で和音をしっかりつかめるよう入念に練習しておきましょう。
ピアノ・ソナタ「1905年10月1日の街角で」Leoš Janaček

ヤナーチェクは、とても珍しいチェコ出身の作曲家です。
この曲が持つメランコリックというよりは一種の虚無感にすら近い雰囲気は、当時怒ったデモと軍隊が衝突した事件に対する彼の怒りが表れているように感じられます。
練習曲 Op.2-1Alexander Scriabin

独特の世界観を持ったスクリャービンの音楽は、ショパンの影響を強く受けています。
その要素が特に際立っているのがこの作品で、ほの暗い情熱を音楽に閉じ込めたような印象を受けます。
スクリャービンの入門にも最適な難易度のため、演奏機会は多いです。
ノクターン第2番Frederic Chopin

穏やかに流れる美しい旋律と繊細な装飾音が、夜の静寂とともに心に染み入るピアノ曲です。
ショパンが1831年に作曲した本作は、夢のような幻想的な情景や内面の感情を見事に表現しています。
右手の優雅なメロディと左手の調和のとれた伴奏が織りなす世界観は、まるでイタリアのオペラように美しい歌声を思わせます。
1956年のアメリカ映画『愛情物語』では、主題曲『To Love Again』としてアレンジされ、アニメ『クラシカロイド』でも使用されるなど、メディアでの活用も豊富です。
静かに集中したい時や心を落ち着かせたい時にピッタリの一曲で、勉強や読書のお供としても最適な癒やしの名曲といえるでしょう。