ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
ドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスが残した数々の名作からおすすめの作品を紹介します。
バッハ、ベートーベンに次ぐドイツの3大Bと称されるブラームスを詳しくなるとクラシック通の仲間入りができます。
特にベートーベンを尊敬し作曲された交響曲第1番は初演した指揮者のハンス・フォン・ビューローから『ベートーベンの交響曲10番だ』と評価されるほど影響を受けています。
今も多くのクラシックファンから愛されているブラームスの世界をご堪能ください。
ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽(51〜60)
哀悼の歌Johannes Brahms

1880年から1881年に作曲された作品です。
ブラームスが、親友の画家、アンゼルム・フォイエルバッハの死を悼み、追悼のために作曲した合唱曲です。
詞はシラーの詩によるものです。
一般的にはあまり知られてはいませんが名曲です。
4つのバラード Op.10Johannes Brahms

1854年ブラームス21歳の頃に作曲された作品です。
4曲構成の作品集です。
作中の第1番のみ、父親を刺し殺した男を描いたスコットランドの叙事詩「エドワード」にアイデアを得たとされています。
ショパンのバラード集のように単独で演奏も可能な作品ですが、全4曲での均衡がとれているで、まとめて演奏されることが多くあります。
弦楽六重奏曲第2番 ト長調Op.36Johannes Brahms

1865年に作曲された作品です。
通称アガーテ六重奏曲と呼ばれています。
アガーテ・フォン・ジーボルトは、婚約までしたものの、結局結ばれずに終わった当時のブラームスの恋人です。
この楽曲の通称は、そんなアガーテの名前「Agathe」が「AGADHE」の音名に読み替えられ、第一楽章に盛り込まれているとされていることから来たものです。
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。
中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。
ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲です。
本作の難易度はツェルニーでいうところの40~50番あたりでしょうか。
前後が難しいと言われる本作ですが、中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりも細部に注意を払って演奏してみてくださいね。
ワルツ 第15番 Op.39-15Johannes Brahms

連弾のために書かれた『16のワルツ Op.39』の15番目の曲で、ピアノ独奏に編曲された作品です。
この曲は、美学者で音楽評論家のハンスリックに献呈されましたが、当時、娯楽的な音楽だと考えられていたワルツを、絶対音楽の推進者であるブラームスが書いたことにハンスリックは驚いたといいます。
ブラームスは当時、流行していたシュトラウスのワルツに感心し本作を作曲。
楽天的で陽気なワルツではなく、どこか荘厳で重々しい雰囲気にブラームスの気質がよく表れています。