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ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽

フランスを代表とする作曲家クロード・ドビュッシーの作品を紹介します。

「月の光」や「夢」、「亜麻色の髪の乙女」など風景や人物を抽象的にイメージした印象主義音楽の世界に浸れます。

ピアノ曲やオーケストラの曲を作曲しているイメージもありますが、「星の夜」などわずか18歳で作曲した若くしてドビュッシーの才能が光る歌唱も多くあります。

そんなフランス近代の大作曲家による美しい旋律の調べにしばし心を奪われてください。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(61〜70)

前奏曲集 第1巻より第6曲「雪の上の足跡」Claude Debussy

前奏曲集 第1巻~第6曲 雪の上の足跡(ドビュッシー)
前奏曲集 第1巻より第6曲「雪の上の足跡」Claude Debussy

冬の静寂を表現した名曲、クロード・ドビュッシーの代表作。

1909年12月に完成したこの曲は、ピアノの音色が雪の上の足跡を思わせる繊細な表現力に満ちており、印象派音楽の魅力が詰まっています。

雪の冷たさや孤独感、そして心の揺れまでもが、繰り返されるリズムや和音の揺らぎによって見事に描かれています。

ドビュッシーの革新的な手法が光る本作は、冬の情景に思いを馳せたい方や、静かな時間を過ごしたい方にオススメ。

ゆったりとした気分で聴くことで、雪景色のなかを歩むような感覚が味わえるでしょう。

小組曲 第4曲『バレエ』Claude Debussy

2010入賞者記念 逢坂 夏帆&高橋 桜子/ドビュッシー:バレエ
小組曲 第4曲『バレエ』Claude Debussy

フランス印象派音楽を代表する作曲家クロード・ドビュッシーが手掛けた、ピアノ連弾のための作品。

華やかなリズムと優雅な旋律が特徴的な本作は、まるで宮廷バレエの舞踏会を思わせるような雰囲気に満ちています。

全4曲ある中の4曲目『バレエ』は、生き生きとした音楽表現と、途中で変化するワルツのリズムが特徴的。

聴く人を優雅な舞踏の世界へと誘います。

ドビュッシーが1889年3月1日にパリのサロンで初演した際も、その明るく快活な音楽性で聴衆を魅了したことでしょう。

ピアノ連弾を楽しみたい方はもちろん、華やかで親しみやすいクラシック音楽に触れたい方にもオススメの1曲です。

映像第1集 第1番「水に映る影」Claude Debussy

ドビュッシー: 映像 第1集 – 第1番 水に映る影[ナクソス・クラシック・キュレーション #おしゃれ]
映像第1集 第1番「水に映る影」Claude Debussy

印象派音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシー。

彼が1905年に作曲した本作は、全4集ある『映像』のうちの第1集のなかの1曲目『水に映る影』です。

水面に映る光や影の揺らぎを繊細な音色で描写しており、複雑な和音進行と流動的な旋律が特徴的。

それはまるで、水の動きを目で見ているかのような感覚に包まれます。

ドビュッシーは伝統的な音楽形式にとらわれず、非線形的な音楽の流れを重視しました。

本作は、ピアノの新しい音色を探求する試みでもあったのです。

水をテーマにした作品を好む方や、繊細な音の表現に興味がある方にオススメですよ。

パックの踊りClaude Debussy

ドビュッシー/プレリュード第1集 11.パックの踊り/演奏:泉ゆりの
パックの踊りClaude Debussy

パックというのは妖精の名前です。

よく色々な昔話に登場します。

いたずら好きの小さなエルフだったり、シェークスピアの「真夏の夜の夢」にも小さな妖精の男の子として登場します。

おどけた雰囲気と軽やかな動きで妖精の様子を表現しています。

小組曲「行列」Claude Debussy

なんの行列かは分かりませんが、なにやら人ごみがあり、行列ができているようだぞ、と思わずワクワクしてしまいそうな高揚感のある曲調です。

弦楽器が奏でる細かな旋律が良いアクセントとなっています。

かわいらしい雰囲気の1曲です。

水の精(オンディーヌ)Claude Debussy

少し前に劇団四季が「オンディーヌ」という演目を公開していましたが、水の精としては比較的ポピュラーな名前のようです。

このオンディーヌ、素敵な水の妖精と描かれている話もあれば、妖艶な魔の使いとしている昔話も。

ドビュッシーのオンディーヌは不思議な魅力をたたえています。

「子どもの領分」より ゴリウォーグのケークウォークClaude Debussy

当時3歳だった娘:クロード”シュシュ”エマのために作曲された作品。

子どもの演奏されることを意図したのではなく、あくまでも大人が子どもの気分に浸るために作曲された。

ゴリウォーグとは、フローレンス・アップトンの絵本に出てくる黒人の男の子の人形の名前。

ケークウォークとは、黒人のダンスの一種。

この曲は「子どもの領分」の中でも特に人気のある楽曲です。

2つのアラベスクClaude Debussy

ドビュッシー/2つのアラベスク 第1番/演奏:金子 一朗
2つのアラベスクClaude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが作曲したピアノ曲で、彼の代表作と言われています。

本作は2曲で構成されていて、ロマン派音楽に典型的な三部形式になっています。

アニメや漫画などにも使用されているので、一般にも知られた名曲です。

ベルガマスク組曲「前奏曲」Claude Debussy

PTNA2013コンペ全国決勝/E級 銀賞 渡邊晟人 ドビュッシー:ベルガマスク組曲より プレリュード
ベルガマスク組曲「前奏曲」Claude Debussy

あの「月の光」も収録されている「ベルガマスク組曲」の最初の曲です。

冒頭の深く豊かな響きで一気に聴衆をドビュッシーの絵画的な世界へ引き込みます。

曲全体を通して彼らしい技巧がちりばめられており、飽きない1曲です。

ベルガマスク組曲第1曲「前奏曲」Claude Debussy

プレリュード – ベルガマスク組曲(ドビュッシー)Debussy – Prélude – Suite Bergamasque – pianomaedaful
ベルガマスク組曲第1曲「前奏曲」Claude Debussy

フランス印象派音楽の巨匠、クロード・ドビュッシーの作品の中でも親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。

その第1曲は、光が差し込むような明るいメロディーから始まり、教会音楽の旋法を使った神秘的な中間部を経て、再び冒頭のテーマが戻ってきます。

ドビュッシー作品の中には、調性という型にはまらない理解が難しいピアノ曲もありますが、この曲は調性感がありイメージを膨らませやすいため、比較的挑戦しやすい作品といえるでしょう。

1890年に着想され、1905年に改訂された本作は、ドビュッシーの初期の才能が開花した瞬間を感じさせてくれます。

ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽(71〜80)

ペレアスの歌(オペラ「ペレアスとメリザンド」より)Claude Debussy

ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》全曲 アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管
ペレアスの歌(オペラ「ペレアスとメリザンド」より)Claude Debussy

ドビュッシーが残した唯一の完成形のオペラが「ペレアスとメリザンド」で、大作は4時間にも及ぶ世に溢れるオペラ作品の中では、2時間未満のかなりコンパクトな作品です。

このペレアスのアリアは優美でたおやかなソプラノのメロディが印象的です。

悲歌(エレジー)Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの晩年に生み出された珠玉の小品。

1915年に作曲された本作は、わずか21小節ながら、豊かな表現力を秘めています。

第一次世界大戦の影響下で創作された悲しみの歌は、静寂の中に深い感情を宿しています。

ゆったりとしたテンポと繊細な和音の移り変わりが、聴く人の心に静かな余韻を残します。

ピアノの音色が織りなす幻想的な世界観は、ドビュッシーならではのもの。

日常から離れて、音楽の中にひたりたい方におすすめの一曲です。

英雄の子守歌Claude Debussy

ドビュッシー/英雄の子守歌/演奏:中井 正子
英雄の子守歌Claude Debussy

フランス近代を代表する大作曲家クロード・ドビュッシーが、第一次世界大戦中のベルギーの英雄を称える楽曲として1914年に作曲した作品。

重厚で悲壮感漂う旋律が印象的です。

ピアノ版とオーケストラ版があり、どちらも深い感動を呼び起こします。

ベルギー国歌の一節も取り入れられた本作は、戦争の悲惨さと平和への祈りが込められています。

静かに、そして力強く響く音の世界に身を委ねれば、きっと心に響くものがあるはずです。

音楽を通じて歴史に触れたい方におすすめの一曲です。

2つのアラベスク 第1番Claude Debussy

心地よい軽やかな美しい旋律が魅力のフランスが誇る印象主義音楽の作曲家クロード・ドビュッシーの楽曲。

2曲で構成される作品で、第1番ホ長調と第2番ト長調からなっています。

CMなどでもおなじみの月の光も有名ですが、テクニック的にはアラベスクのほうが弾きやすいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

音の流れを大切にしながら、強弱たっぷりつけて弾いてみてください。

左右のリズムが異なる部分が難しい場合は、机などでエアー練習するのもオススメですよ!

ベルガマスク組曲 第1曲「プレリュード」Claude Debussy

ドビュッシー/ベルガマスク組曲 1.プレリュード/演奏:金子一朗
ベルガマスク組曲 第1曲「プレリュード」Claude Debussy

印象主義音楽のフランスの作曲家として知られるクロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』第1曲『前奏曲』。

「ピアノの画家」と呼ばれることもあるドビュッシーらしい、絵画を思い起こさせる色彩が豊かな旋律がとても美しい作品です。

何かの始まりを予感させるエモーショナルな楽曲展開は、聴く者を印象派音楽の世界へと引き込みます。

自由なテンポという指示のある作品ということもあって、演奏者それぞれの感性で作品の雰囲気が変わるところも、この曲の興味深いところ。

曲の構成や和声を意識しながらも、それにとらわれすぎず、自分なりの解釈を表現に加えながら演奏できるとよいですね。

前奏曲集 第1巻 第8曲「亜麻色の髪の乙女」Claude Debussy

Debussy. Preludios. Libro I. Preludio nº 8 La fille aux cheveux de lin
前奏曲集 第1巻 第8曲「亜麻色の髪の乙女」Claude Debussy

こちらの曲は、ドビュッシーがルコント・ド・リールの同タイトルの詩につけた未発表の歌曲から編曲された作品といわれています。

ドビュッシーは、ピアノのための前奏曲を24曲作曲しており、それが12曲ずつ2つの曲集におさめられています。

こちらの曲は第1集の8曲目ですが、もっともよく知られた人気の高い曲といえるのではないでしょうか。

詩から作られた曲とあって、情景が目に浮かびそうですよね。

ちなみに亜麻色とは白に近い金髪のことだそうです。

子供の領分 第3曲「人形へのセレナーデ」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが愛娘シュシュのために作曲した、ピアノのための組曲『子供の領分』の第3曲目。

中国の磁器人形をイメージした軽快なスタッカートが特徴的な楽曲です。

この曲のポイントは、まるで人形が優雅に踊っているかのような印象を与える繊細な音色と軽やかなリズム。

五音音階や4度音程の使用など、東洋的な要素も取り入れられており、ドビュッシーの印象主義的なスタイルが随所に感じられるところもおもしろいですよね。

音の透明感を大切にしながら、優雅さと可愛らしさを表現してみましょう。

映像 第1集 第1曲「水の反映」Claude Debussy

2010入賞者記念 小塩 真優/ドビュッシー:映像 第1集より 「水の反映」
映像 第1集 第1曲「水の反映」Claude Debussy

美しく揺らめく水面に反射する光のきらめき……絵画的なイメージを想起させる美しい楽曲ですね。

水をテーマとしたクラシックのピアノ曲としては、直接的な影響を受けたフランツ・リストの『エステ荘の噴水』、そしてモーリス・ラヴェルの『水の戯れ』と並んで有名な曲として知られるクロード・ドビュッシーの『水の反映』。

ピアノ曲集『映像 第1集』として発表された楽曲で、水の動きそのものに着目した世界観が、作者の繊細な感性によって見事に描き出されています。

古典的な作法から外れた自由な作曲方法で知られるドビュッシーの曲ですから、がちがちのクラシック曲は苦手……という方もぜひチェックしてみてください!

『 夢 』 クロード・ドビュッシーClaude Debussy

ドビュッシー: 夢[ナクソス・クラシック・キュレーション #癒し]/Claude Debussy: Reverie
『 夢 』 クロード・ドビュッシーClaude Debussy

こちらもドビュッシーの手掛けた牧歌的な楽曲の一つになります。

滑らかで豊かな音調を持つ点では他の作品と共通していますが、本作はより抑揚に富んでおり、力強いピアノ鍵盤の音色が胸の奥底を強く打ってくるかのようです。

ドビュッシーメドレーClaude Debussy

クラシック音楽 ドビュッシーの聴き心地のよい名曲ピアノ 【作業用】
ドビュッシーメドレーClaude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーによる楽曲がメドレーになっています。

その伝統から外れた音楽性から印象主義音楽と称され、多種多様な音楽に影響を与え多くの名曲を残しています。

ぜひ一度は聴いてほしいメドレーです。