ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽
フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。
「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。
ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。
そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。
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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(91〜100)
弦楽四重奏曲ト短調 Op.10Claude Debussy

冒頭から力強い4人の同じリズムのメロディーで始まる『弦楽四重奏曲』第1楽章。
それまで誰も書かなかったような斬新なハーモニー、独特なリズムの組み合わせ、そして4人の奏者の誰がメロディで誰が伴奏というのは決まっておらず、それぞれの楽器が伴奏もすれば時には主要なメロディを紡ぎだし、かつ、それらが実に目まぐるしくバトンタッチされるという、以後のドビュッシーの作品スタイルの定番となった技法がちりばめられています。
随所にあふれる緊張感と独特の音の響きが印象的な1曲です。
忘れられた映像 第2曲「ルーヴルの思い出」Claude Debussy

3曲からなる『忘れられた映像』は、クロード・ドビュッシーの死後、およそ55年経過してから出版された作品です。
第2曲『ルーヴルの思い出』は、重厚さと優雅さをあわせ持った、とても美しい1曲。
「ルーヴルの思い出を記念する少し古びた肖像画の感じさえもって」という指示が書かれていることから、時を経て重厚感を増していく美術作品をイメージした楽曲であることがわかります。
1曲の中に詰め込まれた繊細さや華やかさ、もの悲しさなどのさまざまな表情を楽しみながら、演奏できるといいですね。
ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(101〜110)
映像 第2集 第2番「荒れた寺にかかる月」Claude Debussy

印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシーが手掛けた『映像 第2集』。
そのなかの第2番『荒れた寺にかかる月』は、荒廃した寺院に差し込む月光の神秘的な情景を描いた作品です。
東洋の絵画にインスピレーションを得たこの曲は、1907年に作曲されました。
並行和音の響きが特徴的で、簡素でありながら微妙な陰影を醸し出す本作。
ピアノの残響を巧みに活用し、静寂と神秘的な雰囲気を見事に表現しています。
ドビュッシーの繊細な音楽性が存分に発揮された1曲で、ピアノ音楽の新たな可能性を切り開いた意欲作といえるでしょう。
クラシック音楽に興味のある方はもちろん、静かな音楽で心を落ち着かせたい方にもオススメです。
映像第1集 第1番「水に映る影」Claude Debussy

印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシー。
彼が1905年に作曲した本作は、全4集ある『映像』のうちの第1集のなかの1曲目『水に映る影』です。
水面に映る光や影の揺らぎを繊細な音色で描写しており、複雑な和音進行と流動的な旋律が特徴的。
それはまるで、水の動きを目で見ているかのような感覚に包まれます。
ドビュッシーは伝統的な音楽形式にとらわれず、非線形的な音楽の流れを重視しました。
本作は、ピアノの新しい音色を探求する試みでもあったのです。
水をテーマにした作品を好む方や、繊細な音の表現に興味がある方にオススメですよ。
月光Claude Debussy

これほど、女性の心を癒やしてくれる曲はないでしょう。
Claude Debussyの「月光、は、まさに夜の月明りを見上げる時、聴くのにうってつけの曲だと思います。
CMでも時々使われるとてもポピュラーな曲なので、聴いたことがある人も多いでしょう。
版画 第1曲「塔」Claude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーは、19世紀から20世紀にかけて活躍し、印象主義音楽の代表的な作曲家として知られています。
彼の作品は、伝統的な和声法を超えた革新的な作曲技法が用いられ、後世の作曲家に大きな影響を与えました。
『版画』の第1曲『塔』は、1903年に出版された組曲のなかの1曲で、ドビュッシーが東洋の文化、特にジャワのガムラン音楽に触発されて作曲しました。
五音音階を用いた独特の調和とメロディが印象的で、東洋と西洋の音楽が融合した新しい音楽表現が試みられています。
サンソン・フランソワさんの演奏は、その幻想的な世界観を見事に表現しており、異国情緒あふれる音の響きに酔いしれることでしょう。
版画 第3曲「雨の庭」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが1903年に完成させた作品は、フランスの庭園に降る雨を描写した美しいピアノ曲。
1904年1月のパリ初演では、ピアニストのリカルド・ビニェスによって演奏され、アンコールを求められるほどの好評を博しました。
半音階や全音音階を巧みに使い、雨音や風の音、雷鳴までも表現しています。
フランスの童謡を引用しながら、激しい雨から晴れ間がのぞくまでの情景を、繊細な音色の変化で描き出しています。
ドビュッシーの世界観を存分に味わえる曲なので、印象派音楽に興味のある方にもオススメです。