ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
- ブルースロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- 【洋楽】ブルースロックの名曲。おすすめの人気曲まとめ
- 洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
- 海外の有名ブルースギタリストまとめ
- 【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ
- 洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!
- ブルースの人気曲ランキング
- 【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚
- 【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ
- 70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲
- 日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
- 【ロック初心者必見】忌野清志郎の歌いやすい楽曲
- ギターサウンドの奥深さ。ギターがかっこいい曲まとめ
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(111〜120)
All Of My Life (Official Music Video 1990)Phil Collins

イギリスのミュージシャン、フィル・コリンズによるムーディな名曲です。
80年代から90年代までバンド活動と共にソロ活動でも活躍しました。
中でもこの曲は89年にリリースされたアルバム「バット・シリアスリー」に収録されています。
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(121〜130)
I’m so GladSkip James

Skip James(スキップジェームズ)は、1902年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州ベントニア出身のブルースシンガー、ギターリストです。
8歳の頃に同郷の年配者からギターを学び、高校の頃にはBentoniaスクールでピアノを習い、1930年にジャクスンに移り、1931年にパラマウントでDavil got my womanなど17曲を録音しています。
I’m So Gladという曲をCreamというバンドがカバーし、大ヒットによる印税で、ジェイムスの晩年の入院費がまかなわれたとのこと。
Beckもこの曲をカバーしています。
1992年にブルースの殿堂入りをしています。
Mailman Blues (1966)Sleepy John Estes

スリーピー・ジョン・エスティスは、アメリカ合衆国テネシー州出身のカントリー・ブルースのシンガーでありギタリストです。
絞るような声で歌うのが彼の特徴です。
こちらの曲は「レジェンダリー・カントリー・ブルース・アーティスト」というアルバムに収録されています。
walkin’ bluesSon House

ロニージョンソンのような音楽的に教養あるミュージシャンは、戦前のブルースでは稀でした。
独学でブルースマンとなったサン・ハウスは、その攻撃的なスライド・ギターとヴィブラートの効いた声で、大変な人気を博したデルタ・ブルースの雄です。
Bring It On HomeSonny Boy Williamson II

ハットとハーモニカのアルバム・ジャケットが、なんとも味わい深くしゃれておりますね!
有名なブルース・ミュージシャンたちが同時期に同名のアルバム・シリーズをリリースしておりますのでややこしいのですが、ここで紹介している1966年に発表された『The Real Folk Blues』は、ブルース・シンガーにしてハーモニカ奏者の代表格、サニー・ボーイ・ウィリアムソンIIさんによるアルバムです。
名門チェス・レコードの企画によるアルバム・シリーズであり、ハウリン・ウルフさんや、マディ・ウォーターズさんといったそうそうたる面々が発表しておりますね。
そういったアーティストの中でも最年長と言えそうな1899年生まれのサニー・ボーイさんによる『The Real Folk Blues』は、1957年から1964年の間でシカゴにて録音された音源を集めたもので、シカゴ・ブルースを代表するミュージシャンたちが参加しており、まさに古典的なシカゴ・ブルースの妙を楽しめる音源集となっております。
ほとんどのがっこくはサニー・ボーイさん自身が手掛けており、ブルースの歴史に残る名曲『Checkin’ Up on My Baby』や、あのレッド・ツェッペリンがカバーしたことでも知られているウィリー・ディクスンさんの『Bring It On Home』も収録しています!
Ain’t Gone ‘n’ Give Up On LoveStevie Ray Vaughan

ライトニン・ホプキンスと同じ南部テキサスのミュージシャンであるスティービー・レイ・ヴォーンは、ブルースをベースにした音楽を演奏し、卓越したギターテクニックで大ヒットしました。
彼がライブで演奏した代表的なブルースナンバーがこれです。
texas floodStevie Ray Vaughan

テキサス出身の白人ブルースギタリスト。
彼もまたブルースの神髄、魂を理解して表現できた白人ブルースマンのひとりです。
自らのバンドであるダブル・トラブルを率いて、多くの名曲を生み出しました。
ライヴ後の移動中に乗っていたヘリコプターが墜落するいう悲劇的な死は衝撃的でした。
享年35歳。





