ブラジル音楽の偉大な名曲・人気曲まとめ
カフェなどで流れているおしゃれでリラックスできるボサノヴァ、もしくはカーニバルで流れるサンバ……ブラジル音楽といえばそれくらいしか知らない、という方にぜひチェックしていただきたいのがこちらの記事です!
広大な国土を持ち、多民族国家のブラジルにはさまざまなスタイルの音楽があり、サブジャンルも含めると驚くほどのジャンルが存在するのですね。
本稿ではクラシックなブラジル音楽の有名な名曲、歴史的な意義を持つ偉大な楽曲を中心としてリサーチしてまとめています。
こちらの記事で紹介した曲を聴けば、あなたのブラジル音楽に対するイメージが変わるかもしれません!
ブラジル音楽の偉大な名曲・人気曲まとめ(11〜20)
O LeãozinhoCaetano Veloso

1977年1月にリリースされたこの楽曲は、ブラジルの大衆音楽MPBの代表作として知られています。
柔らかな歌声とアコースティックギターの音色が印象的で、愛と自然の美しさを温かみのある歌詞で表現しています。
テレビドラマ『Sem Lenço, Sem Documento』のサウンドトラックにも使用され、多くの人々に親しまれました。
カエターノ・ヴェローゾさんが友人のダジ・カルヴァーリョさんに捧げたこの曲は、友情や親密さを祝福する楽曲として評価されています。
本作は、ボサノヴァの影響を受けたリラックスした雰囲気が特徴的で、穏やかな気分になりたい時や、大切な人との時間を過ごす際のBGMとしておすすめです。
Beijar na BocaClaudia Leitte

ブラジルのアシェ音楽を代表する歌姫、クラウジア・レイチさんのソロデビュー作から選ばれた本作。
軽快なリズムと明るいメロディーが特徴的で、過去の束縛から解放され、新たな人生を楽しむことを讃えた楽曲です。
2008年11月にリリースされたソロ初のライブアルバム『Ao Vivo em Copacabana』に収録され、コパカバーナビーチで50万人以上の観客を前に披露されました。
カーニバルの熱気を感じさせる陽気な雰囲気が魅力的で、ダンスパーティーやイベントで盛り上がりたい時にぴったりの一曲。
アシェ音楽の魅力を存分に味わえる本作は、ブラジル音楽入門にもおすすめです。
Vamos fugirGilberto Gil

ブラジルが誇る名曲を、多彩な魅力にあふれた楽曲に仕上げたジルベルト・ジルさん。
本作はブラジル音楽に北米やアフリカの要素を取り入れた、心地よいレゲエリズムが特徴です。
歌詞には、愛する人と共に自由を求める想いが込められており、ジルさんらしい政治的なメッセージも感じられますね。
1984年にリリースされた本作は、ジルさんのキャリアを代表する人気曲となり、Amazon Prime Videoの番組でも使用されました。
爽やかでリラックスした雰囲気を求める方や、ブラジル音楽の新しい一面を知りたい方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
Aquarela do BrasilGal Costa

おそらく誰もが一度は耳にしたことがある、ブラジルを代表する曲の1つ。
高く澄んで伸びやかなガル・コスタの歌声は、ブラジルのどこまでも青く広がる空と海を思い起こさせるかのようです。
水彩で描かれたかのような美しいブラジルの姿が目に浮かびます。
Asa BrancaLuiz Gonzaga

1971年のアルバム「Caetano Veloso」に収録されている「白い翼」という意味の楽曲。
ノルデスチ(北東部)音楽の第一人者であるルイス・ゴンザーガ作曲、アコーディオンを使い、伝統的なリズムで演奏される明るい楽曲です。
ローリング・ストーン誌の最もすばらしいブラジルの曲第4位。
Mulher do Fim do MundoElza Soares

ブラジルで最も偉大な歌手の1人、エルザ・ソレアスさん。
約90歳まで歌い続けた彼女は、MPBと呼ばれるサンバやバイアンなどにジャズやロックの要素を組み合わせジャンルの礎を築いてきました。
そんな彼女の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『Mulher do Fim do Mundo』。
当時84歳だった彼女ですが、84歳のアーティストとは思えないほど、現代的でハイセンスな音楽性が味わえます。
ブラジル音楽の偉大な名曲・人気曲まとめ(21〜30)
É Isso AíAna Carolina, Seu Jorge

この2人のデュエットが、何とも言えない雰囲気を醸し出して何度でも聴きたくなる曲。
落ち着いて深みのあるアナ・カロリーナの声と、映画「シティ・オブ・ゴッド」出演で一躍有名になったセウ・ジョルジのちょっとハスキーがかった声のハーモニーがたまりません。