ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
ドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスが残した数々の名作からおすすめの作品を紹介します。
バッハ、ベートーベンに次ぐドイツの3大Bと称されるブラームスを詳しくなるとクラシック通の仲間入りができます。
特にベートーベンを尊敬し作曲された交響曲第1番は初演した指揮者のハンス・フォン・ビューローから『ベートーベンの交響曲10番だ』と評価されるほど影響を受けています。
今も多くのクラシックファンから愛されているブラームスの世界をご堪能ください。
ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
子守歌Johannes Brahms

ドイツ音楽の「三大B」の一人、ヨハネス・ブラームスが残した名曲をご紹介します。
1868年に作曲された本作は、親しい友人の出産を祝して贈られました。
優しく揺れるメロディと穏やかな調べで、世界中の赤ちゃんを眠りへと誘ってきました。
隠された対旋律には、かつての想い人への愛が込められているとも。
150年以上の時を経て、今なお多くの人々に愛され続けるこの曲。
クラシックファンはもちろん、子育て中の方々にもおすすめです。
心が安らぐひとときをお過ごしください。
大学祝典序曲Johannes Brahms

1880年に手掛けた管弦楽のための序曲は、彼の音楽的才能と遊び心が光る作品です。
ブレスラウ大学から名誉博士号を授与されたことへの感謝として作曲されたこの曲は、学生時代の楽しい思い出を音楽で表現しています。
4つの学生歌を巧みに織り交ぜた本作は、ブラームスの古典的な手法とロマン派的な表現が融合した、約10分間の華やかな音楽絵巻です。
クラシック音楽に親しみたい方や、学生時代の青春を懐かしむ方におすすめの一曲です。
眠りの精Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの『眠りの精』は、心に安らぎを届ける子守唄に最適な1曲といえるでしょう。
子供の眠りを誘う、音数の少ないとても穏やかなメロディは、オルゴールの澄んだ音色と出会うことで、その魅力が一層深まります。
まるでゆりかごをそっと揺らすような優しいリズムは、赤ちゃんだけでなく、聴いているご家族の心まで温かく包み込んでくれるはず。
シンプルだからこそ伝わる音の美しさを、ゆったりと味わいたいですね。
4つの小品第1曲間奏曲 ロ短調Op.119-1Johannes Brahms

ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが残した名作の中でも、晩年に書かれた小品は格別の味わいがあります。
1893年に作曲された本作は、ブラームスの内面的な葛藤や孤独感が色濃く反映されています。
ゆっくりとした暗い和音で始まり、複雑な和声と繊細な表現が織りなす音の世界は、聴く人の心に深い感動を呼び起こします。
ブラームスがクララ・シューマンに宛てた手紙で「憂鬱で、渦巻くような不協和音」と表現したこの曲は、人生の終焉を見つめる作曲家の静かな覚悟が感じられます。
内省的な音楽に心を寄せたい方におすすめの一曲です。
パガニーニの主題による変奏曲 イ短調Johannes Brahms

1862年から1863年にかけて作曲された作品です。
イタリアのヴァイオリニストであるニコロ・パガニーニのカプリス第24番 イ短調を主題にした28曲の変奏曲です。
作曲に専念したブラームスはほとんどピアノを演奏することはありませんでしたが、13歳からレストランや居酒屋でピアニストとして生計を立てていたため、活動ピアノ演奏の技術も長けていたと言われています。
ブラームスがこの楽曲に「精巧な指のためのピアノの練習曲」と記していることからも見てとれるように、演奏に求められる技術の高さでも有名な作品です。