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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽

フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。

「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。

ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。

そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

小さな羊飼いClaude Debussy

ドビュッシー/《子供の領分》5.小さな羊飼い/演奏:金子 一朗
小さな羊飼いClaude Debussy

この曲はピアノ曲集『子供の領分』から選ばれた一曲です。

1908年に完成されたこの組曲は、当時3歳だった娘クロード・エマ(愛称シュシュ)のために作られました。

草原で羊飼いが静かに笛を吹いているというイメージで作られた本作は、ドビュッシーの音楽に典型的な静謐さと詩的な雰囲気を持っています。

長音階や短音階以外の旋法、機能和声にとらわれない自由な和声法を用いて作曲されており、19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家の一人とされるドビュッシーならではの独特な音楽スタイルが反映されています。

子供の想像力が豊かな世界を音楽に映し出した本作は、ピアノ初心者の方から上級者の方まで幅広く楽しめる一曲となっています。

美しき夕暮れClaude Debussy

Beau soir (C.Debussy) 美しき夕暮れ (C.ドビュッシー)
美しき夕暮れClaude Debussy

ドビュッシー歌曲の中でもかなり人気の高い「美しき夕暮れ」はロマンチックさの中に切なさも込められており、夕暮れ時のたそがれるような風情がよく表現された大人な作品です。

ピアノ伴奏も美しく、思わず聴き入ってしまいます。

チャイコフスキーのパトロンであったフォン・メック夫人の長期旅行にピアニストとして同伴していた1880年頃に作曲されています。

ベルガマスク組曲「メヌエット」Claude Debussy

ドビュッシー/ベルガマスク組曲 2.メヌエット /演奏:金子一朗
ベルガマスク組曲「メヌエット」Claude Debussy

印象主義音楽の始めともいわれているフランスの作曲家クロード・ドビュッシー初期のピアノ作品で、全4曲から構成されるベルガマスク組曲のうち、2曲目にあたる曲です。

冒頭のメロディラインは、実は右手と左手に交互に配置されていて、これが1つのつながったメロディに聞こえるように演奏するためには高い演奏技術が必要とされます。

少々おどけたような雰囲気の可愛らしいイメージの曲です。

喜びの島Claude Debussy

Nobuyuki Tsujii plays Claude Debussy’s L’Isle joyeuse 辻井伸行/ドビュッシー:喜びの島
喜びの島Claude Debussy

印象主義音楽の代表格、クロード・ドビュッシーが1904年に作曲したピアノ独奏曲。

愛の女神ヴィーナスの島、シテール島を題材に、幻想的な愛の喜びを描き出しています。

装飾音やリズムの変化を駆使し、豊かな色彩の細やかな音を連ねた本作。

1905年2月18日にパリで初演されました。

ピアニストにはテクニックと表現力の両方が求められ、聴衆には日常を忘れさせてくれる美しい時間を提供します。

ドビュッシーの豊かな感覚を体感したい方におすすめの一曲です。

子供の領分 第5曲「小さな羊飼い」Claude Debussy

Debussy “The Little Shepherd” Paul Barton, FEURICH HP piano
子供の領分 第5曲「小さな羊飼い」Claude Debussy

フランスの印象派音楽を代表する作曲家クロード・ドビュッシーが、愛娘エマのために作曲した組曲『子供の領分』の一曲。

付点リズムの静かなメロディーが印象的な楽曲です。

このピアノ曲のポイントは、絶妙な間合い。

楽譜に書かれたリズムをそのまま再現するというよりは、音のない瞬間を大切にしながら弾いていくことが大切です。

とはいっても、ドビュッシーの作品にまだあまり触れていない方にとっては、感覚をつかむのが難しいはず。

有名ピアニストの名演などを参考に、間合いを研究してみると、ドビュッシーらしさをより早く習得できるかもしれませんよ。

小さな黒人Claude Debussy

【ピアノ発表会おすすめ】小さな黒人 ♫ ドビュッシー / The little nigar (Cakewalk), Debussy
小さな黒人Claude Debussy

フランス近代音楽の巨匠、クロード・ドビュッシーの軽快な作品といえば、この曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

アフリカ系アメリカ人のダンス「ケークウォーク」にインスピレーションを得た、リズミカルで楽しい小品です。

2拍子の正確なリズムを刻む左手の上に、シンコペーションを含む軽やかな右手のメロディーが重なっていきます。

途中で穏やかな部分に変化しますが、すぐにまた元の活気があるリズムに戻っていきます。

1862年生まれのドビュッシーが、20世紀初頭のアメリカの音楽文化を取り入れた意欲作。

子供から大人まで、幅広い層に親しまれる一曲です。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」Claude Debussy

La Mer 1. De l’aube à midi sur la mer / 交響詩「海」 より第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」Claude Debussy

きらめく海の情景が目に浮かぶような、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品より、一日の始まりを告げる楽章です。

本作は、夜明けの微かな光から真昼の眩い太陽へと移り変わる海の姿を、オーケストラの多彩な音色でまるで絵画のように描き出しています。

繊細な音の重なりは、聴く人を涼やかで穏やかな気持ちにさせてくれますね。

1905年10月に初めて演奏された際にはさまざまな意見が出ましたが、今日ではドビュッシーの代表作の一つとして多くの人に親しまれています。

夏の日に爽やかな音楽で心をリフレッシュしたい方や、イマジネーションを広げてくれる美しいメロディに浸りたい方には、ぜひ触れてほしい名曲です。