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美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い

ピアノは、弾き手や表現方法によってさまざまな表情に変化する魅力的な楽器です。

繊細でいてダイナミックな優美さや、言葉には表せないような深みなど、その多彩な音色と豊かな響きは、ピアノ1台でオーケストラに匹敵するほどと言われています。

今回は、そんなピアノの音色を十分に堪能できる作品の中から、「美しさ」にフォーカスした曲を選びました。

ピアノを演奏するのがお好きな方も、鑑賞するのがお好きな方も、繊細な音のひと粒ひと粒を味わいながら、ピアノの魅力に浸っていただけたら幸いです。

美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い(61〜70)

グノシェンヌ第1番Erik Satie

悲しんでいたり悩んでいたりする時に聴きたい曲。

どうしようもないことで心がモヤモヤして、何も手がつかない。

その時にこの曲の旋律がすっと心に入ってきます。

いったん考えるのをやめて、ピアノに耳を傾けてみてください。

重い気分がすぐに変わるわけではないけど、マイナス思考のループにおちいらずにすみますよ。

この曲の淡々としたテンポが、がんじがらめになった思考をほぐしてくれるのです。

無言歌集 第7巻 Op.85 第4曲「エレジー」Felix Mendelssohn

こちらの『エレジー』は、メンデルスゾーンが亡くなった後に遺作として出版された『無言歌集 第7巻 作品85』の4曲目にあたる作品です。

難易度としては同じ『無言歌集』の中でも特に有名な『春の歌』と同程度、まったくの初心者には厳しいレベルではありますが、基本的なテクニックを学んだ方であれば十分対応できるでしょう。

この楽曲で特徴的な、装飾音的な16分音符は主旋律と同じ強さで弾くのではなくあくまで伴奏として静かに、かつ表情をつけながら弾くことが非常に重要です。

臨時記号もそれなりの頻度で出てきますから、譜読みを完ぺきにした上でゆっくりと丁寧に練習してみてくださいね。

「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

うつうつとした気分、壁にぶつかった時に聴きたい曲。

仕事や学業、家庭など、生活上いろいろな問題に出会います。

解決の手を打たなければいけませんが、何より気持ちがきゅうしてしまいますね。

忙しい中でひと息つくひまもなく、いつの間にかエネルギーを消耗していたことに気付きます。

そんな時、この曲のせつなく悲しい旋律が手を止めて休むきっかけになります。

考えるのは必要です。

でもひとまずはこの曲の世界に身をゆだねて落ち着きませんか。

カノンJohann Pachelbel

松田華音 – パッヘルベル:カノン(ピアノ編曲版)
カノンJohann Pachelbel

ドイツ・バロック音楽の巨匠、ヨハン・パッヘルベルが残した名作。

3つのヴァイオリンと通奏低音のために作曲され、穏やかながらも喜びに満ちた特徴が高く評価されています。

繰り返される和音進行と地を這うようなベースラインが魅力的で、無限のバリエーションと解釈を可能にしています。

1653年生まれのパッヘルベルは、ウィーンでイタリア音楽の影響を受け、エアフルトでは影響力のある音楽教師として活躍。

この曲の優雅なメロディは、喜びやノスタルジアを呼び起こし、世代を超えて愛されています。

たくさんの方がピアノ独奏用に編曲しているので、ぜひお気に入りの楽譜を見つけて弾いてみてくださいね。

オルゴールCharles-Henry

シャルル・アンリ: オルゴール, Charles-Henry: La boîte à zizique / Piano: 白石 准,Jun Shiraishi@SEILER Piano
オルゴールCharles-Henry

オルゴールの繊細な音色をピアノで表現した心温まる一曲です。

まるで宝石箱を開けたかのような優雅な旋律は、聴く人の心に穏やかな安らぎを与えてくれます。

アルバム『Histoires Presque Vraies』に収録された本作は、機械的でありながらも人間味が溢れる音色が見事に表現されており、懐かしい思い出が詰まったオルゴールの世界へと誘ってくれます。

優しい音色とシンプルな構成は、日々の喧騒から離れて心を癒やしたい方や、穏やかなひとときを過ごしたい方におすすめです。

また、ピアノ演奏に挑戦してみたい方にとっても、取り組みがしやすい曲になっています。