ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
ドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスが残した数々の名作からおすすめの作品を紹介します。
バッハ、ベートーベンに次ぐドイツの3大Bと称されるブラームスを詳しくなるとクラシック通の仲間入りができます。
特にベートーベンを尊敬し作曲された交響曲第1番は初演した指揮者のハンス・フォン・ビューローから『ベートーベンの交響曲10番だ』と評価されるほど影響を受けています。
今も多くのクラシックファンから愛されているブラームスの世界をご堪能ください。
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ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)
8つの小品 Op.76 第7曲 間奏曲 イ短調Johannes Brahms

ブラームスが1878年に作曲した『8つの小品』。
彼の円熟期に入る創作の一端を示す内省的な作品です。
そのなかの第7曲は、彼の作品のなかでも比較的弾きやすい曲。
2/2拍子で「穏やかにシンプルに」という指示のもと演奏されます。
冒頭と終わりには同じ主題が登場し、中間部では印象的な音型が用いられるなど、シンメトリックな構造を持ちながら感情の移ろいが表現されています。
暗く内省的な雰囲気が漂い、深い悲しみや孤独感を感じさせながらも、その内にある静けさや安らぎも感じられますね。
イ短調で調号がないため、調号が苦手だけどなにか弾けるようになりたい、という方にオススメですよ。
ワルツ 第3番 Op.39-3Johannes Brahms

ロマン派を代表する作曲家ヨハネス・ブラームスが1865年に作曲した『16のワルツ』。
そのなかの1曲である本作は、嬰ト短調で書かれた短いながらも魅力的な作品です。
ウィーンの社交ダンスの伝統に触発されて作曲され、ブラームスのワルツ集の中でも特に情感豊かで洗練された作品とされています。
もともとピアノ連弾用に書かれ、その後ピアノ独奏用にも編曲されました。
古典的な形式美を大切にしながらも、ロマンティックな表現を織り交ぜたブラームスらしい作風が感じられる1曲。
ワルツに挑戦してみたい方、ぜひこの曲から取り組んでみてはいかがでしょうか?
6つの小品 Op.118-2 間奏曲 イ長調Johannes Brahms

優しさと深い感情が織り込まれたピアノの小品。
1893年に完成されたこの曲は、ブラームスの晩年の作品で、シューマンの妻であり親友のクララ・シューマンへの特別な思いが込められています。
穏やかな旋律の中に、静かな情熱や郷愁が潜んでおり、聴く人の心に深く響きます。
技巧的な派手さはありませんが、音楽的な内面の深さを探求する傾向が強く、演奏者には高度な表現力が求められます。
恋愛や人生の諦念について静かに考えたいとき、この曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
弦楽六重奏曲 第2番ト長調Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスが1865年に作曲した弦楽六重奏曲は、彼の代表作の一つです。
かつての恋人アガーテ・フォン・ジーボルトへの思いを込めたとされる「アガーテ音型」が取り入れられているのが特徴的。
純粋に楽器のための作品ですが、その音色の中にブラームスの内面的な葛藤や恋愛経験が表現されています。
1866年10月にボストンで初演され、翌月にはチューリッヒでも演奏されました。
映画『冷たい食卓』の最後のシーンでも使用されるなど、現代でも親しまれています。
深い情感と豊かな調和を感じられる本作は、温かな気持ちにさせてくれることでしょう。
6つの小品より第2番「間奏曲」Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスが晩年に作曲した『6つの小品』。
そのなかの第2番『間奏曲』は、愛情を込めて優しく奏でるよう指示されており、慈愛に満ちた表情の小品です。
1893年に完成し、親友クララ・シューマンに献呈されました。
内声のメロディーが印象的で、自分の歌えるテンポで感情を込めて演奏することが大切。
ブラームスは本作を「モノローグ」と呼び、演奏者や聴衆が楽曲を通して内的な自己と対話することを意図していたそうです。
静寂と孤独の中で長い時間をかけて呼吸するような性質は、演奏前の黙想にも、演奏後の余韻にも適した、時間を超えた美しさを持つ楽曲といえるでしょう。